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「齋藤十郎 展」盛会御礼と今後の予定。

木曜日, 4月 25th, 2019
十郎さんとKARLY禅で昼食。

齋藤十郎さんの個展が22日で終了しました。
たくさんのご来店、お問い合わせに心から感謝申し上げます。
ありがとう御座いました。

特に十郎さんがいた二日間は忙しく、お客様の熱気をビシビシ感じました。
十郎さんも励みになったと言ってくださり感無量でした。
重ねて感謝申し上げます。

お近くのKARLY禅さんでは会期前から十郎さんの作品をお店の器として使って頂きました。
十郎さんのカレー皿が使えるのを楽しみにしてくださったお客様がいて嬉しかったですし、
イベントのことをご存知ないお客様でも十郎作品を楽しんでくださった方は多かったと聞いて、
尚嬉しく思いました。

そして十郎さん在店の二日間は画像のように両日ともKARLY禅さんでお昼を食べたのですが、
たくさんの方が器を使っている光景を十郎さんと眺めるのも愉快でした。

こんな企画をノリノリで受けてくださったKARLY禅さん、
そして十郎作品を惜しみなく貸してくださったSMLさんにもあらためまして御礼申し上げます。

イッチンの湯呑とご飯茶碗

今回は初めての個展でしたので、今の仕事をしっかり見せて頂けるようお願いしました。
ブログでご紹介した技法の作品が多く届きましたので、今の仕事ということになるかと思います。

ただ画像のイッチンは今回わずかな点数でしたので即品切れしましたし、
線彫り、デルフト写しなど、今回は並ばなかった作品もいろいろあります。
これからまた増えるだろうとも思います。

また2年後に個展のお約束をしてくださいましたので、
その時はこちらからリクエストや提案をして、十郎さんを刺激したいと思います。
良い働きかけができるよう努めて参ります。

ゴールデンスリップウェア@SML

さて今週末からはこちらのイベントに、古いもので参加させて頂きます。
今度はここで十郎さんとご一緒です。
出品者には当店での扱いもある前野直史さんや仲良くして頂いている作り手さんばかりで、
ご一緒させて頂けることを嬉しく思います。

先ほどSMLディレクターの宇野さんとメッセージでやり取りしていたら、
「売場面積を増やしたのに収まらない」状況だそうです。
きっと皆さん力作を揃えていることでしょうから、質・量ともに凄そうです。
古いものも頑張ってますので一緒に楽しんで頂けましたら幸いです。

当店からはレッドウェア、舩木道忠作品、舩木研兒作品を送りました。
インスタグラムにすべてアップしてあります のでご参考になさってください。

ゴールデンウィークに備えて当店の店内もてんこ盛りにしました。
これからインスタグラムにいろいろ投稿していきますのでご覧頂けましたら幸いです。
尚、10連休中の休業日は1日(水)、2日(木)です。

よろしくお願いいたします。

「齋藤十郎 展」より、いろいろ

土曜日, 4月 20th, 2019
灰釉ボウル3種(径11.5cm高6cm、径13.5cm高6.8cm、径18cm高6.3cm)
上から
焼締めの外側も降りかかった灰の影響で表情が様々です。
飴釉ボウル3種(径11cm高6.5cm、径14cm高6.8cm、径18.5cm高6.5cm)
こちらもバラつきのある色の出方。
飴釉縁合わせ皿6寸、7寸、8寸 ※8寸、完売
(径18.5cm高3.5cm、径21.5cm高4.5cm、径24.5cm高5cm)
置土の跡もリズムのある景色に

十郎さんの作品は模様が印象的で、そのイメージが先行していることと思いますが、
無地や掛分といったシンプルな意匠のものも表情豊かで味わい深く、実に好いです。

作品展に並べてもほとんど反応がないから無地のものを作らなかった時期さえあったそうですが、
本展にはいろいろお送りくださいました。
十郎さんが「それけっこう自信作です」と仰るものもあって見逃せません。

お客様もこちらが促すまでもなく手に取ってご覧くださっていて嬉しい限りです。
簡単なお料理、凝ったお料理、選びませんので安心してお選びください。

灰釉掛分飯碗、飴釉掛分飯碗(ともに径12.5cm高6.5cm) ※飴、完売
飴釉掛分マグカップ3種
(10.5cm×8cm高9cm、11.2cm×8.5cm高8.3cm、11.5cm×9cm高10cm)
灰釉掛分湯呑(径8cm高9cm )、
灰釉掛分マグカップ2種(11.5cm×8.7cm高10cm)※左、ご売約
灰釉掛分ポット、飴釉掛分土瓶
(18cm×11cm高11.5cm、17.5cm×13.5cm高22.8cm)

何てことなさそうに見えてけっこうバランス感覚が問われる掛分はいろいろなパターンがあります。
どれも形に対して気持ちよく収まっていて軽やかです。

ちなみに今日ご紹介している作品はすべてロクロで成形されたものです。
十郎さんは水引きしたあとに削って形を整えることがほぼないそうで、
そのため作品には手跡が強めに残っていたり、ぽてっとした感じものが多くみられます。

十郎さんの作品に感じる「ゆるさ」はここにもあるような気がします。

縁合わせ鉢(径15.8cm高5.5cm)
ズーム

今日ご紹介したものをあらためて並べて見てみると、
下積み時代にしっかり数をこなした作り手が適切な素材を使って形をこしらえ、
薪の窯で焼けばいい無地の器が成り立つことを思わされます。
こうして言葉にすると簡単すぎて申し訳ない気もいたしますが…

そして無地がいい作り手はやはり信用できるなと思います。
模様のあるうつわが活き活きできる土台がある、という証明のように思えるのです。

「齋藤十郎 展」のブログ更新は今日で終わりますが、会期は22日(月)までです。
作品展ならではのスケールで、いいものたくさん並んでいます。
お時間ございましたらぜひお出かけください。

お問い合わせもCONTACTページより、 遠慮なくお寄せください。
よろしくお願いいたします。

「齋藤十郎 展」より、スリップウェア

金曜日, 4月 19th, 2019
一本線の文様いろいろ  ※下左、ご売約
三本線の文様いろいろ  ※下左、下右、ご売約

スリップウェアは十郎さんの作陶において中心的な存在で、長く続けている仕事です。
メディアへの露出も多くご存知の方も多いことと思います。

技法についてはでググれば詳しい解説が見つかるでしょうからここでは割愛します。
ただ十郎さんが使っている道具にはぜひご注目頂きたく、ご紹介いたします。

一本線の文様を描くイメージ
三本線の文様を描くイメージ

文様は画像のような自作の道具を使って描かれます。
カレー粉の缶に穴をあけ、そこにエアコンの部品として使われている管を挿した、
ざっくりした道具です。

文様を思い通りに描きたい人はスポイトのような調整が簡単できるものを用いるのですが、
十郎さんはきれいに描けないように、あえて流れる化粧土のコントロールが難しい道具を作り、
使われています。

文様に自然な揺らぎやズレがあってどこか不完全だけど、そこに親しみや愛着を感じる、
というお客様の声は実によく耳にします。

それらを作る道具がこういう単純な仕組みで、こんな姿なのは微笑ましいと同時に、
どこか説得力さえ漂います。

スリップウェア楕円皿
スリップウェア7寸皿 ※ご売約御礼

2本線で文様を描くときは3本線用の道具の管を一つ塞いで、2本から出るようにするそうです。
これまた単純な仕組みです。

十郎さんは文様について、自分じゃなくてもできるようなものでいい、と話してくれました。
実際こうして道具を見せて頂くと、解説を聞かなくても直感的に分かるほどです。
いずれ人を何人か雇って一緒に仕事をしたいと考えているそうです。
すでにかつての窯元や製陶所のような量産が可能なポテンシャルを感じ、ワクワクしました。

横縞いろいろ
縦縞いろいろ
ちょいと引っ掻いたお皿2種。
かなり引っ掻いたサンマ皿
サンマ皿にズーム
使い古した茶筅を分解して貼っただけ、という簡単な道具で引っ掻いてます。

黄×黒は様々な文様がありますが、白×黒はシンプルな縞模様とか
縞に画像のような道具で引っ掻いてアクセントをつけたものが多く、
全体的にすっきりした印象です。

ただやはり、どこかしら「ゆるさ」を感じます。
形かなと思いましたが、シャキッとした形でもどこかユルい。
何はともあれ、十郎さんの作品に一貫している空気感だなぁと思います。

スリップウェア9寸皿

早いもので「齋藤十郎 展」、残すところあと3日となりました。
昨日からお問い合わせが急に増え、お返事にお時間を頂戴しています。
誠に恐れ入ります。

ご希望のお品物がバッティングしている場合、特にお時間を頂くことが御座います。
ご了承頂けますようお願い申し上げます。

まだまだ良いものたくさん並んでいます。
期待してご来店ください。

「齋藤十郎 展」より、象嵌

木曜日, 4月 18th, 2019
象嵌6寸皿(径18.5cm高3cm)
象嵌角小皿(10.5cm×9.5cm高2.8cm) ※上段中、下段右、ご売約済み
象嵌正方鉢(17.5cm×17.5cm高4.5cm) ※下段中・左、ご売約済み
象嵌楕円皿 小 (24.5cm×15.8cm高2.8cm)
象嵌楕円皿 大 (28cm×18.3cm高3.5cm)
楕円皿 小 と 大 を重ねて。わずかな差ですが使い勝手はけっこう違います。

象嵌も十郎さんがここ数年熱心に取り組んでいる仕事です。
本展にもたくさん届きました。

焼成と冷却の際の収縮率が違う土を組み合わせるため、
象嵌の作品は土の境目にひび割れが起きることがよくあります。
ただ本展に並んだ品々にはそういった箇所がほとんど見当たらないし歪みもなく、
きれいに焼きあがっています。

いろいろ試してきてだいぶ完成度が上がった、と十郎さんは仰っていました。
お好きな方には本展に並んだ品々を強くお薦めいたします。


大きな輪は磁器製の碍子で
小さな輪は細い竹の棒で

象嵌の模様も極めて単純な仕掛けです。
画像のように磁器製の碍子や細い竹をスタンプにして押し付けて土をへこませて、
その凹みを白土で埋める、といった感じです。

「碍子はわずかに歪んだ丸になってて、それがいいんです。完全な丸はつまらないです。」
と十郎さんは話してくれました。
連続して押しても機械的、無機質な模様に感じないのは土や釉の調子が表情豊かなのと、
模様の細工にこういった道具を選択していることも大いに影響しているようです。

象嵌角平皿 その1(26.5cm×22.5cm高3.7cm)
象嵌角平皿 その2
象嵌角平皿 その3 ※ご売約御礼

「齋藤十郎 展」、会期は半分を終えました。
たくさんのご来店にあらためまして感謝申し上げます。
ありがとう御座います。

通販希望のご連絡も数件頂戴し、たいへん嬉しく思います。
重ねて感謝申し上げます。

作品はけっこう減りましたのでご期待に添えないお客様もいらっしゃいますが、
象嵌の作品は入荷が多かったので比較的ご希望どおりの対応ができています。
目に留まったものが御座いましたら諦めずに、どうぞお問い合わせください。

よろしくお願いいたします。

「齋藤十郎 展」より、追加の品々

水曜日, 4月 17th, 2019

昨日の夕方に十郎さんから追加の品々が届きました。
二日間の在店を終えお疲れのところ、帰宅してすぐに手配してくださったようです。
ありがとう御座います。

オーバル切立鉢いろいろ
上から

オーバルの鉢は本展に来るだろうと思っていたのですが、来ませんでした。
期待していたお客様も何名かいらっしゃり、そんな声を受けてお送りくださいました。
指描きは豆、4寸、5寸、6寸、灰釉は4寸、5寸、6寸が並びました。
ぜひ店頭でご確認ください。

ポット2種 ※左、ご売約

ポットは好評で勢いよく旅立ったため、SNSの画像を見て目を付けていたものがない!
というお客様がいらっしゃいました。
そのお客様のお目当てのものと、売り場が寂しくなっていたことにお気付きだったようで、
この2点を追加してくださいました。

醤油さし3種 ※飴、点々、ご売約

醤油さしは十郎さんも「これだけは自信があります!」と仰るほどで、
実際我が家でも使っていますがキレが良くて伝い漏れをしない、かなりの優れものです。
たいへん好評で三日目の開店早々に完売となっていましたが、こちらの3点が届きました。
早い者勝ちです。

以上、追加での到着品をざっくりですがご紹介させて頂きました。

通販をご希望のお客様への対応は昨日から開始しております。
ただしオーバルの切立鉢だけは今回が十郎作品の扱いを始めてから初めての入荷につき、
会期終了まで店頭販売のみとさせて頂きます。
ややこしくて恐れ入りますが、何卒宜しくお願い致します。

明日から会期は後半戦です。
まだまだたくさんの作品を並べてお待ちしております。
よろしくお願いいたします。