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「森山窯 展」、終了しました。

金曜日, 7月 7th, 2017


梅とフキは奥様のお手製。

今回の「森山窯 展」もたくさんのお客様がご来店くださいました。
特に森山さんご夫妻が在店してくださった初日と二日目は途切れることなくお客様がお見えになり、
なかなか経験できない忙しさでした。

そんな状況のせいにしてはいけないのですが…ほとんどお話しできなかったお客様や、
お帰りの際にご挨拶ができなかったお客様が初日と二日目はかなりいらっしゃったことと思います。
この場を借りましてお詫びと、心からの感謝申し上げます。
誠にありがとう御座いました。


お食事会開始5分前。谷屋さんの大皿・大鉢使いは見事でした。

お食事会は宣言どおり、お二人を囲んで美味しいお料理とお酒を頂く、それだけの会でした。
ただありがたいことに直前に森山さんや近所のお客様から大きめの器をお借りすることができて、
そこに美味しく美しい料理を谷屋さんが盛り付けてくださり、会場は華やかになりました。

そして参加者の方々はやはり森山窯愛に溢れていました。
おかげさまで和やかで愉しくて濃ゆい、素晴らしい時間を持つことができました。

お二人の馴れ初めの話をさくっと聞くお客様、ちょっと恥ずかしそうに話すお二人の姿など、
忘れられません。


直径46cmの大皿に刺し盛り。これには皆さん大いに盛り上がりこの状態で記念撮影タイム。

「しっかり使ってもらえる道具であることがまず大事です。
使いよい道具でありながら、なおかつ美しいと思ってもらえたり、
見ていてホッとするようなものができんかなぁと思って作ってます。」

もう16・7年ほど前になりますが、心掛けていることを聞くとこのように答えてくださいました。
今回のお食事会の時もお客様に聞かれて、ほぼ同じことを仰っていました。

森山窯の陶器にまさにそういった誠実さ、美しさ、安心感を感じる、
という方は多いのではないでしょうか。

また森山さんが作っているものは素材こそ若干の変更を余儀なくされ変わったけれど、
かたちや大きさはほぼ変わっていない、というものがかなり多いです。
ほぼ変わっていないものがずっと支持されているというのは何気ないようでたいへんな事実です。

森山さんなりに道具としての在り方をしっかり意識し続けてきた結果でしょうし、
美しくしてくれる素材を意識し、火に委ね、積み重ねてきた結果でもあるのだと思います。

「焼けてかたまれ火の願ひ」「美が追っかけてくる」なんて言葉が思い出されます。


2017年5月19日、森山窯にて

今回もかなりたくさんご用意頂いたのですが品切れが多くなったため、
常設でもう一度ご紹介したいものや、お客様からリクエストが多かったものは注文しました。

会期終了後にお電話したらもうせっせとお仕事を始められていましたが、
個展を終えたばかりですから当店への入荷はある程度時間が経ってからになるかと思います。
気長にお待ちくださいませ。

ご来店くださったお客様、お問い合わせくださったお客様、来たかったけど来れなかったお客様、
あらためまして感謝申し上げます。
ありがとう御座いました。

森山さんからも皆さまへの感謝の気持ちをお伝え頂きましたことを最後に記します。

「森山窯 展」から、大きいものいろいろ

土曜日, 7月 1st, 2017


特大扁壷呉須(高30.5cm)


特大扁壷瑠璃(高32.5cm)


特大扁壷瑠璃の口辺にズーム


扁壷呉須(高21cm)


扁壷呉須にズーム

本日は大きめの作品をいくつかご紹介いたします。
花器は特に大きいのが届きました。

画像がなくて恐れ入りますが、
呉須には南天、瑠璃にはスモークツリーを入れていたところ、お客様にたいへん好評でした。

分厚い作りと型物ならではのカクカクした形はユニークで、
何も入れずに置いてあるだけでも場の空気に作用してくるほど、独特の存在感です。

この画像ではいまいち伝わりませんが…瑠璃の扁壷の内側にはゾクゾクしました。
呉須の扁壷の口辺もなかなかえらいことになってます。
大物ならではの、思わぬところにすごい景色、も見逃せません。


9寸深鉢白流し その1(径28cm高6.5cm)


ズーム


ズーム


9寸深鉢白流し その2(径28cm高6.5cm)


ズーム


ズーム


側面。その1もその2もこのようになっています。

この白流しの大鉢は昔の森山さんの作をお見せして復刻してもらったものです。
同じ窯からですが、色の出方の違う2点が並びました。

どちらもそれぞれに美しく、見どころがあります。
皿立てに飾っても絵になりますし、大鉢として使える範囲内の大きさかと思います。

素材感は旧作と違いますが、大きさや厚みはほぼ同じに作ってくださいました。
持ってみると見た目の印象より軽い、と皆さんが仰るのも旧作と似ています。


特大共手土瓶(高26.8cm)

今日ご紹介した大物、すべてここ最近の作です。

ご夫婦とも「力が衰えた」「目が悪くなった」と時々ぼやくように仰います。
実際そうなのでしょうけど、こういうのを見ていると、いやいやまだまだ、と思わされますし、
何よりお二人の「つくる喜び」は衰えていないことを確認できるようで嬉しくなります。

さて今回の「森山窯 展」、ブログの更新は本日で最後になります。
instagramは明日も更新いたしますので是非ご覧ください。
ブログに載せていないものをいろいろご紹介しております。

お問い合わせがここ数日で急に増えました。
誠にありがとう御座います。
目に留まるものが御座いましたらお気軽にご連絡ください。

残りあと2日、ご来店もお問い合わせもお待ちしております。
どうぞよろしくお願いいたします。

「森山窯 展」から、糠釉・藁灰釉

金曜日, 6月 30th, 2017


楕円皿線紋(32.5cm×14cm高3cm)


押紋鉢8寸 ※2点ともご売約済み


押紋鉢8寸 ※2点ともご売約済み

糠釉は様々な表情のものが並びました。
冬の窯焚きと春になってからの窯焚きで焼成したものがあるのですが、
その二回では掛けた釉薬の厚さが違っていたそうで、表情に差が出たとのことです。

押紋鉢はどれも釉が暴れたような、動きのある表情になりました。
入荷が少なく、こうしてご紹介しているもののすべて売約済みとなっており誠に恐れ入ります。

糠釉の押紋鉢は特殊な仕事ではありませんからこれからも作られるでしょうし、
当店でもまたご紹介の機会があるかと思います。
ご期待くださいませ。


ポット(18cm×10cm高16cm) ※ご売約御礼


紅茶碗皿(ソーサー径15.5cm、全体の高さ7.5cm)、珈琲碗皿(ソーサー径14.5cm、全体の高さ8cm)


筒描マグカップ ※完売御礼、特大湯呑み藁灰釉(径8.5cm高8.5cm)、フリーカップ ※完売御礼

カップやポット、一番最初の画像の楕円皿線紋は押紋鉢と比べると落ち着いています。
ですが色むらや焦げたような荒い表情がところどころ見られ、静か過ぎることはありません。
森山さんもちょうどいい感じだと仰っていました。

上の画像の真ん中、特大湯呑みは藁灰釉です。
糠釉と似た印象ですが糠釉よりも白っぽくなります。
あまり使われない釉薬で今回並べられたのはこの湯呑と下の大きな蓋物だけでした。


特大蓋物藁灰釉

こちらの蓋物は2年前の作品展でもご紹介しました。
その時は森山さんの工房のテーブルに置いてあるものの復刻版として作って頂きました。

あの後、数回この蓋物の注文があったようで何度か作られたそうです。
ひとつ在庫をお持ちだったので今回も並べさせて頂きました。

2年前にお求めくださったお客様が
「あの工房と自宅に繋がりを感じられる気がして嬉しい!」
と話してくれました。

森山窯愛に溢れたお言葉で嬉しく思いました。
今回もお好きな方にお渡しできましたら幸いです。

会期は残すところあと3日となりました。
さすがに数が減りましたので店内には硝子、漆器、布、編組品も並べました。

とはいえ売場の半分以上は森山窯の器ですし、
窯元を訪ねてもこれだけの種類はなかなか見れないだろうと思うほどの量、並んでおります。

2度目、3度目のご来店も新たな発見があっていいかと思います。
ご来店をお待ちしております。

「森山窯 展」から、鉄絵

木曜日, 6月 29th, 2017

以前は窯を訪ねると鉄絵のうつわをよく目にしました。
マグカップ、ご飯茶碗、片口などが特に多かったでしょうか。
ただここ数年は見かける数が少なかったように思います。

森山さんはご自分の気分で製作するのではなく注文への対応を軸に製作されるので、
お店からの鉄絵の注文がこのところ少なかった、ということだったのかもしれません。
思い返せば当店もここ最近は注文はしておらず、あれば仕入れる、といった感じでした。

何はともあれ、いぶし銀の森山窯の仕事として鉄絵の品々をいま一度しっかりお見せしたいと思い、
本展に向けてご用意頂けるようお願いしていました。

決して多くはありませんが、どれもいい感じの上がりで届きました。
喜んで並べています。


切立湯呑(完売御礼)、そば猪口(径9cm高6.5cm)、フリーカップ(径9cm高9cm)


反対側


ご飯茶碗(小:径10.5cm高5.5cm、中:径11.5cm高6.5cm、大径13.8cm高7cm)


反対側


ミニピッチャー(左から高10.3cm、12.5cm)


反対側

4つ前の記事でご紹介した平皿は黒で描かれていますが、
ご紹介したものや3つ前の記事の徳利とぐい呑みなど、立体は二面で色ちがいです。
どちらかが表、ということはないそうです。

ちなみにこの鉄絵、使い過ぎてL字にひん曲がっている、妙な形の筆で描いているのだそうです。
でももうその筆で描くことに慣れていているから新しい筆に変える気はない、とのことでした。
新しい筆に変わって絵の感じも変わってしまってはつまらないので、そう聞いて安心しました。

今度訪ねた時にその筆をしっかり確認したいと思います。


平皿6寸鉄絵にズーム。

残りの会期は4日となりました。

欲しかったものが何点か売れてしまって残念な気持ちはもちろんありますが、
いいなぁと思うものはまだまだあります。
むしろ狙っていたものが減って、決めやすくなったなぁなんて思いながら眺めています。

これからご来店になられても目に留まるものはあるでしょうし、
お客様が少なくなってきたからゆっくり見て、落ち着いて検討できる、
という意味でもこれからの会期後半はお薦めです。

最初の物量はありませんが、十分です。
ご来店を心よりお待ちしております。

「森山窯 展」から、白釉

火曜日, 6月 27th, 2017


白釉のうつわいろいろ。

白釉の作品は小さなものから大きなものまでバリエーション豊富に揃えてくださいました。
「こんなにいろいろあるんですね。」とか「これは初めて見ました。」というお声が聞こえ、
とても嬉しく思っています。

森山さんの奥様が「今回の白釉はきれいに焼けてますね。」と言って満足そうでした。
使いやすいサイズのものが揃っていることもあり、お客様も実によく手に取ってくださいます。

先日の「民藝と暮らす」にも今回並べているものと同じ窯から出た白釉の品々を持っていきました。
早々に旅立っていき、美味しそうな野菜や果物がすぐに売り切れるかのようで見ていて爽快でした。


長平皿(13cm×11cm高2cm、20.5cm×15.5cm高2cm、30.5cm×18.5cm高2.5cm) ※大、完売御礼。


楕円深鉢(21.5cm×14cm高3.5cm、28cm×18.5cm高4.5cm)


長角鉢 小(13cm×11cm高2.5cm)、角鉢5寸(15cm×14.5cm高4cm) ※角鉢5寸、完売御礼。


面取高台付鉢(径13.5cm高6cm) ※完売御礼。


土瓶(16.5cm×11.5cm高14cm※蔓含まず)、汲み出し湯呑(径9cm高6cm)


抹茶碗鎬(径13.5cm高7.8cm)

「森山窯 展」、前半を終えました。
あらためまして、たくさんのお客様にご来店頂きましたこと、感謝申し上げます。
ありがとう御座います。

作品はさすがに減りましたが、ふだん使いの器を中心にまだまだたくさん並んでおります。
どうぞご来店ください。

尚、会期中ですが明日はお休みを頂きます。
お間違えのないようお気を付けくださいませ。


楕円鉢特大(39.5cm×21.5cm高5cm)にローストビーフ。

スケボーかと思う大きさのこちら、谷屋さんがうまく使ってくれました。
さすが!