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「松崎修 展」閉会御礼と9日からの常設について

日曜日, 12月 4th, 2016

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朱漆丸盆(径36.8cm高3.8cm)

本日で「松崎修 展」は終了いたしました。
会期中はたくさんのご来店を賜りまして、誠にありがとう御座いました。
はるばる栃木から強行スケジュールで来てくれた修さんにも感謝です。

まだ扱い始めて1年ほどですし、これまでにご紹介してきた品数も決して多くはなかったので、
修さんの作品を本展ではじめてご覧になられたというお客様がたくさんおられたことと思います。

ご紹介した品々は修さんが今、試行錯誤しながら全力で取り組んでいる仕事に違いありません。
ただ正直なところ、もっと仕事に幅があるのでそれをお見せしたかった、という思いが残りました。

修さんの作品は今後の常設でもしっかりご紹介を続けて参ります。
そして2年後か3年後の個展の時はその辺の準備を整えて迎えられるように意識しようと話しました。
これからの常設にも、気が早いですが次の個展にも、どうぞご期待ください。

尚、9日からの常設に修さんの作品は棚ひとつ分並べます。
会期中にご来店が叶わなかったお客様はぜひそちらをご覧ください。

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展示替え済みの一角。

9日からはしばらく常設展示が続きます。
先日の長期休業中に仕入れたものを中心に並べるのですが、
いつもと違った雰囲気の店内になりそうで楽しみです。

HPE、島岡桂さん、瀬戸本業窯、仁城逸景さん、佃眞吾さん、上江洲茂雄さん、照屋佳信さん、

上記の作り手さんの品々と古いもの、注連縄(お正月飾り)が並びます。

陳列で使っている文机を見て「これを売ってほしい」と言われることが度々ありました。
10月の長旅で感じのいいのが手に入りましたので陳列に使ってきた文机もあわせて売り物として並べます。
こんな機会は次がいつになるか分かりませんのでご興味ございましたら是非ご来店ください。

それから一日遅れて10日には安部太一さんのうつわが並びます。
例によって少ない数の入荷ですので店頭販売のみ、通販対応はいたしませんのでご了承くださいませ。

新着品は明日以降もブログでいくつかご案内できればと思っています。
ただあまり時間的余裕がありませんので、やんわりご期待頂ければと思います。

2016年も残すところあと一ヵ月となりました。
最後までしっかり走り切るつもりです。

どうぞよろしくお願いいたします。

「松崎修 展」から、朱漆

土曜日, 12月 3rd, 2016

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朱漆丸皿3種(左から径10cm高1.8cm、径12.8cm高2.5cm、径13.6cm高2.5cm)

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ワイングラスとセットに。

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朱漆三角皿(16.8cm×16cm高1.6cm)、朱漆丸皿(径16cm高2.5cm)

朱漆のうつわはひとつだけでも華やかですし、
様々なのものと並べられればそこにパッと明るさを運んでくれます。

「なんか元気がもらえるような気がします。」と仰るお客様がおられました。
分かる気がします。
朱漆ならではの魅力・働きを感じます。

おめでたいイメージをお持ちのお客様もたくさんおられました。
分かる気がします。
お祝いの席やお正月にはピッタリ、これからの季節は特に重宝することと思います。

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朱漆丸鉢その1(径19.5cm高5.8cm)

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ズーム

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朱漆丸鉢その2(径21.8cm高4.8cm)

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横から

「その1」はごく普通のボウルの形状をしていますがカーブの感じや肉付き、
表面の質感もとても好みで手に持ったとき「お!これいい!」と思わず独り言が出ました。
ごく普通のものだからこそ、ここまで好条件が重なると当たりを引いたようで嬉しくなります。

「その2」は画像の上と下2か所に突起のある少し変わったかたちをしています。
このかたちを意識して目指したわけではなく、
思うがままに木を刳っていたらなんとなくこうなったのだそうです。

もの作りではこういう偶然が新作に繋がり、定番品になるということさえあります。
これを出発点に新しい作品が生まれるかもしれません。

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朱漆すみ丸盆(23cm×10cm高4.2cm)

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ぐい呑みの運び盆に見立てて。

修さんは在店中にお客様から何度も「これはどうやって使うものですか?」と聞かれ、
毎回「使えると思ったら何にでも使ってください。」と答えていました。

たしかに修さんの作品には何通りかの使い方ができるものが多いです。
画像の「朱漆すみ丸盆」は料理を盛っても運び盆にしても、薬味や調味料を置いても良さそうです。

頻繁に使うことが良いメンテナンスになりますので、用途を限定せずにいろいろお使いください。

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朱漆いろいろ

「松崎修 展」、いよいよ明日が最終日です。

特徴的な造形と質感ゆえに画像でも作品の雰囲気がすこしはお伝えできているかもしれません。
ただはやり、実物を手に取って頂ければそれに越したことはありません。

まとまった数が並ぶこの機会に重さや色の奥行き、もこもこ感をお確かめ頂けたらと思います。

明日も11時から19時まで営業いたします。
どうぞお出かけください。

「松崎修 展」から、黒漆

金曜日, 12月 2nd, 2016

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黒漆丸皿×錫(径13.5cm高2.5cm)、黒漆丸鉢×錫(径19.7cm高4.5cm)

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縁にズーム

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自然光でズーム

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塗分四方皿(14cm×14cm高1.5cm)

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ズーム

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自然光でズーム

黒漆は錫粉を蒔いた作品がいくつか届きました。
新品の段階では上に塗った拭漆が影響して黄色味が強まるため金色っぽく見えますが、
使い込んでいくと拭漆の透明度が増して錫本来の銀色に近づいていくのだそうです。

当店の照明だと黄色味が強まり過ぎるので自然光でも写しました。
そちらの色味もご参考になさってください。
照明よりもはるかに銀色に見えます。

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谷屋さんにて。

近くの料理屋、谷屋さんではこの錫粉を縁に施した黒漆長皿を使ってくれています。
静かに料理を引き立てていました。

錫が蒔かれた部分の様子がどう変わっていくのか、しっかり観察させてもらおうと思います。

ちなみにこの錫粉が蒔かれた作品も他の作品と同様、市販の食器用洗剤で洗っても大丈夫ですし、
特に注意するべきこともありません。気楽にお使い頂けたらと思います。

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片口とぐい呑みいろいろ

片口とぐい呑みはたくさんの方が手に取ってご覧くださいます。
沸騰したお湯を入れてしまうと傷む可能性がありますが、そこまでの高温でなければ大丈夫です。

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黒漆×錫すみ丸盆(左から17cm×16.6cm高1.7cm、16.6cm×16.6cm高2.2cm)

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黒漆すみ丸盆(19.5cm×19.2cm高1.7cm)

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パウンドケーキをのせて。

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湯町窯のぐい呑みと徳利をのせて。

こちらはお盆ですがお皿として使うつもりでお求めになられる方が多いようです。
商品名としてお盆と名がついていますが、まさにどちらでもお使い頂ける形・大きさです。
その時々で使い分けて頂けたらと思います。

明日、朱漆の器をいくつかご紹介してブログの更新は終わります。
何か目に留まったものが御座いましたらどうぞお気軽にお問い合わせください。

ご来店も心からお待ちしております。

「松崎修 展」から、拭漆

木曜日, 12月 1st, 2016

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栗塗分すみ入盆(25.8cm×19.4cm高3.8cm)

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欅塗分楕円盆(29cm×12cm高3.3cm)

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栗塗分楕円盆(45cm×21.8cm高4.4cm)

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欅塗分すみ丸盛器(39.4cm×30.5cm高5.8cm)

修さんは美しい杢目が出てきたら黒や朱を塗らずに拭漆をして作品に生かします。
素材に元々あった美しさをそのまま作品の一部にできるのは修さんの作品の強みであり、
使う側にとっても醍醐味と言っていいかもしれません。

ただ杢目を気に入って作品を選んでくださったお客様が帰られた時、
「杢目がきれいで拭漆にしたのだから杢目を褒めてもらえるのは嬉しいことだけど、
そこばかり褒められて形についてのリアクションがないと、ああ、また負けたと思います。」
と修さんは話してくれました。

木が持つ魅力は作品の力になってくれることもあれば、厳しく現実を突きつけてくることもあるようです。
でもずっと向き合っていく素材がそうやって仕事を両面から励ましてくれるのはありがたい事かもしれません。

何はともあれ、杢目に負けたと悔しがっている修さんにそりゃしょうがないよと思いつつ、
そうでなくちゃ!と自分も励まさ、背筋が伸びました。

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栗拭漆十六角盛器(49.5cm×49cm高5.5cm)

「松崎修 展」、残すところあと3日となりました。
初日に比べたら少なくなりましたが、まだまだ見応え充分、しっかり並んでいます。
終盤だからと肩を落とさずにご来店ください。

尚、会期中ではありますが石飛勝久さん・勲さんの白磁や安土忠久さんの硝子なども並びました。
修さんの仕事との相性がとてもいいです。取り合わせてご覧になってみてください。

よろしくお願いいたします。

「松崎修 展」から、朱×黒

火曜日, 11月 29th, 2016

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塗分すみ丸盛器(19.5cm×19cm高4.5cm)

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塗分丸盆(径19.5cm高3cm)

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石飛勝久さんの徳利と石飛勲さんのぐい呑みを。

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塗分盛器(20.2cm×15.5cm高4.7cm)

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塗分隅切盛器(32cm×18cm高4.5cm)

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塗分丸盛器(径36cm高6.5cm)

今回は朱漆と黒漆の組み合わせのものをご紹介いたします。

内側が朱漆だと中に入れたものを引き立てつつ、全体を明るい印象にしてくれます。
でもどこか引き締まって見えるのは縁の黒が効いているからでしょうか。

松崎さんの作品はお盆と名付けられていてもお皿として使いたくなるものや、
反対にお盆として使えそうなお皿があります。
何かを飾るときに台として好ましいこともあります。
お客様の見立てでいろいろな楽しみ方をして頂ければと思います。

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塗分四方盆(17.5cm×17.2cm高3cm)

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塗分四方盆にズーム

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塗分丸盆(径20cm高3cm)

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塗分四稜盛器(32cm×23.5cm高4.5cm)

黒の面積が広いとぐっと静かな印象になります。
お料理でもお花でも何でも、上に置いたものもがしっかり目に入ってきます。

全体を明るく見せる朱、ものを引き立てる黒、といった感じです。

ちなみに松崎さんの作品はすべて朱漆の下には黒漆、黒漆の下には朱漆が塗られています。
使い込んでくとそれぞれ反対の色が見えてくる、という構造です。
こういう塗分のものがこれから先どういう表情になっていくのか、とても楽しみです。

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塗分丸箱(径17cm高12.5cm)

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ズーム

会期中ですが明日はお休みを頂きます。
お間違いのないようお気を付けくださいませ。

尚、明日からお問い合わせからのご購入をご希望されているお客様へのご案内を開始いたします。
お悩み中のものがあるお客様、お値段が気になるというお客様、お気軽にご質問ください。

どうぞよろしくお願いいたします。