平山元康さんの新着
金曜日, 7月 4th, 2014平山さんからは先日訪ねた際に灰釉の品をたくさん取らせて頂きました。
調子が良くどれもきれいな仕上がりです。
一番最初に紹介した灰釉湯呑は2点、ポット・土瓶は幕掛土瓶が2点、他は各1点、
その他はある程度まとまった数で入荷しました。
形も上がりも冴えていて、何も言うことはありません。問題なくオススメです。
ご検討頂ければ幸いです。
平山さんからは先日訪ねた際に灰釉の品をたくさん取らせて頂きました。
調子が良くどれもきれいな仕上がりです。
一番最初に紹介した灰釉湯呑は2点、ポット・土瓶は幕掛土瓶が2点、他は各1点、
その他はある程度まとまった数で入荷しました。
形も上がりも冴えていて、何も言うことはありません。問題なくオススメです。
ご検討頂ければ幸いです。
昨日で「平山元康 展」は終了いたしました。
たくさんのご来店とお問い合わせに、心から御礼申し上げます。
丹窓窯の窯主だった市野茂良さんは一昨年、お亡くなりになられましたが、
型の仕事やスリップウェアの模様は奥様の茂子さんがされていたこともあり、
今でも茂子さんが丹窓窯を続けられています。
今回の個展では平山さんの奥様も「まんじゅう皿」の制作に参加しました。
そのまんじゅう皿が並ぶテーブルを、師匠の奥様が贈ってくださった花が
会期中ずっと見守ってくれているようで、なんともいえない光景でした。
この場を借りて、あらためて御礼申し上げます。
まんじゅう皿に平山さんが持ってきてくれたおかき、そば猪口に番茶
個展のお品物ですが、17日まで当店でお預かりいたします。
それまでの間はお問い合わせに喜んでお応えいたします。
CONTACTページより、どしどしお寄せください。
この個展を控え、春以降、平山さんからの仕入れをしなかったのと、
なにより今回送って頂いた品々が素晴らしかったので、常設に多めに残します。
会期中のご来店が叶わなかったお客様、まだまだ良いのがたくさんあります。
常設の品々をぜひご覧になられてください。
これからの平山さんもしっかり追いかけていきます。
次は2年後の予定です。どうぞご期待ください。
筒描きのされた器も最近よく見るようになりました。
やりようによっては少しうるさくなってしまいそうな筒描も、
平山さんの器には静かに落とし込まれています。
「窯の調子が上がってきてます。」と平山さんが話してくれたとおり、
今回出品してくださったものは、どれもきれいな仕上がりです。
なかでも灰釉の品々は多くのお客様の目を引いているように思います。
そうは言っても、飴釉の筒描皿も素晴らしい上がりです。
6寸と9寸には白化粧をしてから黒土で筒描きを、
7寸は黒化粧をしてから白土で筒描きがされています。
同じ飴釉でも表情が違うのは下地によるものです。
ご本人はどちらも良い仕上がりで、とても満足そうでした。
拙宅での、携帯で撮影した画像にて恐れ入ります。
当たり前ですが、何かを盛ったとき、より良いです。
皆さまの暮らしの中でもこうして楽しんで頂ければ嬉しく思います。
さて、「平山元康 展」は残すところ、あと3日となりました。
ブログの更新は今日で終わりますが、ここでご紹介できなかったものを中心に、
終了直前までインスタグラムへの投稿を続けます。お付き合い頂ければ幸いです。
本日からお問い合わせを頂戴していたお客様に、順次ご案内させて頂いております。
ブログに何か気になるものが御座いましたら、またこれから投稿するインスタグラムの
画像に目に留まるものが御座いましたら、お気軽にお声がけ頂ければと思います。
どうぞ宜しくお願いします。
届いた品々を開ける前に出品リストを見て、大ものの多さに驚きました。
店内に並べられる許容範囲ぎりぎりでしたが、うつわと一緒にこれだけの数の
大ものが並べられたことで、店内が平山さんの今で埋め尽くされました。
開梱しながら唸りました。どれも自信を持って送ってくださったことと思います。
いくつかご紹介させて頂きます。
大ものは窯の中で場所を取るし、そう簡単にお求め頂けるものではありません。
ただ平山さんはそれを承知の上で、毎回かならず大ものを窯に入れます。
大皿の数を減らして、空いた場所に需要の多い6~8寸ほどのお皿を置けばいいのに、
なんて単純に考えてしまいますが、大ものを焼く場所を確保し続けているのは、
今の自分の技術・力量を確認して、維持・成長させる意味合いもある、と平山さんは
話してくれました。
平山さんの作陶への姿勢が伝わってくるお話でした。
こういう大ものも、是非じっくりとご覧になられてください。
薪窯の仕事の醍醐味をより一層、お感じ頂けることと思います。
この手の品々はここ最近、多く見かけるようになりました。
修業時代から丹波で作陶をしている平山さんですが、丹波の陶器から学んだり、
倣ったりすることは、決してその土地の陶工だからという義務や成り行きからではなく、
興味があるから、という話をしてくれたことがありました。
泥描きは昔から丹波にある技法です。
平山さんの興味の対象ではあったものの、取りかかれたのは2年ほど前からだそうです。
焼締胴しぼりぐい呑(径6.5cm、高6cm)、泥打ち徳利 ※売り切れました
焼締泥流し土瓶 (高12cm 胴体のみ、取っ手は含みません)
焼締泥描き土瓶 (高14cm 胴体のみ、取っ手は含みません)
「薪の仕事は先に進むのに時間がかかるものなんですよ。」と平山さんは仰います。
年に3回が限度の窯焚き、たくさん作りたくても、作れる数は決まっています。
それでも覚悟を持って、時には注文を断ってでも、仕事を前に進めるための挑戦を
続けてこられました。またこれからも続けていくに違いありません。
今日ご紹介している仕事は、そんな平山さんの現在進行形の新たな取り組みです。
この大皿の出来は、この手の仕事を続けるにあたって光が見えたように思えて、
大きな励みになったそうです。
興味から始まったこの仕事も他の仕事と同じように、ただ単に丹波の古作を
なぞったものではなく、平山さんらしさが滲み出たものになっていると思います。
続けている仕事と新しく取り組んでいる仕事、どちらもどうぞご注目ください。