Posts Tagged ‘古いもの’

舩木研兒作品、舩木窯工房作品

火曜日, 5月 26th, 2020

先日もお伝えしたとおり、中止になってしまった毎年のイベント「民藝と暮らす」に
今年は古民藝とされるものや、民藝運動に共鳴した作家・窯元のものを並べる予定でした。

先日ご紹介した 木彫りの恵比寿・大黒像 以外にもいろいろ集めていたのですが、
舩木研兒さんの作品、舩木窯の工房作品は地の利もあってけっこうまとまった数で揃い、
ワンコーナー設けようと思うほどでした。
ここにご紹介させて頂きます。
(※これまでにご紹介したものも重複しますが掲載いたします。)
 

FG06(23.5cm×19.5cm 高3cm)
ズーム
横から

 ≪FG06≫
  舩木研兒
  耳付絵皿
  ※ご売約御礼
 

FG07(径21.5cm 高3.5cm)
ズーム
横から

 ≪FG07≫
  舩木窯
  赤絵輪線皿
  ※ご売約御礼
 

左からFG08,FG09(2点とも20cm×18cm 高3cm)
FG08にズーム
FG09にズーム
縁の模様にズーム
2枚を重ねて

 ≪FG08≫
  舩木窯
  スリップウェア六角皿 その1
  ※ご売約御礼
 
 ≪FG09≫
  舩木窯
  スリップウェア六角皿 その2
  ※ご売約御礼
 

FG10(径27cm 高3.5cm)
ズーム
縁にズーム
横から
裏面

 ≪FG10≫
  舩木研兒
  スリップウェア大皿
  60,500円(55,000円+税)
 

FG04 (径31cm高4.5cm)
ズーム
更にズーム
横から
裏面

 ≪FG04≫
  舩木研兒
  線彫り大皿
  ※ご売約御礼
 

FG11(径8cm 高10cm)
反対側
ズーム
内側
裏面

 ≪FG11≫
  舩木研兒
  藁描き湯呑
  ※ご売約御礼
 

FG12(20cm×14.5cm 高23cm)
120度回転
90度回転
注ぎ口にズーム
茶漉しにズーム

 ≪FG12≫
  舩木窯
  押紋土瓶
  33,000円(30,000円+税)
 

「舩木研兒」と「舩木窯」の表記に分かれていますが研兒さんが成形したもの、
成形は弟子や職人でも絵付けや線彫りなどの模様を研兒さんがしたものは「舩木研兒」としてます。

「舩木窯」となっているものは研兒さんの監修のもと工房作品として作られたものです。
バーナードリーチさんのleach pottery、濱田庄司さんの濱田窯のような感じで、
デザインは研兒さん、成形や模様付けは職人さん、お弟子さんの手によるものです。

自身の作品だけでなく、こういう人に作らせたものにも魅力的なものが多くて、
作者としての力量を感じます。

 

FG05(12cm×7cm 高16.5cm)
反対側
横から
上の方にズーム
下の方にズーム

 ≪FG05≫
  舩木研兒
  鉄釉花器
  55,000円(50,000円+税)
 

FG02(径12.5cm 高21.8cm)
反対側
上の方にズーム
下の方にズーム

 ≪FG02≫
  舩木研兒
  面取花器
  44,000円(40,000円+税)
 

FG13(11cm×7cm 高21cm)
反対側
横から
口縁にズーム
胴にズーム

 ≪FG13≫
  舩木研兒
  藁描き偏壷
  ※ご売約御礼
 

FG14(14cm×14cm 厚1.5cm)
顔にズーム
脚にズーム
裏面

 ≪FG14≫
  舩木研兒
  陶板「鹿」
  ※ご売約御礼
 

FG15(14cm×14cm 厚1.5cm)
顔にズーム
脚にズーム
裏面

 ≪FG15≫
  舩木研兒
  陶板「馬」
  ※ご売約御礼
 

FG16(43cm×22cm 高6cm)
顔にズーム
脚と尾にズーム
縁にズーム
横から
裏面

 ≪FG16≫
  舩木研兒
  虎絵楕円鉢
  ※価格はお問い合わせください
 

研兒さんのスリップウェアとしてFG14とFG15のような生命感に溢れた動物の絵や、
生き生きとした人物、河童の絵などはよく知られるところです。それに相反するような、
FG16「虎絵楕円鉢」のこの拙い絵には違和感を覚える方もいらっしゃるかと思います。

ご子息の伸兒さんによると、こちらは体調の悪化が進んで倒れてしまう直前の作品だそうです。
スリップはスポイトから液状の化粧土を垂らして描くものですが、
この時の研兒さんは手(というか体のあちこちが)が思うように動かないため、
スポイトから流れ出る土の量を少なくして、先端を押し付けるようにして描いていたそうです。
そんなわけで原料は同じであってもスリップとは言えないようなやり方で描かれおり、
FG14、FG15のような動的な絵の作品とはまったく違う雰囲気のものとなっています。

ただこれにしかない味わい、が確かにあります。
伸兒さんから制作にまつわるお話を聞いて、まったく厳つさがないネコ科全開の可愛らしい顔、
そして縁に打ってある点の覚束なさに、動けなくなるまで作り続けた研兒さんの手の名残り、
温度を感じました。そしてこの絵だけでなく器の形なども含めた全体の構図、
バランスの良さには体が不自由になろうと失われなかったセンスを感じました。

3年前に出雲民藝館で開催された「舩木研兒 展」に並んでてもよかった、
というか並んでてほしかったと思える作品です。
お好きな方の目に留まりましたら幸いです。

こんなことを阪急本店さんでお客様とお話ししながら、ご覧頂きたかったです。
次の機会があれば、またこういったものもご紹介できるよう準備したいと思います。
よろしくお願いいたします。

「花器 その1」

日曜日, 5月 24th, 2020

この休み中は家の草むしりをしたり、娘の元気を発散させるために公園や神社に出かけたり、
いつもより自然に接する機会が多く、目にする新緑や野の花がことごとくきれいで感じ入りました。

私はこういうものを扱っているくせに花を飾る習慣がありません。
花はきれいだと思うし、素敵に生けられている様を見ればけっこう感激して見入るのですが、
自分ではやりません。

ただ毎回必ず花を摘んで持ち帰り、小さな花瓶に入れては満足そうな娘を見るのは実に愉快だし、
花があると空間はずいぶん明るくなるし、瑞々しくなっていいものだと実感しました。

娘のおかげで花器を使う楽しさや花がある空間のよさをあらためて確認できた、
そんな輩の紹介で恐れ入りますが、花器いろいろどうぞご覧ください。

左から YU72、YU73、YU74 (3点とも径6cm 高9.5cmほど)
反対側にズーム
左から YU75、YU76(ともに径6cm 高9.5cmほど)
反対側にズーム

 ≪YU72≫ 花入れ黄 A、2,530円(2,300円)
 ≪YU73≫ 花入れ黄 B、2,530円(2,300円)
 ≪YU74≫ 花入れ黄 C、2,530円(2,300円)
 ≪YU75≫ 花入れ海鼠釉 A、2,530円(2,300円)
 ≪YU76≫ 花入れ海鼠釉 B、2,530円(2,300円)
 

ST61(径9.5cm 高12cm)、ST62(径12cm 高12cm)
反対側
ST61にズーム
ST62にズーム

 ≪ST61≫
 鈴木照雄
 花器 その1
 13,750円(12,500円+税)

 ≪ST62≫
 鈴木照雄
 花器 その2
 ※ご売約御礼
 

SS33(径12.5cm 高16cm)
ズーム

 ≪SS33≫
 島岡桂
 地釉縄文象嵌壷 小
 19,800円(18,000円+税)
 

FG05(12cm×7cm 高16.5cm)
反対側
横から
上の方にズーム
下の方にズーム

 ≪FG05≫
 舩木研兒
 鉄釉花器
 55,000円(50,000円+税)
 

YU76(13cm×10.5cm 高16.5cm)
反対側
横から

 ≪YU76≫
 湯町窯
 櫛描偏壷
 13,200円(12,000円+税)
 

YU77(14cm×12cm 高16.5cm)
反対側
ハンドル側
ズーム

 ≪YU77≫
 湯町窯
 海鼠釉ピッチャー
 17,600円(16,000円+税)
 

HM02(径10cm 高16.5cm)
反対側
上の方にズーム
下の方にズーム

 ≪HM02≫
 平山元康
 筒花器
 ※ご売約御礼
 

FG02(径12.5cm 高21.8cm)
反対側
上の方にズーム
下の方にズーム

 ≪FG02≫
 舩木研兒
 面取花器
 44,000円(40,000円+税)


FG02(10.5cm×10.5cm 高20cm)
反対側
ズーム
もひとつズーム

 ≪AT31≫
 安土忠久
 角花器
 13,200円(12,000円+税)
 

花器だけでまとめてみようと思ったらけっこうたくさんありました。
なので大きさで分けて二つの記事にしました。
今回はさほど場所を取らないもの、次の「その2」は比較的大きなものになります。

本記事の冒頭で、花器を使う楽しさを感じた、花がある空間に瑞々しさを感じた、
的なことを綴ったのですからお花を入れた写真をご用意できればよかったのですが、
数が数だけに断念しました。

どうか想像力を働かせつつ、また佇まいそのものに存在感や魅力があることを確認しつつ、
ご覧頂けたらと思います。

「大皿」

火曜日, 5月 5th, 2020

これまでの投稿では作り手別にご紹介してきましたが、今回は大皿でまとめました。
点数がそこそこあるのと、1点毎の画像が多めなので長いです。
全部見るのは大変かもしれませんが、最後までご覧頂けましたら嬉しいです。

ちなみにお気づきかとは思いますが、すべての画像はクリックして頂くと拡大されます。
プロのような画像ではありませんが色味や質感がよりお分かりいただけるかと思います。
是非ご覧ください。

JP33(径28.5cm高6cm)
ズーム
横から
裏面

 ≪JP33≫
 齊藤十郎
 点打大皿 その1
 ※ご売約御礼
 

JP34(径28.5cm高6cm)
ズーム
横から
一か所ご覧のようなブクがあります。
裏面

 ≪JP34≫
 齊藤十郎
 点打大皿 その2
 13,200円(12,000円+税)
 

JP35(径28.5cm高6cm)
ズーム
横から
裏面
高台が粗いですが、手を傷つけるような状態ではありません

 ≪JP35≫
 齊藤十郎
 点打大皿 その3
 ※ご売約御礼 

JP36(径28.5cm高4.5cm) ※ご売約御礼
ズーム
窯変にズーム
横から
裏面
裏面にズーム

 ≪JP36≫
 齊藤十郎
 スリップウェア大皿
 ※ご売約御礼
 

YU01(径30cm高4.8cm)
ズーム
もひとつズーム
横から
裏面
裏面にズーム

 ≪YU01≫
 湯町窯
 海鼠釉大皿来待錆流し
 27,500円(25,000円+税)
 

FG04 (径31cm高4.5cm)
ズーム
裏面
裏面にズーム

 ≪FG04≫
  舩木研兒
  線彫り大皿
 ※ご売約御礼
 

ST01 (径31.5cm高6cm)
ズーム
もひとつズーム
横から
側面にズーム

 ≪ST01≫
 鈴木照雄
 大皿
 33,000円(30,000円)
 

OLD15 (径32cm高6.5cm)
ズーム
もひとつズーム
暗めの色ですが表情豊かです。
横から
裏面
裏面にズーム

 ≪OLD15≫
 高取焼
 線彫大皿
 11,000円(10,000円+税)
 

OLD16 (径32cm高7.5cm)
横から
裏面
裏面にズーム

 ≪OLD16≫
 堤焼
 大皿
 27,500円(25,000円+税)
 

MN02 (径32cm高6cm) ※ご売約御礼
ズーム
横から
裏面
裏面にズーム

 ≪MN02≫
 前野直史
 つや消しスリップウェア大皿
 ※ご売約御礼
 

SS32(径33.5cm高7.5cm)
ズーム
もひとつズーム
横から
裏面

 ≪SS32≫
 島岡桂
 地釉縄文象嵌大皿飴柿流し
 44,000円(40,000円+税)
 

OLD17(34.5cm×33cm)
ズーム
もひとつズーム
横から
飾りでしょうか。通っていない口が付いてます。
裏面にズーム

 ≪OLD17≫
 上野焼
 片口型大鉢流し釉
 66,000円(60,000円+税)
 

P37 (30cm×22cm高7cm)
ズーム
窯変にズーム
横から
裏面
裏面にズーム

 ≪JP37≫
 齊藤十郎
 スリップウェア角深鉢
 33,000円(30,000円+税)
 

YU02 (30cm×27.5cm高4.8cm) ※ご売約御礼
ズーム
もひとつズーム
横から

 ≪YU02≫
 湯町窯
 海鼠釉大角皿来待錆流し
 ※ご売約御礼

YN07 (31.8cm×26.5cm高5.5cm)
ズーム
横から
裏面
裏面にズーム

 ≪YN07≫
 山本教行
 瑠璃釉押文大角皿
 ※ご売約御礼
 

IK04 (30.5cm×30.5cm高5.5cm)
ズーム
もひとつズーム
横から
裏面
渋い線彫りのサインです

 ≪IK04≫
 石飛勝久
 大角鉢呉須
 60,500円(55,000円+税)
  

横からの画像がなかったり、裏面の画像がなかったり、抜けがちょいちょいあります。
誠に恐れ入ります。
画像だけでは納得しかねる個所もあろうかと思います。
気になる事がありましたらどんな些細なことでも構いませんのでご質問ください。

ここまで私なりにかなりのハイペースで更新して参りました。
まだまだご紹介したいものがたくさんあるのですがそれ以外の業務も控えていますので、
ブログの更新はちょっと一休みさせて頂いて、次は9日以降とさせて頂きます。

ご検討中のものがあるお客様におかれましても一度ここまでのものを見返して、
じっくりお考えいただく時間として頂けますと幸いです。
新しく導入した「留め置き」もありますので、どうぞご活用ください。

発送業務やメールの返信等は7日から再開します。
インスタグラムは気が向くままに、余裕があれば多めに更新すると思います。
ご覧いただけますと幸いです。

引き続きよろしくお願いいたします。

古いもの「恵比寿・大黒像」 OLD04~11

金曜日, 5月 1st, 2020

阪急うめだ本店さんで毎年開催されてきた「民藝と暮らす」に今年も参加する予定でしたが、
つい先日開催中止の連絡が来ました。

今回は初めて古物を並べさせて頂くことになっていました。
民藝として柳らが取り上げたものと同等のもの、彼らは取り上げなかったけど同類と思えるもの、
民藝運動に共鳴した作家・窯元の作品など、今までとはまったく違う品揃えで臨む
「民藝と暮らす」はとても楽しみでした。
おもしろいものが集まったという手応えもありましたので残念でなりません。

こうなってしまったからには、ブログとインスタグラムでどんどんご紹介していきます。
ブログには今の作り手の品々と同様、テーマでまとまるものをアップします。

今回はその第一弾として、ペアで入手した木彫りの恵比寿像・大黒像を、
この度の事態の早期終息という願いも込めてご紹介させて頂きます。

≪OLD04≫ 恵比寿・大黒像
後ろ姿
大黒様にズーム

 ≪OLD04≫
 ・大黒像 14cm×11.5cm 高21.5cm
 ・恵比寿像 17cm×13cm 高22.8cm

 セットで 66,000円(60,000円+税)
 

≪OLD05≫ 恵比寿・大黒像
後ろ姿
大黒様にズーム

 ≪OLD05≫
 ・大黒像 9cm×7.5cm 高13.8cm
 ・恵比寿像 10cm×8.8cm 高14cm

 ※ご売約御礼
 

≪OLD06≫ 恵比寿・大黒像
後ろ姿
大黒様にズーム

 ≪OLD06≫
 ・大黒像 8cm×6cm 高12cm
 ・恵比寿像 8.5cm×7cm 高14.3cm

 ※ご売約御礼
 

≪OLD07≫ 恵比寿・大黒像
後ろ姿
恵比寿様にズーム

 ≪OLD07≫
 ・大黒像 6cm×4.5cm 高11.2cm
 ・恵比寿像 6.5cm×5cm 高11.4cm

 ※ご売約御礼
 

福をもたらす神様としてとてもポピュラーだった御二方、
いかにも福を招きそうな表情でたくさんの人々の暮らしを見守ってきたことと思います。

大黒・恵比寿への信仰は室町の頃からあったそうです。
その頃の大黒様はその成り立ちから武士のような甲冑をまとっていたり、
怒りに満ちた顔をされていたり、今回ご紹介しているようなものとは違った雰囲気のものが
多かったそうです。

時代判定は難しいですが、温和な表情のものが多いこと、しっかり煤けていることなどから
今回ご紹介しているものはすべて江戸期と推測します。 

≪OLD08≫ 恵比寿・大黒像 厨子入り
大黒像・恵比寿像
後ろ姿
大黒様にズーム
厨子の屋根にズーム

 ≪OLD08≫
 ・大黒像 5.7cm×3.8cm 高9.8cm
 ・恵比寿像 6cm×3.8cm 高9.8cm
 ・厨子 19cm×9cm 高19.8cm

 セットで 35,200円(32,000円+税)

≪OLD09≫ 大黒・恵比寿像(?)
後ろ姿
大黒様にズーム

 ≪OLD09≫
 ・大黒像 8cm×5.2cm 高12.7cm
 ・恵比寿像(?) 8.5cm×6.2cm 高14cm

 セットで 19,800円(18,000円+税)
 

≪OLD10≫ 大黒・恵比寿像
後ろ姿
恵比寿様にズーム
恵比寿様にもちょうどいい台座があったのでお付けします。

≪OLD10≫
 ・大黒像 14cm×11.5cm 高21.5cm(台座なし)
 ・恵比寿像 17cm×13cm 高22.8cm
 ・大黒像の台座 11.5cm×8 高2cm

  ※ご売約御礼 

広く一般に信仰された恵比寿・大黒ですが、変わった姿のものがあります。

≪OLD08≫のお二方はなんだかずいぶんひっそりと佇んでいます。
御顔が素朴だからでしょうか。
恵比寿・大黒の衣装を着させられた一般人みたいでちょっと面白いです。
けどお厨子が用意されているあたり、ちゃんと祀られていた様子もうかがえます。

≪OLD09≫は恵比寿様が鯛を持っていません。姿勢もちょっと変です。
そもそも恵比寿様ではないのかもしれませんが、頭巾は恵比寿様によくある形です。
自信がないので恵比寿像(?)とさせて頂いてます。恐れ入ります。

≪OLD10≫はかなり変わっています。
木槌と大きな袋を持ったおじさんと、魚を抱えたおじさんにしか見えません。
なぜこんな姿になったのか…

これは憶測の域を出ませんが、恵比寿・大黒の絵も木彫も見たことがない人が、
大黒様は小槌と宝袋を持っているらしい、恵比寿様は竿と鯛を持っているらしい、
という人伝いに得た情報だけを頼りに作ったのではないかと思います。
もしそうであれば、作られた場所はかなりの田舎だったのだろうと推測します。

≪OLD11≫ 大黒像・恵比寿像
後ろ姿
鯛は補修されています
大黒様のお顔にズーム

≪OLD11≫
・大黒像 25cm×14.5cm 高43.5cm
・恵比寿像 22cm×15cm 高43.5cm

セットで 110,000円(100,000円+税)

最後のお二方は今まで扱った恵比寿・大黒像の中で一番大きいです。
けっこうな大きさで迫力こそありますが威圧感はありません。
さすが福の神、といった感じです。いいことありそうです。

阪急さんではこんなことをお話ししながらご紹介したかったです。
またの機会があることを願います。

さてご紹介の方々ですが、長い時間を経たもので材質が木ですから、それ相応の状態です。
ご購入をご検討いただける際はどんなことでも遠慮なくご質問ください。
しっかりご案内させて頂きます。

よろしくお願いします。

「古いモノ 展」より、買える出雲民藝館

土曜日, 6月 15th, 2019

出雲民藝館には主に山陰で作られ、使われていたものが展示されています。
現在の暮らしからは無くなりつつあるものや無くなったものも多いのですが、
この辺ではそれらが当たり前のように身近にあり使われていたのだから、
美しい暮らしぶりだったのだろうとしみじみ思います。

そんな民藝館の所蔵品と同手のものや、同等のものがいくつか集まりました。
まずは西館に展示されている出雲大津焼からご紹介いたします。

コンロ ※ご売約御礼
焙烙 ※ご売約御礼
炭壷(径25cm高28cm)

出雲大津焼は意識して探していますがなかなか巡り合えません。
直火で使われるものは特に傷むため、やがては捨てられる消耗品だったようです。
なので状態が良いものは極めて少なく、探し始めて5年ほどで入手できたのはこの3点です。

コンロは奇跡的に未使用のものが手に入りました。
ただ時間が経って土が変質し、火にかけると壊れる可能性が高いです。
もしどこかで見つけられても実用は避けることをお薦めいたします。

出雲民藝館西館奥にある出雲大津焼の展示が好きだという方は意外に多く、
今回3点だけでしたがお売りする機会を設けることができてよかったです。
これからも探し続けます。

梅紋舟徳利(径14.7cm高15.2cm)
緑釉碗(径12cm高6.2cm)、緑釉ぼてぼて茶碗(径11.5cm高7.8cm)
緑釉徳利(径17.5cm高20cm)

布志名焼もいろいろ集まりました。
上の4点は特に古手でぼてぼて茶碗は明治頃、それ以外は江戸後期のものになります。

緑釉碗は非常に珍しいものじゃないかと思います。
出雲民藝館の蔵品とこれしか見たことがありません。
浅学なだけでしたら恐れ入ります。

石見焼3種 ※3点ともご売約。ありがとう御座います。
石見焼 柿釉佛花器(2点とも径10cm高14.8cm)
花立て2種 左:石見焼、右:喜阿弥焼(径9.5cm高14cm)※左、ご売約御礼
大東焼 耳付壷(径13.8cm高17cm)

島根の民窯も揃いました。
たくさん作られていたものだけど、これだ!というのは探してもなかなか見つかりません。
やっと見つかったと思っても安い(から儲からない)、状態が悪いこともしばしば、
と売り手泣かせです。

でも見つけた時の喜び、満足度は大きいです。
少ないけどとても喜んでくださるお客様がいるからかもしれません。

ちなみに上にご紹介したものは嬉しいことにどれも状態が良いです。
お好きな方、お薦めいたします。

舩木道忠 小品3点 ※足付盃、ご売約
舩木研兒、押紋皿(径22cm高3cm)※完売御礼
河井寛次郎、呉須灰具 共箱(16.5cm×13.5cm高4.5cm)

島根にゆかりのある、民藝を愛した作家の作品もいくつか並んでいます。

舩木道忠さん、研兒さんの作品はまとめて手に入れる機会に恵まれ、
本展の前から少しずつ店頭に並べていました。
すべて未使用です。
お好きな方にお楽しみいただけましたら幸いです。

河井寛次郎さんの灰皿は床の間に置いてもまったく霞むことのない存在感、圧巻です。
そしてご本人の箱書きがある共箱にも惹かれます。
晩年の箱書きは文字が踊っていますがこれはまだ小躍りといったところでしょうか。

そば碗(径15.5cm高6cm)

この碗はおそらく布志名あたりで大量に作られ、使われていたものだろうと思います。
なんでもない雑器中の雑器ですが、出雲民藝館に展示されるものとして相応しいと思いました。
この手の所蔵品はないようですので、この2点を寄託できればと考えています。
類品を探しながらこの碗についてしっかり調べていきたいと思います。

今回の「古いモノ 展」、ブログの更新は以上で終了となります。
たった2つの記事となりましが、その分インスタグラムを頻繁に更新しました。
是非ご覧ください。

会期は明後日17日(月)まで、いよいよあと二日となりました。
店内を広く使って古物をご覧頂ける機会はまたしばらく先になります。
この機会にぜひご来店ください。

よろしくお願いいたします。