Posts Tagged ‘出西窯’

「筒・板・箱」あと2日です。

日曜日, 12月 2nd, 2018

企画展「筒・板・箱」、いろんな意味でドキドキしながら始まりました。
こんな偏った内容の企画でも楽しみにしてくださっていたお客様がいらっしゃり、
心底安心しましたし、喜びました。
ありがとう御座いました。

最初に予定していた会期を変更したため来れなくなってしまった、というお声もありました。
誠に申し訳ございませんでした。心からお詫び申し上げます。

この企画展を知らずに来たお客様、期待外れでしたら誠に恐れ入ります。
これはこれで面白いじゃんと言ってくださるお客様がいらっしゃり、励まされました。
ありがとう御座いました。

あと2日やります。
お付き合いいただけましたら幸いです。


初日開店直前の店内

本展でご紹介しているものに他所からお預かりしているものはなく、すべて当店の在庫です。
なので会が終わってからも売約にならなかったものは引き続き当店で販売します。

そんな都合もあって会期は短く設定しました。
そしてその短い会期中に記事をまとめるのも難しいため、今回はブログでの商品紹介は省略します。

そのかわり instagram でできるだけ丁寧にご紹介しています。
会期終了後も今回から店に並べ始めたものには #筒板箱 のタグを付けてアップしていきます。
ぜひご覧ください。

スマートフォンをお使いでない方は コチラ にお進みください。
instagramにアップした画像をパソコンからご覧いただけます。


筒いろいろ


板いろいろ


箱いろいろ

こんなマニアックな内容ですがお問い合わせくださったお客様もいらっしゃり、嬉しく思います。
誠にありがとう御座います。

いつもどおり会期中は店頭販売のみとなりますが、通販のご希望はお聞きしております。
会期が終わりましたら早くにお声を頂いた方から順にご案内させて頂きます。
目に留まるものがありましたらどうぞお問い合わせください。

ご来店もお問い合わせもお待ちしております。
よろしくお願いいたします。

「古いモノ 展」から、出西窯・湯町窯

金曜日, 8月 26th, 2016

出品物のご紹介を進めている「古いモノ 展」、今日から開催です。

年に一度のこの企画展、おかげさまで今年で4回目になりました。
今回は会期が短いですが出品のボリュームは今までと変わりません。
どうぞよろしくお願いいたします。

ブログやインスタグラムをご覧頂いたお客様からお問い合わせを数件頂戴いたしました。
誠にありがとう御座います。
お返事に少々お時間かかる場合も御座いますが、必ず返信しますのでお待ちくださいませ。

今日は常設でも扱っている出西窯・湯町窯のものをご紹介いたします。

湯町窯は大正11年、出西窯は昭和22年の創業、長く続いている窯元です。
松江市内だけでも古作に出会うことが度々あって、
どちらも数をたくさん作っていること、しっかり地元に根付いていることがよく分かります。

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スリップウェア7.5寸皿、径23cm高2.8cm。 ※完売御礼

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スリップウェア8.5寸皿、径26cm高3cm。

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線彫虎図皿、径23.5cm高4.7cm。 ※ご売約御礼

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線彫花図灰皿、径19cm高4cm。

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めずらしく印あり。

20160825_6
ピッチャー海鼠釉、19cm×16cm高24.5cm。 ※ご売約御礼

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指描き大鉢海鼠釉、径45.5cm高9cm。 ※ご売約御礼

スリップウェア8寸皿はなんと4年連続でのご紹介となりました。
同じ大きさ、模様のものがこんなに集まってくれるとは嬉しいご縁です。
9寸のものは初めてのご紹介になります。
9点ありますので数が必要でしたらどうぞお申し付けください。

線彫の2点は先代の貴士さんによるものです。
先日、現窯主の琇士さんにお見せしたら後継の庸介さんを呼ばれ、お二人とも興味深そうでした。
湯町窯の絵心遺伝子は庸介さんにもしっかり残っているので配り手として頼もしく思います。

最後の大鉢は大きさと思い切りのよい指描き、とても迫力があります。
ただ同時にどこか落ち着きも感じます。
色のムラや形の歪みが少ないからでしょうか。

琇士さんの個人の名前のある共箱付です。

・出西窯

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縁押紋角鉢7寸海鼠釉、22cm×22cm高4cm。

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縁押紋角鉢9寸灰釉、27.5cm×27㎝高5cm。 ※ご売約御礼

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ズーム

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型おこし7.5寸皿海鼠釉、径23.5cm高2cm。

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縁櫛描6寸鉢、径18cm高6cm。 ※ご売約御礼

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マグカップ、11.5cm×9cm高11.2cm。 ※ご売約御礼

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灰釉ピッチャー、16.5cm×15.5cm高21.5cm。

20160825_15
灰落とし、10.5cm×8.2cm高5.5cm。

20160825_16
三彩角蓋物、10.5cm×10cm高8cm。 ※ご売約御礼

20160825_17
蓋にズーム

角鉢や型おこしの7.5寸皿、灰落とし、蓋物、、、今では見かけなくなりました。
ここ数年、型物をあまりされなくなりましたが当店としてはしつこくお願いしています。
ただ手間がかかるので需要が見えないと取り掛かりにくい仕事だという実情もあります。
お客様からも後押し頂けますと幸いです。

マグカップと6寸鉢は陰山善市さんの作になります。
陰山さんは若いときの作品を見ると元気が出ると仰います。
こちらをお見せしたときもたいへん喜ばれました。

型物は海鼠釉の縁押紋角鉢7寸以外は多々納弘光さんの作になります。

湯町窯も出西窯も、今もたくさんの良品を作る窯元です。
メディアへの露出も多くお好きな方が年々増えているように思います。
一昔前にこんなものも作っていた、ということも知って頂けたら嬉しいです。

明日も何かご紹介いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。

出西窯、森山ロクロ工作所の新着

火曜日, 4月 28th, 2015

出雲も近いのですが、お二組からは久しぶりの新着となりました。
まずは出西窯の品々からご紹介します。

20150428_1
丸深鉢6寸外焼〆内飴(径18.6cm高8.8cm)

20150428_2
飯碗 小(2点ともに径12cm高6cm)

20150428_3
ズーム

20150428_4
丸深皿6.5寸(径19.5cm高5cm)、7寸(径21.5cm高5.5cm)

20150428_5
ズーム

20150428_6
丸深皿7寸白(径21.5cm高5.5cm)

20150428_7
ズーム

20150428_8
ポット(20cm×12cm、高12.2cm)

20150428_9
切立湯呑(2点ともに径8cm高6.5cm)

相変わらず窯元に伺ってもタイミングが悪いと少ししか品物がない出西窯。
先月お訪ねした時は直前に同業の方が来てたくさん買われた後でがっかりしていましたが、
きれいなかたち、好みの色味のものがあったのでそれらを持ち帰りました。

丸深鉢の飴色は明る過ぎない落ち着いた調子で、外の焼締めは美味しそうです。

丸深皿の黒釉は登り窯での焼成ならではの、ぬらっとした柚子肌。
良い上がりです。

切立湯呑の白は飯碗と丸深皿とは違って貫入のない柔らかい感じで惹かれました。
画像でも言葉でもうまく表現できません。ご来店の際にじっくりご覧くださいませ。

といわけで種類は多くありませんが粒ぞろい。
今ならどれも在庫が充実しています。

続いて森山ロクロ工作所の新着です。

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七味入れ(径5.7cm高9.3cm)

古作の復刻の七味入れは久しぶりに入荷しました。
今日現在、在庫は2点ですがまた入ります。

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左:4寸茶托(径12cm高2.5cm) 右:民芸型茶托(径13.5cm高2.8cm)

左の4寸茶托は再入荷、右の民芸型は初の入荷です。

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4寸茶托に湯町窯の海鼠釉面取り湯呑(径7cm高6cm)。

小さめの湯呑なら何でも合います。

20150428_13
民芸型茶托に上江洲茂生さんの刷毛目湯呑(径8cm高8.5cm)。

大きめの湯呑にはこちらをぜひ。

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パン切り台(径32cm高3.5cm)

20150428_15
真上から

パン切り台は石飛勝久さんに頼まれて作ったとのことです。
この大きさと重さがあるおかげで使い勝手はとてもよいです。

パン切り台の在庫は現状1点ですがこちらも注文しましたので後日追加があります。
ご希望でしたらぜひともご予約ください。

以上、出雲からの新着品です。
明日は森山窯の新着をご紹介します。

どうぞよろしくお願いいたします。

出西窯の新着

月曜日, 12月 2nd, 2013

今回の出西窯の新着品はいつもの仕入れとは違って、先日の「炎の祭り」で求めた品々です。

毎年、アウトレットコーナーとされる売り場に傷ものや試作品(ダメージ無し)が特価で並びます。
おととし出掛けたら試作品に欲しいのがいくつかあったので、喜んで購入しました。

今年も何かないかなと、業者としてではなく個人的に、一ファンとして遊びに行ったのですが、
思いの外たくさん珍しいものがあったので、仕入れモードに切り替え仕事してきました。

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灰落とし

20131202_2
ぐい呑み

20131202_3
丸紋土瓶(大)

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指描き6寸鉢、引刷毛6寸鉢

今年の祭りには先代の作や、長い間倉庫に眠っていたものが何点か出されたそうです。
手に入れたものがなんかいつもの出西窯のものと感じが違うので陶工さんに確認したところ、
その手の品だと判りました。

思いがけずにそういった仕事を手に入れ、決していつもの仕入れのような数ではありませんが、
お客様にご紹介できることを大変嬉しく思います。

20131202_5
6寸鉢の裏側

今日から店頭に並べました。ただし「炎の祭り」でアウトレットコーナーに並んでいただけあって、
すこし傷があったり、釉薬に覆われているものの、小石がぷくっと表面に出ていたりします。
そういった箇所の程度は1点1点さまざまです。ご来店の際にじっくりとご確認頂ければと思います。

こういう機会はなかなかありません。
お好きなお客様は、この機会にお気に入りの品を見つけて頂ければ幸いです。

もちろん出西窯の現行品も、しっかり並べてお待ちしております。
どうぞ宜しくお願いいたします。

書籍 「出雲の民窯 出西窯」

日曜日, 3月 17th, 2013

出西窯創設メンバーの一人で現相談役、多々納弘光さんの著書が入荷しました。

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税込1,500円。

・内容紹介
1947年、島根県斐川町出西の地に陶器の工房が生まれた。
地名をとって「出西窯(しゅっさいがま)」と名付けられたその陶窯は、
今でこそ実用の陶器の窯元として押しも押されもせぬ存在となってはいるが、
そもそもは工芸共同体を夢見た5人の素人の青年たちが始めたものであった。

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わがままを言って、今回入荷の30部には弘光さんに署名を入れて頂きました。
ご興味ございましたらお早めにお求めください。

それから最初にご購入頂いたお客様からのご指摘で判明したのですが、
下の画像のように、ところどころ手書きで誤字脱字の直しがあります。

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お電話で確認したところ、弘光さんが「せめて署名した分だけでも」と、
お気づきになられた誤字脱字にこのような修正をしてくださったのだそうです。

思いがけずに心温まる30冊のご用意となりました。嬉しい限りです。

本のみの発送はエクスパックライト(送料350円、損害補償なし)かゆうぱっく、
他の商品と併せての場合にはゆうぱっくでの発送となります。豆敷1枚と本、
寛次郎シールと本、といった場合にはエクスパックライトでも送れます。

オンラインショップをご利用の際にお声掛け頂ければ、同梱してお送りします。

本以外の品とご一緒に何かある場合には、なるべくご要望にお応えできるよう
発送を手配いたします。お気軽にご相談ください。

どうぞ宜しくお願いします。