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新着その2、上江洲茂生さん・照屋佳信さん

火曜日, 12月 6th, 2016

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上江洲さんと照屋さんの作品いろいろ

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上江洲さん作の傘立て ※ご売約御礼

長期休業中に行った沖縄では久しぶりに上江洲さんと照屋さんを訪ねました。
短い時間の訪問でしたがお二人ともお元気で、相変わらずのマイペースっぷりでした。
再会できて心から嬉しく思いました。

ほんの少しですがお二人の作品を店頭に並べることができました。
ただし画像に写っているものと、上江洲さんのピッチャーが1点のみです。

お二人とも次の窯から少し分けてくださるそうですが、だいぶ先になりそうです。
お好きな方には今回分、ほんと少なくて恐縮ですがご覧頂ければと思います。

よろしくお願いいたします。

上江洲茂生さんからの新着

日曜日, 7月 28th, 2013

紹介できていませんでしたが、ここ最近、新着がいろいろ届きました。
今日は上江洲茂生さんの品を、ざっとご紹介させて頂きます。

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左から5寸、4寸、3.6寸マカイ

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6寸マカイ

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左から3寸、4寸、5寸皿

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7寸、8寸皿

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丸湯呑み

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カップ 小 2種

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カップ 大 2種

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ミルク入れ

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ミニ抱瓶 2種

まだ店頭に並べられていないものもあります。
ご来店の際に見当たらなければ、どうぞお気軽にお申し付けください。

それから上江洲さんからの新着はインスタグラムでご紹介したところ、
ご覧になられたお客様からたくさんのお問い合わせを頂きました。
ありがとう御座いました。

明日以降、HPE、中井窯からの新着もご紹介しますが、オンラインショップへの
掲載はまだまだ先になりそうです。ブログに気になるお品物がございましたら、
どうぞお気軽にご連絡ください。

大モノのご紹介 1

日曜日, 7月 1st, 2012


「花瓶 蓋付」 径21cm 高35cm

当店にもいくつか大モノがあります。どれもその大きさだけでかなりの迫力なのですが、
見れば見るほど、普段使っている大きさの器で感じるのとは違うスケールで土や釉薬の感じ、
火の当たり、といった素材と自然の力強さや美しさが迫ってくるのでたまりません。

それに何人かの作り手から「大モノに挑む時には(色々な意味で)特別な気持ちになる」と
聞いたことがあります。

自然の力と作者の思いや願い(時に遊び心)、それらがごちゃ混ぜになった塊のような…
とにかくどれも、大モノならではの存在感を楽しませてくれます。

そんな大モノを何回かに分けてご紹介していきます。本日は上江洲茂生さんの品々です。


「花瓶 タタキ」 径22.5cm 高26cm


叩きが入って緩やかな面取りのようになっています。

この花瓶は上出来のようで、上江洲さんご自身も気に入っておられました。
サイズを測ってみると上記のとおりなのですが、それよりずっと大きく感じます。
この花瓶だけでなく、上江洲さんの大モノすべてにこの違和感を覚えました。


「タワカシ」 径17.5cm 高42cm

タワカシとは「鬼の腕」の意。高さ15cmほどのモノは今でも酒器として作られています。
かつては漁師が泡盛や水を入れるのに、海賊に襲われた時には武器としても使ったそうです。

刷毛も点打も素晴らしく、とんでもない存在感です。


「尺2寸皿」 径36.5cm高8.5cm

これらの品は展示の関係で店頭に並んでいないことがありますが、すぐにお見せできます。
ご来店の際はお気軽にお申し付けください。

尚、これまではなんとなく大モノをオンラインショップに載せるのは躊躇してきましたが、
掲載することにいたしました。

上の4点は本日掲載しました。品名にリンクを貼ってあります。そちらも是非ご覧ください。


サインもカッコイイです。

オンラインショップを更新しました

水曜日, 5月 2nd, 2012

先日の瀬戸本業窯に続き、本日オンラインショップ内に石川昌浩さん上江洲茂生さん
出西窯湯町窯のページに新入荷の掲載や再入荷の更新をしました。

まだご紹介できていなかった品を一部、ご覧ください。サイズ表記は省略させて頂きますが、
画像下の商品名にリンクを貼ってあります。詳しくはそちらをご覧頂ければ幸いです。

まずは沖縄の上江洲茂生さん、湯呑みとそば猪口が届きました。刷毛目の上から
上江洲さん独特の絵や刻紋。


左:湯呑み 刷毛目 唐草刻紋、右:湯呑み 刷毛目 花


左:そば猪口 刷毛目 唐草刻紋、右:そば猪口 刷毛目 花刻紋

湯町窯からは海鼠釉を多めに入荷しました。


4.5寸切立鉢 海鼠釉スープ碗 海鼠釉

同じ海鼠釉でも焼成時の酸素の量が影響して青、灰色に分かれます。今回の入荷では
スープ碗のみ還元焼成(窯の中に酸素が入らないように焼成すること)により灰色に
上がっています。お好みの方、是非に。


湯呑み スリップウェア 海鼠釉

オンラインショップには掲載していませんが、こんな風に色が分かれた湯呑みも2点だけ
店頭にあります。


8寸皿 海鼠釉

このお皿を見たお客様からは宇宙、銀河、といったスペーシーな言葉が聞かれます。


8号角皿 海鼠釉 スリップウェア


一輪挿し 海鼠釉 鎬ピッチャー 小 海鼠釉 鎬

石川昌浩さんからは定番外の品がいくつか入りましたがすべて1点のみ。早い者勝ちです。


網目ぐいのみ網目徳利

網目徳利と定番の網目ぐいのみをセットにしてはいかがでしょうか。


ピッチャー 小ピッチャー 小 胴丸


網目丸壷(小)網目丸壷(中)網目丸壷(大)

こちらは大が定番外。大きくなってもかわいいです。

他にもたくさん更新しました。どうぞオンラインショップページからご覧ください。
皆様のご利用を心からお待ちしております。

尚、安土草多さん、掛谷康樹さん、森山窯の品も今月中に更新すべく現在準備中です。
捗ればもっと欲張ります。どうぞご期待くださいませ。

イッチン体験

土曜日, 3月 3rd, 2012

イッチンを使った品は沖縄の皆さんや森山雅夫さんによるモノが現在たくさんあります。
軽かったり強かったり、皆さんそれぞれの表情で愉快です。少しご紹介します。


上江洲茂生さん 9寸平皿


照屋佳信さん 6寸皿


森山窯 片口4寸


松田米司さん 5寸皿


宮城正享さん 5寸皿

昨年末、石飛勲さん・勝久さんの工房でこのイッチン技法を体験をさせて頂く機会がありました。
当店ではまだご紹介できておりませんが、お二人も時々イッチンを使ったモノを作られます。

工房に伺うと勲さんが陶板を用意してくださっていて「ロゴマークの柳を描いてみたら?」と
仰るので挑戦することになりました。勲さんの助言をもとに、以前拝見した森山雅夫さんの
イッチン作業を思い出したりしながらやってみましたが、まー当然思うようにできるはずがなく、
実に難しかったのです。

描いては消し、描いては消しの繰り返し、あまりのセンスの無さに作業を中断、休憩、瞑想、
再挑戦、でもやっぱりやり直し、、、何度もアドバイスをしてくれた勲さんの口数も減り、、、
しまいには横で見ていたかみさんが代わって描いたほうがだいぶマシだったのでそれを
後日の窯で一緒に焼いてもらうことになりました。

ただかみさんも上手く描けたという自信はないので、どんなのが出来上がっちゃうんだろうと
二人して恐怖に震えていたところ、先日勲さんが、松江に用があったので、と完成した陶板を
片手に立ち寄ってくださいました。鬼に見えました。

ところが完成品は思っていたよりもはるかに良くて、驚きました。

これで良くなってるの?と思われるかもしれませんが、もっとひどい出来を想像していました。
焼く前を写した画像があれば伝わりやすかったのですが… 幸か不幸か見当たりません。
それはさておき、この仕上がりを見て「何ものか」が助けてくれた、そんな気がしました。

石飛さんも「こんなに良くなると思わなかったからビックリしてねぇ。」(正直なお方です。)
と仰っていました。貴重な経験をありがとう御座います!


店内レジ奥の端っこで控えめに。

作り手から「窯の調子が良かったおかげで今回は良い出来になりましたね。」とか、反対に
「焼くまでは順調だったけど窯が上手くいかなかった…」この手の話を何度か耳にしたのを
思い出しました。「窯にまかせて」「焼けてかたまれ 火の願い」なんて言葉も思い出されます。

作らせてもらったのはお遊びの陶板に過ぎませんが、今まで作り手の皆さんから聞いた話や
この経験を通して「何ものか」を恐れたり、敬ったり、感謝する気持ちを、また皆さんが日々
大変なものを相手に仕事をされているということを、ほんの少しだけですが体感できたように
思います。

今一度目の保養に、


宮城さんのピッチャー(小)


9寸皿

どちらもキテます。