「齋藤十郎 展」より、点々

2019年4月15日 月曜日
14日の正午頃。 数分後、お客様はさらに増えました。

齋藤十郎さんの初めての個展が始まりました。
十郎さんが在店してくれた13・14日は大盛況で、私たちも十郎さんも慌てました。
たくさんのご来店に心から感謝申し上げます。
ありがとう御座いました。

特に混みあった時間帯には一言も言葉を交わせなかったお客様が何名かいらっしゃいました。
たいへん失礼いたしました。この場を借りてお詫び申し上げます。

さて本展もできる限りブログを更新して参ります。
初回は点打ちの作品をご紹介いたします。
伝票に「点々」とありましたのでここでも「点々」とさせて頂きます。

点々皿8寸(径24.5cm高5.5cm)
点々皿5寸(径15cm高3.8cm)、6寸(径18cm高4.5cm)
点々サンマ皿(30.5cm×14.5cm高2.3cm)、点々正方皿(13cm×13cm高3.5cm)
点々角豆皿(10.5cm×9.5cm高2cm)、 点々角小皿 (15.5cm×13.5cm高3cm)
点々ポット 小(16.5cm×10cm高9.5cm)、ポット(※ご売約御礼)

以前に十郎さんにどんな焼物が好きか質問したら真っ先に金城次郎さんの名前が出ました。
そして金城次郎さんに限らず沖縄の陶器には好きなものが多い、とも話してくれました。

やちむんの大らかで生命感に溢れた、自然の一部のような姿に憧れる作り手は多いと思います。
でもそれに倣った作品を沖縄以外の地域で自分なりにやろうとする人は少ないと思います。
あれほど現地の風土を感じさせるようなものはただ真似ても上手くいきそうにない、
ということは作り手ではない私でさえ予感します。

でも十郎さんのこの手の作品群はやちむんという名曲を上手くカバーしたかのようで、
こういうふうな作品が在り得るんだと、いい意味で期待を裏切られました。
現地の作り手でなくてもやちむんへの憧れや敬意を自作に落とし込んで表現することはできる、
という一つの事実を見せてくれているような気がします。

湯呑(径8.5cm高9.3cmほど)、マグカップ(11cm×8.5cm高9.6cm)※中、ご売約
点々飯碗(径13cm高6.5cm)、点々どんぶり 小(径15.5cm高7.8cm)
点々9寸鉢(径26.5cm高8.7cm)
9寸鉢の見込み

余談ですがこれらの作品を勝手に「やちむんリスペクトシリーズ」と呼んできました。
お客様との会話の中で「形はいわゆる写しです。完全にやちむんへのリスペクトなんです。」
と十郎さんも仰っていましたので間違いではなかったようでこれまた勝手に安心しています。

どれもやちむんからズレて、十郎さんの空気感がしっかり含まれた似て非なるもの、
「点々」になっています。なんだか愉快に感じるのは私だけでしょうか。

何はともあれお客様に好評ですし、個人的にも欲しいものがたくさんの点々シリーズ。
長く続けて頂きたい仕事だと強く思います。

ピッチャー3種(左から高17cm、16cm、21cm)

明日もブログを更新します。
画像の右のピッチャーのような模様の作品をご紹介します。
最初から少なめだったのと旅立ったものもいろいろあって少しになりますが…
ご覧頂けましたら幸いです。

よろしくお願いいたします。

明日から「齋藤十郎 展」です。

2019年4月12日 金曜日
象嵌の作品いろいろ

齋藤十郎さんの作品展が明日からとなりました。
個展は当店では初めて、山陰でも初めてということでやや緊張して迎えましたが、
陳列していたら作品の緩さに解されました。
準備が終わってすぐの店内、照明が暗めの画像で恐れ入ります。

基本的に初めての個展の時はあまりリクエストはせず、作り手さんに任せます。
十郎さんは作品の幅が広いしベテランだし、心配は要らないだろうと安心していました。
昨年秋にお会いした時のお話を最後に事前の打ち合わせは特にしませんでしたが、
案の定、今取り組んでいる仕事をしっかりと届けてくださいました。

カレー皿、長皿など。

SNSやDMハガキの文章でもご案内しておりますが、
本展会期中は当店から歩いて5分ほどのところにあるカレーの名店「KARLY禅」にて、
十郎さんのお皿をお店の器として使って頂いています。

KARLY禅さんでは以前から十郎さんの器などいくつかお使い頂いていますが、
十郎さんのカレー皿はなかでも使いやすいと言ってくださっていました。
今回のこの特別企画も喜んでお受けくださり嬉しい限りです。

尚、十郎さんと中目黒のSMLさんもお持ちの器をたくさんお貸しくださいました。
感謝申し上げます。

点打の作品いろいろ

本展のラインナップは9割が食器です。
十郎さんは「使ってもらいたい」という思いが強いので、こちらとしても望むところです。
皆さんに愉しく選んで頂けるよう努めて参ります。

今回もまずは店頭販売が優先ですが通販もお受けいたします。
ご購入のご案内は16日の営業終了時点からとさせて頂きますが、
通販希望のご連絡はそれ以前でもお受けいたします。
ご希望のものが御座いましたらどうぞお問い合わせください。

インスタグラム、ブログも可能な限り更新して参ります。
よろしくお願いいたします。


2月の「大久保ハウス木工舎 展」では会期後のブログ更新ができませんでした。
画像に収める前に完売になってしまったり、私自身まだ使い始めて間もないものが多かったりで、
納得のいく内容の記事が書けないと判断し、そのままでした。

もしブログ更新をお待ち頂いていたお客様がいらっしゃいましたら心よりお詫び申し上げます。
いつか必ずご紹介いたします。

DM

薪窯で焼成される十郎さんの作品は陶器が持つべき豊かな表情をしっかり備えつつ、
ゆるい線で描かれた模様や簡単な仕掛けで施された模様で飾られ、かたちは大らかで、
どこか力が抜けたようなのんびりした雰囲気が漂います。

そんな器に親しみを覚えるお客様は多く「気楽に使えていいんですよ。」と皆さん
仰います。料理を載せやすい、盛り付けが絵になる、持ち運びしやすい、といった
実用的な使いやすさだけでなく、気分的に使いやすいのも大きな魅力のようです。

本展は十郎さんにとって山陰で初めての個展です。
「今取り組んでいる仕事を存分に見せてください。」とだけお願いしました。
作品の幅、奥行きを感じて頂けることと思います。
どうぞご期待ください。

・特別企画
4月22日まで、カレーの名店 KARLY禅 でカレー皿をはじめ齋藤十郎さんの作品を
お店の器として使って頂きます。お食事もお皿もお楽しみ頂けましたら幸いです。

会期 2019年 4月13日(土)~ 4月22日(月) ※17日(水)はお休みします。
◆齋藤十郎さん在店日 13日(土)、14日(日)

8周年謝辞

2019年4月2日 火曜日
めでた盃(径8cm高3.4cm) ※ご売約御礼

おかげさまで昨日、8周年を迎えることができました。
お客様とお世話になっている方々に心より御礼申し上げます。
ありがとう御座います。

8年経ってもまだまだ伸びしろがあることには希望を感じることもあれば、
まだこんなに伸びしろがあるなんてどんだけ小さいんだよと絶望することもあります。
でも愉しさは確実に増していく、幸せな仕事をさせて頂いていると実感しています。

器用ではないし賢くもないのでこれからもたくさん失敗するに違いありませんが、
その時々の考え方や感性を大切に、時には巡り合わせにも身を任せ、
続けていきたいと思います。

今後ともよろしくお願いいたします。

「大久保ハウス木工舎 展」盛会御礼。

2019年2月12日 火曜日
2月2日オープン直後。

先日開催しました大久保ハウス木工舎の作品展は大盛況でした。
特に大久保夫妻が在店してくれた二日間は賑やかで満足に休憩が取れないほどでしたが、
公太郎さんは「たくさんのお客様とお話ができて楽しかった!」と言ってくれました。

私共もくたびれましたが、それ以上になかなか経験できない慌ただしさが楽しかったです。
興味を持ってご来店くださったお客様と、真剣に応えてくれた大久保夫妻のおかげです。
皆さまに心より感謝申し上げます。

お客様が途切れるとせっせと鉋の刃の手入れ。ほんとお疲れ様でした。

お客様の中にはすでに大久保さんのヘラをお使いの方が多かったです。
お話を伺うと皆さんご愛用くださり、満足してくれている事が確認できました。
そしてその実感があるからか本展では匙をお選びくださったお客様が多く、
新たな成果を感じることができました。

匙類はヘラより小さいですが作り込みが細かいので価格はグンと上がります。
でも「値は張るけどきっと使いよいのだろう。」と言ってお求めくださる方が多かったのです。

これまで大久保さんが削りまくったヘラを我々は売りまくり、
使いまくったお客様には信頼感をお持ち頂けた、ということなのでしょう。
これには 大久保夫妻も我々も大いに喜びました。

こうなると匙についての皆さまのご感想が気になってきます。
お褒めの言葉でも厳しいご指摘でも大久保さんには励みになります。
是非お聞かせください。

2018年10月。松本の工房にて。

今回は会期が短かったうえに忙しかったため会期中のブログ更新を諦めましたが、
今月中にこれから常設で扱っていくものを中心にいくつかご紹介いたします。
ご覧頂けましたら幸いです。

ひとまず会の終了報告、ならびに御礼とさせて頂きます。
ありがとう御座いました。

明日から「大久保ハウス木工舎 展」です。

2019年1月31日 木曜日
2018年10月28日早朝。

個展・企画展の際はいつも店の什器をすべて使って展示をします。
ただ本展はカトラリー類が中心、というか9割以上の商品構成になるため、
大きなテーブルふたつと低い長机に出品物の全種類が並びました。
会期も5日間と短めですから、全体的にいつもより小規模な展示会です。

そうは言っても現時点での大久保ハウス木工舎のフルラインナップをご覧いただけます。
常設で全種類をご紹介することは難しく、この機会ならではと言えます。

会期二日目と三日目は大久保さん夫妻が在店してくれます。
公太郎さんは製作実演、在店中もひたすら削ってヘラを作ってもらいます。
修子さんは製品の使い方や扱い方、旦那の天然っぷりを熱くプレゼンしてくれます。

というわけで、内容的には申し分ない展示会になるだろうと確信しています。
DMにもしっかり思いのたけを綴りました。

皆さまに安心して、どうぞどうぞ!と言える道具を揃えてお待ちしております。
よろしくお願いいたします。

DM

取り扱いを始めて以来、大久保さんのヘラやカトラリーをお求めくださったお客様の
リピーター率に驚かされています。「使い心地がすごく良いから贈り物にしたくて」
とまたご購入くださったり「他のも使ってみたくなった」と選びに来てくださったり、
皆さまの感想は優れた道具であることを証明してくれているかのようです。

当店はカッコいい、美しい、といった感覚や感情に左右されて品物を選びがちです。
けれど確実に役に立ち、喜ばれ、しかも求めやすい、そんな道具も用意できている
ということにも安心感と大きな喜びを感じています。

本展は5日間と短い会期ですが、大久保ハウス木工舎のフルラインナップが揃います。
手に合うもの、役に立つものを見つけて頂けることと思います。
ぜひお出かけください。

会期 2019年 2月1日(金)~ 2月5日(火) 
営業時間 11:00~19:00

■大久保さん在店日 2日(土)、3日(日) 
※両日とも店内で製作実演があります。