「齋藤十郎 展」より、いろいろ

灰釉ボウル3種(径11.5cm高6cm、径13.5cm高6.8cm、径18cm高6.3cm)
上から
焼締めの外側も降りかかった灰の影響で表情が様々です。
飴釉ボウル3種(径11cm高6.5cm、径14cm高6.8cm、径18.5cm高6.5cm)
こちらもバラつきのある色の出方。
飴釉縁合わせ皿6寸、7寸、8寸 ※8寸、完売
(径18.5cm高3.5cm、径21.5cm高4.5cm、径24.5cm高5cm)
置土の跡もリズムのある景色に

十郎さんの作品は模様が印象的で、そのイメージが先行していることと思いますが、
無地や掛分といったシンプルな意匠のものも表情豊かで味わい深く、実に好いです。

作品展に並べてもほとんど反応がないから無地のものを作らなかった時期さえあったそうですが、
本展にはいろいろお送りくださいました。
十郎さんが「それけっこう自信作です」と仰るものもあって見逃せません。

お客様もこちらが促すまでもなく手に取ってご覧くださっていて嬉しい限りです。
簡単なお料理、凝ったお料理、選びませんので安心してお選びください。

灰釉掛分飯碗、飴釉掛分飯碗(ともに径12.5cm高6.5cm) ※飴、完売
飴釉掛分マグカップ3種
(10.5cm×8cm高9cm、11.2cm×8.5cm高8.3cm、11.5cm×9cm高10cm)
灰釉掛分湯呑(径8cm高9cm )、
灰釉掛分マグカップ2種(11.5cm×8.7cm高10cm)※左、ご売約
灰釉掛分ポット、飴釉掛分土瓶
(18cm×11cm高11.5cm、17.5cm×13.5cm高22.8cm)

何てことなさそうに見えてけっこうバランス感覚が問われる掛分はいろいろなパターンがあります。
どれも形に対して気持ちよく収まっていて軽やかです。

ちなみに今日ご紹介している作品はすべてロクロで成形されたものです。
十郎さんは水引きしたあとに削って形を整えることがほぼないそうで、
そのため作品には手跡が強めに残っていたり、ぽてっとした感じものが多くみられます。

十郎さんの作品に感じる「ゆるさ」はここにもあるような気がします。

縁合わせ鉢(径15.8cm高5.5cm)
ズーム

今日ご紹介したものをあらためて並べて見てみると、
下積み時代にしっかり数をこなした作り手が適切な素材を使って形をこしらえ、
薪の窯で焼けばいい無地の器が成り立つことを思わされます。
こうして言葉にすると簡単すぎて申し訳ない気もいたしますが…

そして無地がいい作り手はやはり信用できるなと思います。
模様のあるうつわが活き活きできる土台がある、という証明のように思えるのです。

「齋藤十郎 展」のブログ更新は今日で終わりますが、会期は22日(月)までです。
作品展ならではのスケールで、いいものたくさん並んでいます。
お時間ございましたらぜひお出かけください。

お問い合わせもCONTACTページより、 遠慮なくお寄せください。
よろしくお願いいたします。

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