「佃眞吾 展」より、棚・机・厨子


棚 (43cm×28cm高85cm)


いろいろ置いてみました。

家具職人、指物師の元でもしっかり腕を磨かれたことはこれらの作品から分かります。
塊から形を出す刳り抜きとはまったく違う、パーツを組み合わせていく仕事。
狂いは許されませんがどれも気持ちいいほどピタッと収まり、全体の均衡が保たれています。

棚は最初に見た時、華奢な印象を持ちました。
ただいくつか物を置いてすぐに、あ、これでいいんだと思わされ、
一日眺めていたら、あ、これだからいいんだ、と思わされました。
小品がこんなにきれいに置けるなんて、嬉しいですね。

線の細い家具ならではの利点、美しさは新鮮でした。
こういうものは今までスルーしがちだったような気がします。
想像力も働かせて、もっとちゃんと見なければと反省した次第です。


文机 (85cm×32.5cm高25cm) ※ご売約御礼


天板にズーム



文机には神代欅といって長い間埋もれていた古木が使われています。
化石になりかけた木、と佃さんはお客様にご説明されていました。
かっこいい。

実は今回、神代欅の木瓜盤と円卓もありましたがどちらも早々に行き先が決まり、
画像には収められませんでした。
誠に恐れ入ります。

独特な脚のかたち、わずかに立ち上がった縁、色味、質感、香り…
お決めになられたお客様もすべてにぞっこんでした。


厨子 (13.5cm×13.5高24.8cm)


中はこのようになっています

仏壇は置きたくないけどこういうお厨子なら、と思われている方は多いのではないでしょうか。
弔う側も、向こうに逝った御方も、大そうな箱を住まいに置くより簡素なものを、という思考と、
こういったものへの嗜好をお持ちなら尚のことお薦めいたします。

住宅事情が変わってきて仏間はなくなりつつあるようです。
ただ亡き人のことを想ったり、繋がりを保つという心が消えていってしまうのは悲しいです。
こういう形でも残っていけばいいなぁと思います。


本日、閉店直前の店内。

会期はあと2日となりました。
最初の3日を終えて売り場をグッと縮小しましたが、それ以降は変わっていません。

どれも少しずつ売れていくので全体的に品薄ではあるのですが、
不思議なもので1点は残ってくれているので品切れにはならず、まだ店頭に並べられています。

明日、明後日のどちらかで、とお考えのお客様もご来店を楽しみにして頂ければと思います。
お問い合わせをお考えのお客様も諦めずに是非。

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