「前野直史 展」から、掛分


掛分額皿 ※完売御礼


掛分角皿(17cm×17cm高3cm) ※完売御礼


掛分角鉢(19.5cm×14cm高3.2cm)


掛分八角皿(径24cm高3.5cm)


掛分平皿5寸(径16cm高2.5cm)


掛分平皿8寸(径24.5c高4cm)

ひとつの個体に2種類の釉薬を掛けるというとてもシンプルな意匠ですが、
相性のいい釉の組み合わせを見つけることと、それを形にほどよく収めること、
このふたつを果たすのはそう簡単ではないように思います。

前野さんの灰釉と鉄釉による掛分はどちらも落ち着いた色味をしていて、
印象的な見た目にはなりますがどれも全体の雰囲気はいたって静かです。

お使いのお客様から「盛り付け心をくすぐられる」「かっこよく盛りたいときに手が向く」
という話を度々お聞きします。
うつわが前に出るのではなく、お料理をしっかり引き立ててくれるようです。

当店では4年前に初めてご紹介しました。
それ以来うつわと同じく静かに、しかし確実にご好評いただいております。


掛分平皿5寸にズーム


掛分平皿5寸の裏


掛分八角皿にズーム


掛分八角皿の裏

ちなみに今回、釉の境目がキッチリしているものと、ぼんやりしているものがあります。
これは施釉の際にうつわを釉に浸したものと柄杓で掛けたもので生じた違いです。

掛分平皿は柄杓で表面だけに釉を掛けているので境目がぼんやりします。
裏には表に掛けた釉が伝い流れてはいるもの、施釉は無しです。

掛分八角皿は釉の入った甕に浸しているので水平線のようにまっすぐな境目になります。
広く蝋引きされた底面には釉が掛かりませんが、蝋が引かれていない縁に近い部分は施釉されます。

掛分八角皿のように蝋引きして釉に浸すというのが通常の手順だったようで、
これまで当店に並んだ掛分の作品は釉の境目がまっすぐなものが多かったです。

ただし今回は製作時間が足りず窯焚きの日が迫ってきてしまい、
蝋引きをするほどの余裕がなかったので時間短縮のために柄杓で掛けたものがいくつかあり、
結果として両方の表情のうつわが揃ったのだそうです。

個人的にはあのぼんやりした掛分も好みなので、どちらもご紹介できて嬉しく思います。


灰釉額皿(14.5cm×14.5cm高2.5cm)


鉄釉皿8寸(径25.5cm高4cm) ※完売御礼


灰釉壷(径14.5cm高18.5cm)


灰釉白打壷(径13.5cm高20.8cm)


ズーム

灰釉も鉄釉もそれぞれが単体でも十分魅力的です。
今回は少なめですが店内には灰釉、鉄釉の作品もあります。
是非じっくりとご覧になられてください。

「前野直史 展」会期中ですが明日はお休みを頂きます。
お間違えの無いようお気を付けくださいませ。

ブログは更新いたします。
ご覧頂けましたら幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

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