14日から「前野直史 展」です。


筒描皿5寸 (撮影:前野直史)

3回目となる前野さんの作品展がいよいよ土曜日からです。

今回も前野さんと大まかな方向性を話し合い、
古丹波へのオマージュとでも言うべき作品に取り組んで頂く会となりました。

古丹波は前野さんにとって愛すべき焼物であり陶芸を始めるきっかけでもあります。
なのでそれらを意識した仕事を依頼するのは自然なことのように思えましたし、
前野さんもすんなり受け入れてくださったように思います。

具体的には丹波の古作によくあるイッチンで様々な模様が施された蓋物の蓋、
あれがお皿になったようなものを作って頂けないか相談しました。

蓋に描かれた模様や前野さんが描くスリップウェアの模様がイッチンで施された、
古丹波の名作「住吉丸太かうし皿」のような雰囲気のお皿ができたら素敵に違いない!
という期待と自信を込めてお願いしました。

DMはそんな本展を象徴すると言っても過言ではない「筒描皿」の下絵でした。
前野さん自身はじめて挑む作品のため撮影用に貸して頂けるものはなく、
だからといって参考にした古作を撮るわけにもいかず…
前野さんからの年賀状に手描きの絵があって、それが印象深かったのでお願いしました。

結果的に多くの方にとっては作品展が始まってからでないと意味が分からない、
という格好になりましたが、味わい深くて心に残るDMとなりました。
(嫌がらず、おもしろがって引き受けてくださった前野さんには感謝感謝です。)

冒頭の画像ですが、今日届いた「筒描皿」DMに描かれたお皿の完成品です。
前野さんがDMと同じ配列で撮った画像をくださいました。

やはり味わい深いお皿に仕上がっていて、お願いしてよかったと喜びました。
ぶっつけ本番で心配したけど納得の仕上がりだと、前野さんの合格も出て何よりです。

新品ならではの初々しさはありますが使い込んでいけば色味や質感が変化してぐっと渋くなり、
それこそ丸太かうし皿や古丹波の蓋のような姿に近づいてくれるのではと、ワクワクします。

尚、本展にはおなじみのスリップウェアも並びます。
最近熱心に取り組んでいらっしゃる型物、泥三彩、掛分、櫛描のうつわも充実しています。
かなり豊富な品数で何気に準備はとてもたいへんです。

作品展ならではの幅のある展示を、皆さまと楽しむことができましたら幸いです。
ご来店、お問い合わせを心よりお待ちしております。


DM

心に響いたものは見に出かけ、心打たれたものについては調べ、可能であれば
それらを買い求めて身近に置き、暮らしの中で日々親しむ。そうやってものと
対峙してきた経験は強力な糧となり、前野さんの手からゆっくりと染み出て
いるように思います。

本展では長く続けている仕事とともに、ここ数年の新しい仕事もご紹介します。
新作にはまず目新しさを覚えますが、手にとって眺めていると長年の仕事に在る
前野さんらしさもじわじわと伝わってきます。

前野さんが愛して止まない古丹波への敬意を込めた作品もお願いしました。
どんなものが届くか、実に楽しみです。

どうぞお出かけください。

◆前野直史さん在店日 14日(土)、15日(日)

会期 2018年 4月14日(土)~ 4月23日(月) ※18日(水)はお休みします。
営業時間 11:00~19:00 ※16日(月)のみ18時閉店。

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