「古いモノ 展」明日からです。

DMの鳥居の鋳物は懇意にしてくださっている買い出し屋さんが持っていました。
ご主人にどういうものかを聞いてみるとどこから持ち帰ったかは記憶がおぼろげだけれど、
たたら製鉄の職人さんの家にあったことは間違いない、とのことでした。

「持ち主さんは仕事に行く前なんかに無事を願って手を合わせてたんだろうねぇ。」
とも話してくださいました。玄関付近の神棚のように設えた場所にあったのだそうです。

見た瞬間に心を掴まれた美しい造形にご主人の話、いろいろグッときました。
買います、と言ったらご主人は「これは安くできんよ。」と珍しく強めに仰いました。
その口調と、お店の中でお客さんが気付きにくい変な場所に置いてあったことから、
別に売れなくてもいいもの、売る気のないものだったのだろうと思いました。

でも私も見過ごすわけにはいかないのでいくらでも欲しいですと返したところ、
「そうかい…」とつぶやき、「いやぁありがとう御座いました。」と鳥居に向かって手を合わせ、
「あんたこれちゃんと売りんさいよ。」と私に渡してくださいました。
最後にもひとつグッときました。

こうして手に入れたものあれば、ゴミ同然の扱いをされていたもの、美術品、さまざま並びます。
どれもこの先、どなたかの元でご愛用の品に、せめて話のネタになってくれれば嬉しいです。

よろしくお願いいたします。


DM

今回の「古いモノ展」も国内外の様々なものをご紹介いたします。

出品物はこれまで同様に陶器や木工などの道具類が中心なのですが、
祈り、感謝、願い、そういった気持ちが込められたもの、表現されたものが
いつもより多いように思いました。

その手のものを揃えようと意識したわけではないのですが、集まってました。
昔の人々にとってそれらは日常だったのだと気づかされます。

様々なことが高い精度で予測でき、すぐに調べられ、記録できる時代ではありますが、
そういった気持ちは忘れずにいたいものです。

何はともあれ、皆さまとあれこれ言いながら楽しめましたら幸いです。
ご来店・お問い合わせを心よりお待ち申し上げます。

会期 2018年 2月23日(金) ~ 2月27日(火)
   営業時間 11:00~19:00

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