「瀬戸本業窯 展」から、線彫り


伊羅保櫛紋皿尺(径29.5cm高5.5cm)


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今日は線彫りで絵や文様が描かれているお皿を紹介します。
上の伊羅保櫛紋皿尺のように品名に櫛描とあれば、それはすべて櫛で描かれています。

ちなみに伊羅保釉は黄瀬戸のガラス質を薄めた釉薬で、所々ざらつきのある質感になります。
薄くかかったり良く焼けると櫛描の跡が生々しく感じられるほどマットな仕上がりになります。
今展への出品は少なめでしたがこの伊羅保釉もお客様の目を惹いていました。

少し太めの線は釘で描かれています。
櫛彫と釘彫、両方を組み合わせているものも御座います。
すぐ下にご紹介する石皿7寸の柳紋や本記事で一番最後にご紹介する行灯皿の柳紋がそうです。


石皿7寸 柳紋(径21.5cm高3.5cm) ※ご売約御礼


石皿8寸 抽象紋(径24.5cm高4cm)


石皿8寸 蕪紋(径25cm高4.5cm)


石皿9寸 矢車紋(径27.5cm高4.8cm)


石皿9寸 菊紋(径27cm高4.5cm)


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菊紋鉢(小:径13cm高4.5cm、中:径15cm高5cm、大:径17cm高6cm)


黄瀬戸櫛紋皿7.5寸(ともに径22.5cm高4.8cm) ※右、ご売約御礼


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続けてご紹介したものは黄瀬戸のものですが、強いもの、穏やかなもの、様々です。
釉の濃さ(ガラス質の厚さ)と線彫りの深さのバランスの違いでけっこう印象が変わってきます。

柳紋の石皿7寸と最後の櫛紋皿7.5寸2点は線彫りが弱めで釉薬も薄く、特に優しい印象です。
8寸9寸の石皿はどれもハッキリとした線彫の調子、過不足なく掛けられた釉薬、抜群の焼き上がり。
隙がないといった感じです。


黄瀬戸櫛文皿7.5寸(飴・青ともに径22.5cm高5cm)


折縁黄瀬戸緑釉波文皿(径27cm高5.5cm)


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二彩櫛文大鉢(径31cm高6cm)

色が入るとまた雰囲気が変わります。
釉が止まったり流れにリズムを付けるアクセントになっている様もよく、
波紋との相性は抜群です。

しかしなんだかんだ、やはりここでも黄瀬戸そのものの美しさにかなり目が奪われます。
こうした装飾の幅は黄瀬戸という優れた素材が大いに許しているように感じました。


緑釉柳文行灯大皿(径31.8cm高3.5cm)

さて「瀬戸本業窯 展」、明日が最終日となりました。
今展のブログの更新は今回で最後となります。

数・種類ともたくさん送ってくださったのでこちらも負けてたまるかと、
むきになって二日目から毎日更新しました。
連日お付き合いくださった方がいらっしゃいましたら心から感謝申し上げます。

お問い合わせがここ数日で増え始めました。
ありがとう御座います。

まだ間に合います。
お悩みのものが御座いましたら CONTACTページ よりどうぞご連絡ください。

よろしくお願いいたします。

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