「松崎修 展」から、拭漆

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栗塗分すみ入盆(25.8cm×19.4cm高3.8cm)

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欅塗分楕円盆(29cm×12cm高3.3cm)

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栗塗分楕円盆(45cm×21.8cm高4.4cm)

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欅塗分すみ丸盛器(39.4cm×30.5cm高5.8cm)

修さんは美しい杢目が出てきたら黒や朱を塗らずに拭漆をして作品に生かします。
素材に元々あった美しさをそのまま作品の一部にできるのは修さんの作品の強みであり、
使う側にとっても醍醐味と言っていいかもしれません。

ただ杢目を気に入って作品を選んでくださったお客様が帰られた時、
「杢目がきれいで拭漆にしたのだから杢目を褒めてもらえるのは嬉しいことだけど、
そこばかり褒められて形についてのリアクションがないと、ああ、また負けたと思います。」
と修さんは話してくれました。

木が持つ魅力は作品の力になってくれることもあれば、厳しく現実を突きつけてくることもあるようです。
でもずっと向き合っていく素材がそうやって仕事を両面から励ましてくれるのはありがたい事かもしれません。

何はともあれ、杢目に負けたと悔しがっている修さんにそりゃしょうがないよと思いつつ、
そうでなくちゃ!と自分も励まさ、背筋が伸びました。

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栗拭漆十六角盛器(49.5cm×49cm高5.5cm)

「松崎修 展」、残すところあと3日となりました。
初日に比べたら少なくなりましたが、まだまだ見応え充分、しっかり並んでいます。
終盤だからと肩を落とさずにご来店ください。

尚、会期中ではありますが石飛勝久さん・勲さんの白磁や安土忠久さんの硝子なども並びました。
修さんの仕事との相性がとてもいいです。取り合わせてご覧になってみてください。

よろしくお願いいたします。

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