新着その3、HPE

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HPEの布いろいろ。下に敷いたのはOLD GABBEH(1950年代、未使用)

HPEの布が約1年ぶりに入荷し、店頭に並びました。
二重織ハンドタオル(二重織布巾)、タオル 小、タオル、大判タオルは色柄豊富に揃いました。

タオルと大判タオル、二重織ハンドタオルは拙宅で使っているものも展示します。
経年変化したものと新品、どちらも手に取ってご覧いただけますと幸いです。

おなじみの豆敷も絵的なものからパターン的なものまで、いろいろあって愉しいです。
刺繍のない裏面にハッとさせられることもあります。
お見逃しなく。

尚、今回ご紹介分から価格に変更があります。
ほぼすべてのお品物がこれまでの1.6倍~1.7倍ほどのお値段になります。

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鈴木照雄さんと谷由起子さん。(2016年10月6日、栗駒陳ケ森窯にて)

長期休業中の10月、栗駒で開催された鈴木照雄さんとHPEの合同展示会に出かけ、
そこで久しぶりにお元気な谷さんと、同じく元気な布の数々に会うことができました。

HPEの仕事は生産量が減ったため、去年の12月を最後に入荷ができない状況が続いていました。
なのでこの展示会はひとりの客として楽しむつもりでした。
けれど相変わらず元気な布がたくさん並んでいるのを見ていたら、やはり仕入れたくなりました。

そんな気持ちを抑えながら谷さんとお話ししていると、
布作りに携わる村人は以前に比べてずいぶん減ったし生産量もその分減ってしまったのだけれど、
一定の数の人たちが残ってくれたのでそれなりの規模で続けられそうな状況に落ち着いたことと、
続いていた原価の高騰が深刻化して、以前の卸値では赤字になってしまう商品が出てきてしまった、
ということを知らされました。

HPEの仕事はそう遠くない将来になくなってしまうかもしれない、
という諦めさえあったのでまずは安堵しました。
そして値段が上がったとしても問題ない範囲ならまた店に並べたいなぁと思いました。

谷さんが目の前にいる状況でこういうことを考えているともう我慢などしていられません。
卸価格を見直しての仕入れをさせて頂けないかを相談しました。
結論から言うと谷さんはそれをご了承くださり、久しぶりの仕入れが叶いました。

これまでにも値段を上げてはどうか、値段が上がってもいいので仕入れさせてほしい、
と取引先の方から提案されたことは度々あったけれど、
値段を変えないでも何とかやってこれていたのでしてこなかった、と谷さんは仰いました。
それだけに今回の決定は大きなご決断だったことと思います。

当店もそういった提案をした方々と同じ気持ちで、同じようなことをお願いしたに過ぎません。
ただそれがたまたまHPEがこれまでの条件で続けていくのが難しくなったタイミングと重なって、
結果として新しい条件での仕入れができた、ということだと思っています。
谷さんが今までの方針と違う判断をされたことにご理解を頂けますと幸いです。

尚、今回の改定では価格設定を各取扱店に任せるオープン価格となりました。
当店ではほぼすべてのお品物が今までの1.6倍~1.7倍になりますが、他店さんも同じとは限りません。
その点くれぐれもご承知おきくださいませ。

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豆敷、葛の巾着、ケナフ紐。

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タオルいろいろ

こういう布がいま作られていることと同じくらい、価格も奇跡的だとずっと思っていました。
値上がりしてもまだ安いと思えるものがあるほどです。

何はともあれ、HPEの仕事をまたご紹介できることへの喜び。
これに尽きます。
谷さんと村人が仕事を続けてくれる限り、微力ですが当店も紹介し続けていこうとあらためて思いました。

これからも変わらずご愛用頂けますと幸いです。

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