10日から「村島順 展」です

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拙宅でのお茶の時間。村島さんの急須と磁器、よく合います。

村島さんの作品は当店の中では異色の存在だとお感じになられる方が多いようですが、
自宅にも店にも長年使っている急須があるほど、私たちにとっては生活の一部のような、
ごく当たり前の存在です。

佇まいにも使い勝手にも惚れ込んだ急須なので定期的にご紹介したかったのですが、
当店が開店する少し前、村島さんは不運な事故に遭い体調を崩され、さらに窯も不調に陥り、
納得いくものが焼けないから、ということで入荷は数回しか叶いませんでした。

一昨年、やっとご自身も窯も回復してきたという連絡があった時は心から嬉しく思いました。
窯の不調やご自身の体調の変化がまた起きてしまうかもしれないという心配はありましたが、
幸いご自身も窯も好調を維持してくれて、無事に本展開催の運びとなりました。

心配無用と言わんばかりの、ゴリゴリに焼けた急須・ポット・土瓶などが100点近く届きました。
今まで思うように紹介できなかった無念を晴らすべく、できる限り店頭に並べます。
ご期待くださいませ。

それから初日と二日目は村島さんが在店してくださいます。
プロレスラーのような風貌ですが、とても優しいおじ様です。
製作のことや急須の取り扱いのことなど、遠慮なく聞いてみてください。

どうぞよろしくお願いいたします。

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動物や果物のような有機的で愛嬌のある形や、窯の中で降りかかった灰によって
生まれる荒々しいテクスチャーが特徴的な村島さんの急須たちは、地中から自ずと
出てきたかのような独特な生命感にあふれています。

そういった表面的な美しさとともに、キレの良い注ぎ口や心地よい持ち手など、
肝心なところもしっかりと考え抜かれているあたり、「急須や土瓶しか作らない」
という製作スタイルを30年貫いてきた村島さんの職人的な心意気と技術を感じます。

それに「どんなに焼き上がりが良くても注ぎ口のキレが悪ければ商品にしない。」
という方針がずっと変わらないのも大きな信用です。村島さんの急須は日々の道具
としてこれ以上ないクオリティだと言っても過言ではありません。

越前の地で四季を感じながら自然と戯れる暮らしぶり、ものづくりに対する厳しさ、
使い手への心遣い、美意識、すべてが焼けて固まった作品の数々が並びます。

是非お手に取ってお確かめください。

2015年10月10日(土) ~ 10月19日(月) ※14日(水)はお休みします。
営業時間 11:00~19:00

・村島さん在店日 10日(土)、11日(日)

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