Archive for the ‘2020年、通販用ページ’ Category

通販拡充期間、盛況御礼。

日曜日, 5月 31st, 2020

この一か月半ほど、通販拡充期間としてブログとSNSの更新を続けました。
連日のように薄暗い店内で商品撮影、メール対応、発送準備を続けるのは想像以上の労力でした。
自分の仕事のやり方として違和感は拭えなかったのですがたくさんのご利用やお言葉に励まされ、
やりがいを失わずに、むしろしっかり保ちながら取り組むことができました。
厚く御礼申し上げます。ありがとう御座いました!

店舗の営業を6月1日から再開いたします。
それに伴い通販拡充期間としてのブログ・SNSの更新はひと段落とさせて頂きます。
今後もこれまでにアップしたものにつきましてはすべて通販対応を承ります。
ご希望のものがございましたらどうぞご利用ください。

これからも個展・企画展の様子や出品物はいつもの調子でブログでご紹介しますし、
余裕があれば常設の新着品も前より頻繁にしたいと思います。
お目に留まるものがございましたら、お気軽にお問い合わせください。

先は読めませんが、感染防止の対策を講じなければならない状況は長く続くと見込んでいます。
その時々の状況の中でやれることに精一杯取り組みたいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。

舩木研兒作品、舩木窯工房作品

火曜日, 5月 26th, 2020

先日もお伝えしたとおり、中止になってしまった毎年のイベント「民藝と暮らす」に
今年は古民藝とされるものや、民藝運動に共鳴した作家・窯元のものを並べる予定でした。

先日ご紹介した 木彫りの恵比寿・大黒像 以外にもいろいろ集めていたのですが、
舩木研兒さんの作品、舩木窯の工房作品は地の利もあってけっこうまとまった数で揃い、
ワンコーナー設けようと思うほどでした。
ここにご紹介させて頂きます。
(※これまでにご紹介したものも重複しますが掲載いたします。)
 

FG06(23.5cm×19.5cm 高3cm)
ズーム
横から

 ≪FG06≫
  舩木研兒
  耳付絵皿
  ※ご売約御礼
 

FG07(径21.5cm 高3.5cm)
ズーム
横から

 ≪FG07≫
  舩木窯
  赤絵輪線皿
  ※ご売約御礼
 

左からFG08,FG09(2点とも20cm×18cm 高3cm)
FG08にズーム
FG09にズーム
縁の模様にズーム
2枚を重ねて

 ≪FG08≫
  舩木窯
  スリップウェア六角皿 その1
  ※ご売約御礼
 
 ≪FG09≫
  舩木窯
  スリップウェア六角皿 その2
  ※ご売約御礼
 

FG10(径27cm 高3.5cm)
ズーム
縁にズーム
横から
裏面

 ≪FG10≫
  舩木研兒
  スリップウェア大皿
  60,500円(55,000円+税)
 

FG04 (径31cm高4.5cm)
ズーム
更にズーム
横から
裏面

 ≪FG04≫
  舩木研兒
  線彫り大皿
  ※ご売約御礼
 

FG11(径8cm 高10cm)
反対側
ズーム
内側
裏面

 ≪FG11≫
  舩木研兒
  藁描き湯呑
  ※ご売約御礼
 

FG12(20cm×14.5cm 高23cm)
120度回転
90度回転
注ぎ口にズーム
茶漉しにズーム

 ≪FG12≫
  舩木窯
  押紋土瓶
  33,000円(30,000円+税)
 

投稿一覧

「舩木研兒」と「舩木窯」の表記に分かれていますが研兒さんが成形したもの、
成形は弟子や職人でも絵付けや線彫りなどの模様を研兒さんがしたものは「舩木研兒」としてます。

「舩木窯」となっているものは研兒さんの監修のもと工房作品として作られたものです。
バーナードリーチさんのleach pottery、濱田庄司さんの濱田窯のような感じで、
デザインは研兒さん、成形や模様付けは職人さん、お弟子さんの手によるものです。

自身の作品だけでなく、こういう人に作らせたものにも魅力的なものが多くて、
作者としての力量を感じます。

 

FG05(12cm×7cm 高16.5cm)
反対側
横から
上の方にズーム
下の方にズーム

 ≪FG05≫
  舩木研兒
  鉄釉花器
  55,000円(50,000円+税)
 

FG02(径12.5cm 高21.8cm)
反対側
上の方にズーム
下の方にズーム

 ≪FG02≫
  舩木研兒
  面取花器
  44,000円(40,000円+税)
 

FG13(11cm×7cm 高21cm)
反対側
横から
口縁にズーム
胴にズーム

 ≪FG13≫
  舩木研兒
  藁描き偏壷
  ※ご売約御礼
 

FG14(14cm×14cm 厚1.5cm)
顔にズーム
脚にズーム
裏面

 ≪FG14≫
  舩木研兒
  陶板「鹿」
  ※ご売約御礼
 

FG15(14cm×14cm 厚1.5cm)
顔にズーム
脚にズーム
裏面

 ≪FG15≫
  舩木研兒
  陶板「馬」
  44,000円(40,000円+税)
 

FG16(43cm×22cm 高6cm)
顔にズーム
脚と尾にズーム
縁にズーム
横から
裏面

 ≪FG16≫
  舩木研兒
  虎絵楕円鉢
  ※価格はお問い合わせください
 

研兒さんのスリップウェアとしてFG14とFG15のような生命感に溢れた動物の絵や、
生き生きとした人物、河童の絵などはよく知られるところです。それに相反するような、
FG16「虎絵楕円鉢」のこの拙い絵には違和感を覚える方もいらっしゃるかと思います。

ご子息の伸兒さんによると、こちらは体調の悪化が進んで倒れてしまう直前の作品だそうです。
スリップはスポイトから液状の化粧土を垂らして描くものですが、
この時の研兒さんは手(というか体のあちこちが)が思うように動かないため、
スポイトから流れ出る土の量を少なくして、先端を押し付けるようにして描いていたそうです。
そんなわけで原料は同じであってもスリップとは言えないようなやり方で描かれおり、
FG14、FG15のような動的な絵の作品とはまったく違う雰囲気のものとなっています。

ただこれにしかない味わい、が確かにあります。
伸兒さんから制作にまつわるお話を聞いて、まったく厳つさがないネコ科全開の可愛らしい顔、
そして縁に打ってある点の覚束なさに、動けなくなるまで作り続けた研兒さんの手の名残り、
温度を感じました。そしてこの絵だけでなく器の形なども含めた全体の構図、
バランスの良さには体が不自由になろうと失われなかったセンスを感じました。

3年前に出雲民藝館で開催された「舩木研兒 展」に並んでてもよかった、
というか並んでてほしかったと思える作品です。
お好きな方の目に留まりましたら幸いです。

こんなことを阪急本店さんでお客様とお話ししながら、ご覧頂きたかったです。
次の機会があれば、またこういったものもご紹介できるよう準備したいと思います。
よろしくお願いいたします。

「花器 その2」

日曜日, 5月 24th, 2020

こちらにご紹介するものは「その1」にあるような気軽に使える道具的なものではなく、
生ける花も選ぶし、置く場所も選ぶような強い存在感のあるオブジェ的な品々です。

こういった作品が所々にあるおかげで陳列が引き締まっていると日々感じます。
急にこの手のものがよく売れて店内が食器ばかりになることがありますが、
そうなるとなんだか物足りないです
実用品とともに古物やこういった作品が並ぶことで出る空気感、が確かにあるのです。

そういえば作品の幅が広い作り手さんの個展は大体の場合、冴えた会場になります。
似たことなのだと思います。

SS34(19cm×5cm 高22cm)
横から
ズーム
もひとつズーム

 ≪SS34≫
 島岡桂
 地釉縄文象嵌偏壷
 36,300円(33,000円+税)
 

YN10(18cm×14cm 高20.5cm)
上から
ズーム
もひとつズーム

 ≪YN10≫
 山本教行
 象嵌耳付壷
 77,000円(70,000円+税)
 

YU78(16cm×13cm 高21.5cm)
反対側
ハンドル側
ズーム

 ≪YU78≫
 湯町窯
 海鼠釉胴紐ピッチャー
 44,000円(40,000円+税)
 

CR02(径23cm 高20cm)
反対側
上から
ズーム
もひとつズーム

 ≪CR02≫
 盛永省治
 ベース
 44,000円(40,000+税)
 

CR01(径18.5cm 高26cm)
反対側
上から
ズーム
もひとつズーム

 ≪CR01≫
 盛永省治
 ベース 楠
 44,000円(40,000円+税)

SS35(径21cm 高23cm)
横から
上から
ズーム
もひとつズーム

 ≪SS35≫
 島岡桂
 地釉縄文象嵌壷
 55,000円(50,000円+税)
 

IK05(径21cm 高22cm)
ズーム
もひとつズーム

 ≪IK05≫
 石飛勝久
 白磁面取壷
 71,500円(65,000円+税)
 

タタキ偏壷イッチン(径22.5cm 高26.5cm)
上から
イッチンにズーム

 ≪US02≫
 上江洲茂生
 タタキ偏壷イッチン
 ※ご売約御礼

昨年逝去された上江洲茂生さんの作品はこの偏壷と同手の壷が当店最後の在庫となりました。
壷は インスタグラム に載せましたのでこちらも是非ご覧ください。
(古道具の仕入れで入手したため格安です。)

開店前に仕入れで伺った際、ご自身の代名詞でもあった厨子甕をはじめ大物が素晴らし過ぎて、
勢いで複数仕入れました。上江洲さんは心配したのか「こういうのはすぐには売れないよ。」
と仰いましたが案外早く売れました。作品の底力を見た気がしました。

この偏壷もちゃんと店頭に出していればきっともう売れていたと思います。
なんとなくあの最初の仕入れで入手したものをすべて手放すのが惜しくて、
たまにしか店頭に出しませんでした。配り手としてはお恥ずかしい話です。

何はともあれ、上江洲さんの大きなと壷や甕は当店の売り場には器だけじゃなく、
こういうものが不可欠なのだということを教えてくれました。

上江洲さんの偏壷の話ばかりになってしまいましたが、どれも等しく力のあるものだと思います。
場の空気感を創るため、こういうものを必要としている場所があるのではないでしょうか。
器もいいですがそれ以外のもにも時々目を向けて頂けたら嬉しいです。

「花器 その1」

日曜日, 5月 24th, 2020

この休み中は家の草むしりをしたり、娘の元気を発散させるために公園や神社に出かけたり、
いつもより自然に接する機会が多く、目にする新緑や野の花がことごとくきれいで感じ入りました。

私はこういうものを扱っているくせに花を飾る習慣がありません。
花はきれいだと思うし、素敵に生けられている様を見ればけっこう感激して見入るのですが、
自分ではやりません。

ただ毎回必ず花を摘んで持ち帰り、小さな花瓶に入れては満足そうな娘を見るのは実に愉快だし、
花があると空間はずいぶん明るくなるし、瑞々しくなっていいものだと実感しました。

娘のおかげで花器を使う楽しさや花がある空間のよさをあらためて確認できた、
そんな輩の紹介で恐れ入りますが、花器いろいろどうぞご覧ください。

左から YU72、YU73、YU74 (3点とも径6cm 高9.5cmほど)
反対側にズーム
左から YU75、YU76(ともに径6cm 高9.5cmほど)
反対側にズーム

 ≪YU72≫ 花入れ黄 A、2,530円(2,300円)
 ≪YU73≫ 花入れ黄 B、2,530円(2,300円)
 ≪YU74≫ 花入れ黄 C、2,530円(2,300円)
 ≪YU75≫ 花入れ海鼠釉 A、2,530円(2,300円)
 ≪YU76≫ 花入れ海鼠釉 B、2,530円(2,300円)
 

ST61(径9.5cm 高12cm)、ST62(径12cm 高12cm)
反対側
ST61にズーム
ST62にズーム

 ≪ST61≫
 鈴木照雄
 花器 その1
 13,750円(12,500円+税)

 ≪ST62≫
 鈴木照雄
 花器 その2
 13,750円(12,500円+税)
 

SS33(径12.5cm 高16cm)
ズーム

 ≪SS33≫
 島岡桂
 地釉縄文象嵌壷 小
 19,800円(18,000円+税)
 

FG05(12cm×7cm 高16.5cm)
反対側
横から
上の方にズーム
下の方にズーム

 ≪FG05≫
 舩木研兒
 鉄釉花器
 55,000円(50,000円+税)
 

YU76(13cm×10.5cm 高16.5cm)
反対側
横から

 ≪YU76≫
 湯町窯
 櫛描偏壷
 13,200円(12,000円+税)
 

YU77(14cm×12cm 高16.5cm)
反対側
ハンドル側
ズーム

 ≪YU77≫
 湯町窯
 海鼠釉ピッチャー
 17,600円(16,000円+税)
 

HM02(径10cm 高16.5cm)
反対側
上の方にズーム
下の方にズーム

 ≪HM02≫
 平山元康
 筒花器
 15,400円(14,000円+税)
 

FG02(径12.5cm 高21.8cm)
反対側
上の方にズーム
下の方にズーム

 ≪FG02≫
 舩木研兒
 面取花器
 44,000円(40,000円+税)


FG02(10.5cm×10.5cm 高20cm)
反対側
ズーム
もひとつズーム

 ≪AT31≫
 安土忠久
 角花器
 13,200円(12,000円+税)
 

花器だけでまとめてみようと思ったらけっこうたくさんありました。
なので大きさで分けて二つの記事にしました。
今回はさほど場所を取らないもの、次の「その2」は比較的大きなものになります。

本記事の冒頭で、花器を使う楽しさを感じた、花がある空間に瑞々しさを感じた、
的なことを綴ったのですからお花を入れた写真をご用意できればよかったのですが、
数が数だけに断念しました。

どうか想像力を働かせつつ、また佇まいそのものに存在感や魅力があることを確認しつつ、
ご覧頂けたらと思います。

松﨑修「盆、皿、鉢、椀」 MO1~14

金曜日, 5月 22nd, 2020
MO1(27.5cm×21.5cm 高2.7cm)
斜めから
MO2(26.5cm×20.8cm 高2.5cm)
斜めから
MO2に鈴木照雄さんの酒器を
MO3(30.5cm×27.5cm 高3cm)
斜めから

 ≪MO1≫ 朱漆隅入盆 ※ご売約御礼
 ≪MO2≫ 黒漆隅入盆 ※ご売約御礼
 ≪MO3≫ 黒漆隅丸盆 ※ご売約御礼
 

松﨑さんの作品は刳り貫きならではの自由な造形とモコモコした質感が特徴です。
斜めから見た画像でそのモコモコ感がすこしでも伝わっているといいのですが…
当店の技術だとこれが限界です。恐れ入ります。

使い込むと朱も黒も最初より艶が出てきます、とはじめて聞いたときは不思議に思いました。
私共がお客様にそう説明してもはやり不思議そうな顔をされてしまうことが多いのですが、
これは私も身をもって経験しましたのでご安心ください。

松﨑さんの作品は仁城逸景さんの漆器とは同じ漆でもまったくの別物といった感じですが、
使い込みや時間の経過で艶が出て明るくなるのは共通しています。
ちゃんとした漆だから強いという点も。

MO4(径21cm 高2.4cm)
ズーム
MO5(径20cm 高3cm)
ズーム
MO6(径21cm 高2.5cm)
ズーム
MO7(径21cm 高2.5cm)
ズーム
塗分丸盆に西持田窯、津田堅司さんの酒器を

 ≪MO4≫ 欅塗分丸盆 19,800円(18,000円+税)
 ≪MO5≫ 朱漆丸盆 ※ご売約御礼
 ≪MO6≫ 市松塗分丸盆 22,000円(20,000円+税)
 ≪MO7≫ 塗分丸盆 ※ご売約御礼
 

ここまでにご紹介したものはすべてお盆ですが、お皿にも使えるサイズ、形状です。
お料理の時にもお菓子の時にもいい仕事してくれそうです。
いろいろ見立てて楽しんで頂けたらと思います。
 

MO8(19.5cm×19cm 高4.5cm)
ズーム
横から
MO9(17.5cm×17.5cm 高1.5cm)
ズーム

 ≪MO8≫ 塗分隅丸盛器、27,500円(25,000円+税)
 ≪MO9≫ 錫塗分角皿、11,000円(10,000円+税)
 

錫は上に施した拭漆の影響ですこし黄色味を帯びていますが、時間が経つと銀色になる見込みです。
見込みです、と言わなければならないのはまだこれが最近始まったばかりの仕事だからです。

この手の作品は修さんが最近熱心に取り組まれていて、当店には今この角皿しかありませんが、
昨年12月の個展にはいくつか並びました。これからも注目したい仕事です。
 

左から MO10(径9cm 高3cm)、MO11(径10cm 高5cm)
横から
MO10にズーム
MO11にズーム
左から MO12(径7.5cm 高4.5cm)、MO13(径9cm 高4.5cm)
横から
MO12の内側にズーム
MO13の内側にズーム
MO14(径13cm 高8cm)
上から
側面にズーム
高台にズーム


 ≪MO10≫朱ぐい呑み、8,800円(8,000円+税)
 ≪MO11≫花小鉢、8,800円(8,000円+税)
 ≪MO12≫黒ぐい呑み、8,800円(8,000円+税)
 ≪MO13≫黒漆五角小鉢、7,700円(7,000円+税)
 ≪MO14≫朱漆汁椀、27,500円(25,000円+税)
 

あらためて全部の作品を眺めていると、刳り貫きによる形の自由さに魅力を感じます。
そして同時に木の塊から削り出す、連続して力を込める、という仕事の激しさを思います。

作品たちはそんなこと気にしなくていいよと言わんばかりの愛嬌のある姿です。
実際お求め頂く際や使われる際はそんな姿や優れた漆の性質を良しとして頂ければいいのですが、
そういう激しさの中から生まれているということも頭の片隅に入れておいて頂けましたら幸いです。

昨年末の作品展「松﨑修 展」では都合により作品紹介を省略いたしました。
なのでここでちょっと言葉多めに紹介させて頂きました。

次は「花器」をご紹介します。
よろしくお願いいたします。