Archive for the ‘新着品’ Category

鈴木照雄さんの作品から、その他

金曜日, 2月 2nd, 2018

照雄さんの作品にはやはりうつわが多いのですが、
今の暮らしでは見かけなくなったようなもの、使われなくなったようなもたくさんあります。

案の定、店頭に並べていてもこういうものはなかなか売れません。
でも照雄さんの作品を紹介するのにこの手のものがないなんてありえない、と思わされます。
それに単純にこの手のものが大好きですから喜んで揃えました。

お好きな方の目に留まりましたら幸いです。


筒 その1 ※2点ともご売約


筒 その2 (左:径8cm高11cm) ※右、ご売約


筒 その3 (左:径8cm高11.5cm、右:径9cm高13cm)


花器 (左:径6cm高13.5cm) ※中・右、ご売約


硯 ※3点ともご売約


水滴 ※ご売約御礼


茶碗 ※ご売約御礼


茶碗にズーム

昨日より通販をご希望くださったお客様への案内を始めましたのでだいぶ品薄となりました。
ご来店のお客様からも通販のお客様からもリアクションに熱量が感じられ、嬉しく思いました。
ありがとう御座いました。

私自身もこうして並べてみて、あらためて照雄さんの作品に強く打たれました。
また店頭でまとめてご紹介できる機会が設けられるよう努めます。

鈴木照雄さんの作品から、カップ・土瓶など

日曜日, 1月 14th, 2018


土瓶 ※ご売約御礼

鈴木照雄さんの作品ってなんだかすごいなぁ、照雄さんってなんだかすごい人だなぁ、
と思われた方には何か一つでも手元に置いて、その魅力を実感して頂きたいものです。

最初の一つとしては前回ご紹介したお皿や鉢類と同じように日々手に触れる、
用いることができるという意味で今回ご紹介するものも適しているかと思います。

HPEの谷さんがかつて備後屋さんで買い求めた照雄さん作の湯呑を使い続けていて、
ある時その湯呑みがものすごく味わい深い表情になっていることに気付いて驚いた、
という文章を寄せられています。

鈴木照雄さんのサイト内、「随筆集」 にて公開されているその文章には、
僭越ながら照雄さんの作品の特徴・特性が表れていると感じました。


湯呑 その1 ※3点ともご売約


湯呑 その2 ※3点ともご売約


土瓶 ※ご売約御礼


マグカップ その1 ※2点ともご売約


マグカップ その2 ※2点ともご売約


マグカップ その3 ※2点ともご売約


お猪口いろいろ ※7点ともご売約


按瓶 ※ご売約御礼


徳利(径8cm高12.2cm) ※ご売約御礼

拙宅では気に入って使っている照雄さんのマグカップが3点あります。
3点とも展示会でたくさんのお客様が選び抜いた後に残っていたものでした。

あれもあれもあれも、もう売れてしまったのか…くそぅ…
でも残っているものも全然いいじゃん…なんでさっき気付かなかったのだろう…
こんなことをそのとき会場に居合わせたお客様も皆さんお感じになられていたようで、
選んでいる意味ってあったのだろうかと笑いながら話しました。

使い始めてみたらこの手のものは谷さんが感じた「趣の変化」を感じやすくて、
それもまたいいなと思っています。
地味なものにも十分に魅力があることを認識させられた次第です。

そんな実体験があるせいか、湯呑やカップ類は地味なものを多く揃えていました。
はじめはピンと来なくても何度も手に取って、ゆっくり眺めてください。
じわじわ来ますよ。

酒器もすこしですが並べました。
あまり数が揃えられず早々に品薄になりました。
恐れ入ります。


照雄さんの作品は入って右のテーブルに並んでいます。

ご好評いただいており、鈴木照雄さんの作品は半分ほどになりました。
こうしてご覧頂ける機会もなかなかありませんので、この機会に是非お確かめください。

よろしくお願いいたします。

鈴木照雄さんの作品から、皿・鉢・ご飯茶碗

金曜日, 1月 12th, 2018

宮城県の栗駒で作陶されている鈴木照雄さんの作品を年始から店頭に並べました。
去年と一昨年に照雄さんのご自宅で開催された作陶展で求めたものを中心に、
それよりも前の作品展や工芸店で買い求めたものもあわせ、合計82点になりました。

2014年の秋にもまとまった数の入荷がありましたがその時よりも点数が多いですし、
一昨年は花器や筒、硯といったものを多めに買い、昨年はうつわを意識的に買ったため、
今回の売り場にはいろいろなものが並んでいて我ながら楽しいです。

売約済みのものが多くなりましたが、なかなか得難い機会ですのでご紹介させて頂きます。
今回は皿・鉢・ご飯茶碗です。

・皿


ともに径15cmほど。 ※2点ともご売約。


ともに径15cmほど。 ※2点ともご売約。


ともに径17.5cm高4.5cmほど。 ※2点ともご売約。


ともに径20cmほど。 ※2点ともご売約。


右:径22.5cm高4cm。 ※左、ご売約。


ともに径24cmほど。 ※2点ともご売約。


径30.5cm高6.5cm。 ※ご売約。


径28.5cm高5.5cm。

あまり表に出るタイプではない照雄さんですが、
日本民藝館展賞を2年連続(1989年、1990年)で受賞されたという経歴の持ち主です。

お話を伺うととにかく古いものがお好きです。
古陶を中心とした美しいと思うものを追いかけ、それらから受けた栄養を自身の作陶に注ぎ込む、
という作業をずっと繰り返してこられているように感じます。
それは作陶を始められた頃からのことで、今も大きくは変わっていないのだろうと思います。

暮らしぶりも作陶に大きく関係していることと思います。
後日ご紹介いたしますが照雄さんは硯も陶器で作られているのですが、
ご自身が生活の中で使っている、必要としていることが大きく作用しているのか、
それは美しいものであると同時に、道具としての説得力を帯びているように感じます。
何となく作ってみたという思い付きとも、ただのパフォーマンスとも違います。

・角皿


2点ともご売約。


19cm×14.5cm高4.3cm。

・鉢


左、ご売約 右:14.5cm×13.5cm高5cm

・ご飯茶碗


2点ともご売約。


2点ともご売約。


2点ともご売約。

照雄さんの作品につきまして、通販のお問い合わせを数件頂戴いたしております。
誠にありがとう御座います。

先日のブログやインスタグラムで度々ご案内しているとおり今月いっぱいは店頭販売のみ、
通販でご購入頂けるのは2月に入ってからとなりますが、ご希望はお聞きしております。
サイズ表記があるものはまだ在庫がございます。
気になるものが御座いましたらどうぞご連絡ください。

近日中に他の作品もご紹介いたします。
ご覧頂けますと幸いです。

よろしくお願いいたします。

HPEの新着から、「豆敷」

月曜日, 11月 20th, 2017

9月に作品展をさせて頂いたHPEの品々、店内にまだまだたくさん並んでいます。
会期中にブログを更新することができませんでしたが、遅ればせながらご紹介させて頂きます。
今回はおなじみの豆敷です。

初めてご覧になる方でもすでに何枚か持っている方でも、見る人が愉しい気分になる、
これは扱い始めた時から変わりません。

こういうものが常設で店に並べられていたのは本当にありがたいことでした。
今回こうしてまとまった数の入荷があって久しぶりにお客様と楽しむことができており、
とても嬉しく思っています。


白生地 ※左下、右2点、ご売約御礼


オレンジ生地 ※2点ともご売約御礼


チェーンステッチ その1 


チェーンステッチ その2 ※すべてご売約御礼


チェーンステッチ その3 ※すべてご売約御礼

当店では開店の時から豆敷を扱わせて頂きました。
その頃に比べると布も糸も、色の種類が豊富になったような気がします。

刺繍は単純に縫ったものばかりだったのが、いつからかチェーンステッチが増えました。
その1の感じは早い時期から見かけました。
最近はその3のような強い印象のものが比較的多く見られるように思います。

縫い手の個人的なブームがあったり、村全体でブームがあったりするそうです。
思い返すとその時々でよく見る刺繍の大まかな傾向は確かにあったように思います。

ただ以前からずーっと見かける刺繍もあります。
ブーム的な流れは意識せず似たようなものを縫い続けている人もいるのだろうと思います。


動物いろいろ その1 ※すべてご売約御礼


動物いろいろ その2 ※すべてご売約御礼


人 ※左下、ご売約御礼


人? ※左上、ご売約御礼

豆敷にはかなり個体差がありますが大きさや縁の処理については指示を出しているらしく、
使い古した布は刺繍のない面に使うように、という決まりも設けているそうです。

でもお気付きのとおり、掟破りはたくさんあります。
ただその掟破りもだいたいの場合それはそれで味わい深くていいものです。
谷さんが受け入れているのも納得のいくところです。

刺繍について谷さんから指示や希望を言うことはなく、任せているそうです。
かなり自由度は高く、村人それぞれが思い思いに描く落書き、といったところでしょうか。

子供からご老人まで老若男女問わず携わっていますから刺繍の技術も絵的な感性もじつに様々、
ズラッと並べると村人たちがいるみたいで面白いです。

素材と人々の大らかさを、日々使っていても、商品として店で眺めていても思います。


でべそ ※右、ご売約御礼


カオティック。妙な迫力があります。 ※右下、ご売約御礼

HPEの布の生産数は減り続け、今は年に一度入荷があればいいほうです。
だから貴重、価値がある、ということを言うつもりはありませんが…
そういう評価を否定できない状況になってきている、というのが現実です。

ご紹介しながらまた近いうちに品切れになるんだと考えると寂しくなってしまいます。
ただ冒頭にも綴りましたが、見て頂けるものがあるこの状況を、しっかり楽しみたいと思います。

タオルや風呂敷もたくさん並んでいます。
後日ご紹介いたします。

通販対応もいたしております。
お好きなものがございましたら、この機会を是非ご活用くださいませ。

HPEの新着から、バッグ・エプロン

金曜日, 4月 7th, 2017

・バッグ

その1(44cm×80cm) ※ご売約御礼


その2(56cm×88cm) ※ご売約御礼


その3(55cm×93cm) ※ご売約御礼


その4(55cm×90cm) ※ご売約御礼


4年ほど使った私物。


ズーム

今回はバッグとエプロンのご紹介です。
どちらも身に着けるものなので使い続ければどんどん生地は柔らかくなり、退色もします。

素材によっては劣化にしか感じられないそういった現象が味わい・風合いとして感じられる、
そんな布が使われているのがこのバッグの最大の長所だと思います。

使い勝手がいいとは決して言えませんが、
使い込むほどにこれがいい、これを使いたいと思わせてくれる魅力があります。

※その2、その3、その4、私物は肩に掛けやすくするため、持ち手を結んで短くしました。
 たすき掛けでお使いになられる場合は調整する必要はないと思われます。

・エプロン

その1(丈91cm、ウエスト110cm)


その2(丈91cm、ウエスト106cm) ※ご売約御礼


その3(丈86cmウエスト102cm)


その4(丈83cmウェスト108cm) ※ご売約御礼

エプロンといってもすべて下半身のみが隠れるタイプです。
肩から掛けるものをご期待されていましたら誠に恐れ入ります。

生地の硬さが画像でも何となく伝わりますでしょうか。
革靴と同じで徐々に柔らかくなり身に着ける人に馴染んでいきます。
どんどん使い込んでください。

ご来店の際はバッグもエプロンも遠慮せずお試しになられてください。
生地に硬さのある状態はそう長くは続きませんので、
使い込んだバッグや風呂敷の質感もお確かめいただくとより良いかと思います。

名刺入れ、財布、ペンケース、子供服のご紹介は「蚤の市」が終わってになります。
どうぞよろしくお願いいたします。