Archive for the ‘個展・企画展’ Category

「民藝と暮らす2018」に出店します。

日曜日, 6月 3rd, 2018


パンフレット

阪急うめだ本店での催事「民藝と暮らす」に今年も参加いたします。
3回目となる今回も島根の品々を中心にご用意いたしました。
出品にご協力頂いた作り手さんは下記のとおりです。

 暁硝子(津田暁子)、出西窯、出西織、袖師窯、長田染工場、
 白磁工房(石飛勝久、石飛勲)、斐伊川和紙、森山窯、森山ロクロ工作所、
 山野孝弘、湯町窯

大きな箱で27箱、去年より物量を減らそうとしていたのに増えてしまいました。
品数が多いので売り場は雑然として見えるかもしれませんが、丁寧に選んできた品々です。
ご来場の際はお見逃しのないよう、時間をかけてゆっくりご覧頂けますと幸いです。

尚、会期中は店主佐々木が毎日売り場に立たせて頂きます。
お買い物のお手伝いができればと思います。
どんなことでもお気軽にご質問・ご相談ください。


イマジンコーヒー 岸本さん

今年は民藝の器でコーヒーが飲める屋台を会場内に設けよう、
という話になったので松江のイマジンコーヒーさんを誘いました。
ノリノリで参加してくださり嬉しい限りです。

6日と7日、会場内にいい香りが漂います。
お買い物で悩んだ時のクールダウンに、いいお買い物ができた後の一服に、
どうぞご利用ください。

尚、イマジンコーヒーさんは当店から徒歩7・8分です。
松江にお越しの際も是非お立ち寄りください。


瓶敷き5寸、6寸

昨年、土瓶の蔓の制作というマニアックな実演をしてくれた山野さんが、
今回もこれまたマニアックな瓶敷きの制作実演をしにやって来てくれます。

瓶敷きは今回の会期に間に合わないだろうと思っていましたが、
土瓶の蔓と同じく松江藩籐細工の長崎誠さんに熱心に教わり、
商品としてご紹介できるクオリティにしっかり仕上げてくれました。

この美しい瓶敷ができあがる様子は私も見たことがなく、非常に楽しみです。
10日(日)午後4時半から1時間ほどを予定しています。
ぜひお出かけください。

8日には「民藝協会ってなんだろう」と題したトークショーがあり、
日本民藝協会の村上豊隆さん、袖師窯の尾野友彦さん、
そして一緒に出雲民藝協会の役員を務めている売豆紀拓さん(YUTTE主宰)と共に登壇いたします。

村上さんが司会、島根の3人はパネラーといった感じでしょうか。
売豆紀さんと私は出雲民藝協会代表としてここ最近の活動やこれからの展望など、
お話しできたらと思います。
お時間合いましたら是非お出かけください。


パンフレット裏面

ご覧のとおり日本各地の工芸店6店舗、松本民芸家具、日本民藝協会がブースを構えます。
ワークショップや製作実演、トークショーも連日組まれており毎日楽しめます。

実際に過去2回は毎日のようにご来場くださるお客様、
一日中会場にいて何週もされるお客様をたくさんお見かけしました。
私自身も一客として来たら同じことになるだろうと感じています。

民藝大好きなお客様のテンションに負けないよう今年もしっかり準備しました。
皆さまのご来場を心よりお待ちしております。

「前野直史 展」から、土瓶

水曜日, 4月 25th, 2018

会期は終わりましたがブログ更新、土瓶のご紹介です。

ここ数年は力を入れて取り組まれていて、本展にもたくさんお送りくださいました。
画像に収めるのがいくつか旅立った後になってしまいましたが、
まだお求め頂けるものから数点掲載させて頂きます。


土瓶 灰釉筒描(12cm×16.5cm高19cm) ※ご売約御礼


土瓶 糠釉(14cm×21cm高20cm)

初めての個展の時だったので4年くらい前になるでしょうか、
土瓶につける蔓が華奢なものしかなくなってしまった、これは困ったものだ、
と前野さんは嘆いていました。
他の作り手さんたちも同様に蔓のことに頭を悩ませているようでした。

そんな話を聞いた出雲民藝紙の紙漉き職人、山野孝弘さんが蔓の制作に興味を持ち、
すぐにかつて土瓶の蔓を製作していた松江藩籐細工の長崎誠さんに教わりに行き、
技術の習得に励んでくれました。

その頃はあちこちで職人さんが引退されたりお亡くなりになられたりが相次ぎ、
蔓が手に入らなくなることは出西窯にとっても懸念事項でした。

ただ出西窯は蔓の材料を手に入れる伝をお持ちでした。
さすがに自社で製作までは手が回らないから誰かやってくれる人はいないだろうか、
という相談を前野さんの最初の個展の半年ほど前に受けていたのです。

出西窯と山野さんにお互いのことを話したらすぐに話し合いの機会が設けられました。
今思い返しても急に歯車がかみ合ったような、不思議な巡り合わせでした。


土瓶 白丸紋小(12cm×19cm高18.5cm) ※ご売約御礼


土瓶 白丸紋大(15cm×22cm高22cm)


土瓶 黒丸紋(13.5cm×21cm高21cm)


土瓶 二重丸紋(13cm×20cm高19cm) ※ご売約御礼


前野さんと山野さんと土瓶

本展に向けて打ち合わせを重ね、会期前日に山野さん自ら取り付けに来てくださいました。
会期初日にも来てくれて、蔓のことで3・4時間話し込んでいました。

ご紹介の土瓶のうち丸紋の4点にはすべて山野さんの蔓が付けられています。
冒頭でご紹介した灰釉と糠釉の土瓶に付いているのはおそらく30年ほど前に作られた蔓です。
古い蔓は時間が経って味わいのある飴色になっていますが、それ以外は遜色ありません。

尚、山野さんの蔓は前野さんの土瓶だけではなく、当店への入荷もありました。
ご興味ございましたらお問い合わせください。


「土瓶好きの会」フライヤー

それからつい先日、前野さんといつもお世話になっている古民芸たつのさんらが発起人となり、
「土瓶好きの会」という会が発足しました。(当店も微力ながらお手伝いさせて頂きます。)

マニアック過ぎる、それだけに熱い会になるだろうと思います。
お客様や出西窯の陶工など、当店周辺でも徐々に話題になってきてこれからが楽しみです。

「土瓶好きの会」については動きがあり次第、ブログで詳しくお伝えいたします。
ご期待ください。


初日、開店直後の店内

2018年の「前野直史 展」、ブログはこれにて終了とさせて頂きます。
ご覧くださいましたお客様には心より御礼申し上げます。
ありがとうございました。

次は2年後に開催予定です。
また前野さんと何か企んで臨みたいと思います。
よろしくお願いいたします。

「前野直史 展」から、型物

月曜日, 4月 23rd, 2018

最終日はだいたいブログを更新しないのですが、
前野さんがいろいろ送ってくださったので今回はやります。
今日は型物をご紹介します。


花弁皿10灰釉(径10.5cm高1.5cm)、花弁皿14灰釉(径14cm高1.8cm)


花弁皿10呉洲(径10.5cm高1.5cm)、花弁皿14呉洲(径14cm高1.8cm)


角皿9灰釉(8.8cm×8.8cm高1.5cm)、角皿13灰釉(13cm×13cm高2cm)


角皿9呉洲(8.8cm×8.8cm高1.5cm)、角皿13呉洲(13cm×13cm高2cm)


花弁菱皿(ともに22cm×18cm高1.8cm)


花弁菱鉢(ともに21.5cm×18cm高3.5cm)


角皿18(ともに18cm×18cm高3cm)


灰釉にズーム


呉須にズーム

灰釉も呉須も色の出方が様々です。
今日ご紹介している作品で見比べてもお分かり頂けるかと思いますが、
同じ灰釉でも点々と暗いところがあったり一定の色味だったりしますし、
呉須は色味そのものが違っていたりします。

どの調子でもきれいですが、お好みがあるかと思います。
ご購入にあたって選ばれる際は当店であっても他店さんであっても、
在庫を出してもらって見比べることをお薦めいたします。


角鉢19×14(ともに19.5cm×14cm高3.2cm)


角鉢15灰釉(14cm×14cm高3cm)、角鉢21灰釉(20.5cm×20.5cm高5cm)


角鉢15呉洲(14cm×14cm高3cm)、角鉢21呉洲(20.5cm×20.5cm高5cm)


花弁鉢25灰釉(径25.5cm高5cm)


花弁鉢25呉洲(径25.5cm高5cm)

型物の作品について「不人気だけど思い入れがあるので」と前野さんは仰います。
そういえば当店でも扱いは少なめかもしれません。
ただ不人気だと言いつつ前より種類が増えていることに気持ちの確かさを感じます。

売れる売れないはともかく自分の仕事として決めたことを続けてみる、
という姿勢にも共感いたします。
こうしてまとめてご紹介できる機会を嬉しく思います。


花弁鉢飴釉25(径25.5cm高5cm)


ズーム

「前野直史 展」は今日で終了しました。
たくさんのご来店、お問い合わせに心より御礼申し上げます。
ありがとう御座いました。

会期は終わりましたがすこしのあいだ作品を当店でお預かりいたします。
ご検討中のものがおありのお客様、もう少し悩めます。
じっくり考えてお気持ちお決まりになりましたらどうぞご連絡ください。

明日か明後日、今回の「前野直史 展」最後のブログを更新します。
土瓶のご紹介を予定しています。

よろしくお願いいたします。

「前野直史 展」から、打釉

日曜日, 4月 22nd, 2018

2年前の作品展の時は糠釉に黒釉を打った湯たんぽと土瓶がありました。
今回は糠釉黒打の小さな平皿など、打釉の作品がいろいろ届きました。
どれも目を惹くようで、手に取ってご覧になられるお客様が多いです。
ざっとご紹介いたします。


糠釉鉄打平皿(径15.5cm高2.5cmほど)


焼締泥彩皿(径20.5cm高3.3cmほど)


焼締リム皿 その1(径21cm高3cm) ※完売御礼


焼締リム皿 その2 ※完売御礼

前野さんの抽象的な模様の扱いの上手さを、今回の作品展であらためて感じています。
どれも特別な技術は必要ないかもしれませんがセンスや見識は大いに問われます。

「60年と15秒」という濱田庄司さんが流し描きの技法について言い表した言葉がありますが、
前野さんの打釉や櫛描なども前野さんの作陶における経験や姿勢、古物に親しんできた時間の蓄積、
そういったことが大きく作用していることと思います。

マチエールの良さも「なる」を大切にしている前野さんならではでしょうか。
ある程度は窯に委ねる、というか委ねるほかない、という現実があるこの仕事にあって、
素材の選択はやはり重要だと思わされます。


焼締泥彩鉢(26cm×24.5cm高7cm)

今日からお問い合わせいただいていたお客様への対応を始めました。
ブログにもインスタグラムにも既にお求め頂いたお品には売約済を表す文言を入れました。
ご購入をご検討頂く前に一度ご確認くださいませ。

「前野直史 展」最終日の明日も19時まで営業いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。

「前野直史 展」から、スリップウェアその2

土曜日, 4月 21st, 2018

本展に並んだ作品のうち、スリップウェアは4割ほどでした。
前野さんの仕事全体の割合からするとやや少なめかもしれませんが、
当店での作品展では実験的な試みもして頂いているので妥当な分量かと思います。

割合が少なめとはいっても届いているものは粒ぞろいで、
小さなものも大きなものもそれぞれしっかり存在感を感じさせてくれます。

ざっとご紹介いたします。


slipware小皿(径11cm高2cm)


slipware皿18(径17.5cm高3cm)


slipware皿21(径20.5cm高3.5cm) ※2点ともご売約、ありがとう御座います。


slipware鉢18(径17.5cm高4cm) ※2点ともご売約、ありがとう御座います。


slipware鉢20 その1(径19.5cm高5cm)


slipware鉢20 その2(径19.5cm高5cm)


slipware角小鉢(15cm×12cm高3.5cm)


slipware角小鉢、slipware額皿 ※2点ともご売約、ありがとう御座います。

前野さんの小皿を10枚お持ちだと言うお客様がいらっしゃいました。
気に入ったのがあるとついつい買ってしまうのだそうです。
お気持ちお察しいたします。
柄がいろいろあるし、焼きの感じがその時々で違うので困ったものです。

額皿を10枚お持ちだというお客様もいらっしゃいました。
好き過ぎるから仕方ないのだそうです。
もはや豆敷感覚、参りました。


slipware角皿24 その1(24cm×20cm高4cm) ※ご売約御礼


slipware角皿24 その2(24cm×20cm高4cm)


slipware角皿24 その3(24cm×20cm高4cm) ※ご売約御礼


ズーム


slipware正角皿(23cm×23cm高3.5cm)


slipware角皿26 その1(26cm×20cm高4cm)


slipware角皿26 その2(26cm×20cm高4cm)


slipware角皿26 その3(26cm×20cm高4cm) ※ご売約御礼


slipware角深鉢(24cm×20.5cm高8cm) ※ご売約御礼


slipware角深鉢を横から

カレーやパスタ、2・3人分の炒め物など出番の多いこの辺のサイズは今回も人気です。
あれを盛り付けたら美味しそう、と皆さん想像を膨らませながらご覧くださいました。

あまりにもよく合うので我が家ではオーブン料理にも度々使っています。
(※耐熱用として作られているわけではありませんのでご使用は自己責任です。)

角深鉢はちょっと変わったかたちで目が留まりました。
誰もがふだん使いできるものではなさそうですが、探すと見つからない形です。
ピッタリの用途がある方に見つけて頂けたら嬉しいです。


slipware楕円深鉢 その1(27.5cm×22cm高5cm) ※ご売約御礼


slipware楕円深鉢 その2(27.5cm×22cm高5cm)


slipware大角皿 ※ご売約御礼


slipware鉢30 その1(径29.5cm高7cm)


slipware鉢30 その2(径29.5cm高7cm)

楕円深鉢は前野さんとのお取引が始まった最初の仕入れのとき以来の入荷です。
前野さんはいろいろな型を使うのですっかり忘れていました。

これも探すとなかなか見つからない形かと思います。
楕円であることを無視して大鉢として考えれば案外出番は多そうです。
食卓にこの大きさの楕円、かっこいいです。

このスケールの前野さんの作品は迫力がぐんと増します。
大きくなり厚さを増す造形だけでなく、素材と焼成によるマチエールの力を感じます。


slipware大皿(径33cm高7cm)


ズーム

「前野直史 展」、残すところあと2日となりました。
ここ2・3日でお問い合わせ件数がじわじわ増えてきて、嬉しく思います。
ありがとう御座います。

明日の営業終了後から通販対応を始めます。
作品展以外でこんなにたくさんの中からお選びいただけることはありません。
目に留まるものが御座いましたらぜひお問い合わせください。

よろしくお願いいたします。