Archive for the ‘松江・島根’ Category

松江自動車道

木曜日, 4月 4th, 2013

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中国道の三次東ICと松江をつなぐ高速道路が3月30日に開通しました。

この道路のおかげで広島がずいぶん身近に感じますし、
九州に向かうのがだいぶ楽になるので嬉しいです。

県外の方にとっては米子道と松江自動車道、2つのアクセスになったことで来やすくなったと思います。
ぜひ島根に遊びに来てください。

ところでこの松江自動車道開通に合わせたわけではないのですが、
マイナビ社より昨年出版された「新版 山陰旅行」を扱い始めました。
当店もご紹介頂いてます。

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著者は山陰大好き、江澤香織さん

本については 以前の記事 をご参考にして頂ければと思います。
お車で山陰を回られる方には良きガイドとなってくれるに違いありません。
ご来店時にお持ちでなければ、是非当店でお求めください。

再来年には山陽道の尾道まで繋がって、そこから四国とも繋がります。
その日が待ち遠しいです。

河井寛次郎 小間絵シール

金曜日, 12月 21st, 2012

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京都の河井寛次郎記念館の売店にあるこの小間絵シール、
この度当店でも扱わせて頂けることになりました。

河井寛次郎さんは京都で作陶を続け生涯を終えられましたが、
お隣の安来市がご出身です。

出西窯や湯町窯とは親しい交流がありましたし、
石飛勝久さんの師匠、上田恒次さんは寛次郎さんの弟子でした。

それに森山窯の森山雅夫さんは寛次郎さんの内弟子として6年間師事するなど、
当店とお付き合い頂いている作り手とは深い関わりがあります。

また私事で大変恐縮ですが、工芸に興味を持ち始めてからすぐに民藝を知り、
ほぼ同時に河井寛次郎さんを知り、深く感銘を受けてこの仕事を生業としたい、
と思うようになりました。

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辰砂窯変筒書蓋物(中期から晩年期にかけての作)、故河井須也子さんによる箱書付き。

好き過ぎて、寛次郎さんの作品も一点ご紹介しております。

そんなこんな色々あって、寛次郎さんにゆかりの深い島根にある当店で、
この小間絵シールをぜひ扱わせて頂きたいとお願いしてきました。

ご快諾頂けて嬉しい限りです。これからは京都と松江でお求め頂けます。

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河井寛次郎墨画集(1978年、五月書房)のケース

こちらは寛次郎さんが作品として残した墨画と、陶器のイメージや絵付けのイメージ、
木彫や家具デザインのラフスケッチなどなど、捨てられずに残った墨画、もたくさん
掲載されているちょっとマニアックな本です。

この本を「いや~、良いなぁ~。」と何度も見返していたので、記念館の売店で
小間絵シールをはじめて見た時は驚き、喜び、必要以上に買って帰りました。

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河井寛次郎墨画集の表紙

ところで小間絵とは、新聞や雑誌などで余白を埋める小さな挿絵のことです。

河井寛次郎記念館の学芸員で寛次郎さんの孫にあたる鷺珠江さんによれば、
このシールの絵は実際に新聞社に提供され、使われていたものだそうです。

鷺さんの父上、河井博次さんがその小間絵の部分を切り抜いて纏めたものがあり、
河井寛次郎記念館ではその「小間絵スクラップ」が展示されることもあるとか。
そこから選りすぐったものがこのシールになっているそうです。

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4枚のうちの1枚。

寛次郎さんの絵を今、こういう形で楽しむことができるのは実にありがたいことです。

店頭での販売はもちろん、つい先程からオンラインショップにも掲載しました。
河井寛次郎記念館にも松江にも出掛ける機会のないお客様、今すぐ欲しいお客様、
どうぞご利用ください。

コチラのページで絵柄などじっくりご覧ください。
先日ご紹介したおざぶガベも、その他のページ下部に10枚載せました。

どちらも皆さまのご利用を、心からお待ちしております。

「新版 山陰旅行」

金曜日, 12月 14th, 2012

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先月発売された「新版 山陰旅行」で当店をご紹介頂きました。
島根大好きなライター・江澤香織さんの著書です。

さっそくこの本を片手にご来店になるお客様が何名かいらっしゃいました。
ありがとう御座います。

当店のような新しい店の情報が加わるなど、内容がより充実したとのこと。
写真もほぼ全て撮り直したそうです。
当店の紹介ページでもきれいな写真で紹介してくださっています。

県外からのご旅行の方はもちろん、
県内の方にも「知らないお店がたくさん載ってる」、「情報がマニアック。」と評判です。

山陰方面へのお出かけの際はぜひご参考になさってください。

島根県立美術館「民藝」

月曜日, 9月 3rd, 2012

以前にご紹介した島根県立美術館での展示「民藝」を先日やっと観に行くことができました。

観られたお客様からお聞きする評判が良かったのでかなりハードルが上がっていましたが、
島根民藝協会設立80周年記念ならではの偏りと初めてみるモノがたくさんあって見応え充分、
楽しかったです。ご来店頂けるお客様、お時間あれば当店からすぐ行けます。お薦めです。

7日から始まる「石飛勲 展」と同じく17日までです。どうぞあわせてお出かけください。

8月・9月は島根県立美術館と当店にぜひ

火曜日, 7月 31st, 2012

島根県立美術館で開催されている展示のポスターを入口に掲示してます。

島根民藝協会の設立80周年を記念しての本展示、色々と勉強できそうで大変興味深いのと、
日本民藝館をはじめ安部榮四郎記念館や河井寛次郎記念館、鳥取民藝美術館所蔵の品々が
並ぶそうで、マニアックな展示の気配がします。見に行くのが実に楽しみです。


こちらのパンフレットは店頭に置いてあります。どうぞご自由にお持ちください。

展示を見に行かれる際は県立美術館から徒歩12分、当店にもどうぞお立ち寄りください。
常設にくわえて古いものを、特に山陰に関連のあるものを多めに並べてお待ちしております。


河井寛次郎 「辰砂窯変筒描蓋物」 故河井須也子さんによる箱書付き。

お隣の安来市出身の寛次郎さん、森山窯の森山雅夫さんの師匠であり、出西窯・湯町窯にも
何度も訪れています。「仕事のうた」のポスターもあります。詳しくはコチラをご覧ください。


バーナード・リーチ 「炻器天目釉刻線格子文盒子」
同じ作品がカラーで紹介されている1980年の図録(もちろん中古です)をお付けします。

リーチさんも出西窯・湯町窯や舩木さんの工房で制作するなど、深いゆかりのある方です。
残した意匠も数多く、ハンドルの形など今も愛され、受け継がれています。


ぼてぼて茶碗

松江周辺で庶民のものとして使われていたぼてぼて茶碗。布志名焼の大変古いものです。
目立つ貫入がいくつかありますが、一晩水を入れても全く漏れませんでした。お使い頂けます。


出西窯 「飴釉洋酒瓶」 共箱付

島根・民藝といったら出西窯といっても過言ではありません。
今年で開窯65年、長い歴史への敬意を込めて、以前の品も少し並べています。

こちらは日本民藝館所蔵の伊万里の古い醤油瓶を参考に作られ、
昭和37年度日本現代陶芸展に入選との記録があります。
本品もその前後に作られたと思われます。新品同様で匂いもありません。
使われずにしまってあったのでしょうか。


机 鳥取県の民家で使われていたもの。

陳列で使うのにこの手の机を集めていたつもりが、好き過ぎて増える一方です。
気に入って頂けた方にお譲りできれば嬉しく思います。

古いものは他にもいくつかご用意しています。

そしてそして、当店は8月に企画展、9月に個展の予定があります。

・8月10日~8月20日 「色硝子」 

安土草多さん、安土忠久さん、石川昌浩さん、太田潤さんの色硝子をご紹介します。
青、緑、水色、茶色、葡萄色、ラムネ色、、、たくさんの色と形が並びます。

・9月7日~9月17日 「石飛勲展」

白磁でおなじみの石飛さんですが、本展示では今取り組んでいる全仕事をご紹介します。

というわけで、「民藝 手仕事の美」期間中は現在の作り手たちによる品々も集います。

新旧の手仕事、どちらも観るだけで楽しませてくれますが、
お持ち頂ければ毎日の暮らしを楽しくしてくれるものです。
何かを見つけに、是非あわせてお出かけください。

「色硝子」と「石飛勲展」については今後詳しい情報を随時載せていきます。
ご期待ください。