島根県立美術館で開催されている展示のポスターを入口に掲示してます。

島根民藝協会の設立80周年を記念しての本展示、色々と勉強できそうで大変興味深いのと、
日本民藝館をはじめ安部榮四郎記念館や河井寛次郎記念館、鳥取民藝美術館所蔵の品々が
並ぶそうで、マニアックな展示の気配がします。見に行くのが実に楽しみです。

こちらのパンフレットは店頭に置いてあります。どうぞご自由にお持ちください。
展示を見に行かれる際は県立美術館から徒歩12分、当店にもどうぞお立ち寄りください。
常設にくわえて古いものを、特に山陰に関連のあるものを多めに並べてお待ちしております。

河井寛次郎 「辰砂窯変筒描蓋物」 故河井須也子さんによる箱書付き。
お隣の安来市出身の寛次郎さん、森山窯の森山雅夫さんの師匠であり、出西窯・湯町窯にも
何度も訪れています。「仕事のうた」のポスターもあります。詳しくはコチラをご覧ください。

バーナード・リーチ 「炻器天目釉刻線格子文盒子」
同じ作品がカラーで紹介されている1980年の図録(もちろん中古です)をお付けします。
リーチさんも出西窯・湯町窯や舩木さんの工房で制作するなど、深いゆかりのある方です。
残した意匠も数多く、ハンドルの形など今も愛され、受け継がれています。

ぼてぼて茶碗
松江周辺で庶民のものとして使われていたぼてぼて茶碗。布志名焼の大変古いものです。
目立つ貫入がいくつかありますが、一晩水を入れても全く漏れませんでした。お使い頂けます。

出西窯 「飴釉洋酒瓶」 共箱付
島根・民藝といったら出西窯といっても過言ではありません。
今年で開窯65年、長い歴史への敬意を込めて、以前の品も少し並べています。
こちらは日本民藝館所蔵の伊万里の古い醤油瓶を参考に作られ、
昭和37年度日本現代陶芸展に入選との記録があります。
本品もその前後に作られたと思われます。新品同様で匂いもありません。
使われずにしまってあったのでしょうか。

机 鳥取県の民家で使われていたもの。
陳列で使うのにこの手の机を集めていたつもりが、好き過ぎて増える一方です。
気に入って頂けた方にお譲りできれば嬉しく思います。
古いものは他にもいくつかご用意しています。
そしてそして、当店は8月に企画展、9月に個展の予定があります。
・8月10日~8月20日 「色硝子」

安土草多さん、安土忠久さん、石川昌浩さん、太田潤さんの色硝子をご紹介します。
青、緑、水色、茶色、葡萄色、ラムネ色、、、たくさんの色と形が並びます。
・9月7日~9月17日 「石飛勲展」
白磁でおなじみの石飛さんですが、本展示では今取り組んでいる全仕事をご紹介します。
というわけで、「民藝 手仕事の美」期間中は現在の作り手たちによる品々も集います。
新旧の手仕事、どちらも観るだけで楽しませてくれますが、
お持ち頂ければ毎日の暮らしを楽しくしてくれるものです。
何かを見つけに、是非あわせてお出かけください。
「色硝子」と「石飛勲展」については今後詳しい情報を随時載せていきます。
ご期待ください。