Archive for the ‘仕入れ・買い付け、旅’ Category

営業再開してます。

土曜日, 11月 12th, 2016

20161112_1
「咖喱と古民藝」初日の店内。

中目黒のSMLさんで開催された「咖喱と古民藝」の在店は今年も楽しく過ごすことができました。
毎年来てくださるお客様、島根に旅行に来られた際に当店に寄ってくださったお客様、
通販をご利用くださったことがあるお客様、たくさんの方々にお会いできて心から嬉しく思いました。
ありがとう御座いました。

先日の長期休業はこの在店を折り返し地点に、一ヵ月かけてあちこち出かけてきました。
私の車の走行距離は3553km、沖縄でレンタカーを借りたので実際はもう少し走ってます。
行きたかったところに行き、会いたかった人に会い、見たかったものを見てきました。

動き回った甲斐あって新たな出会いやモノとのご縁がたくさんありました。
しかもこの旅においては量だけでなく、質にもとても恵まれたにように感じています。

訪ねた先々で皆さんが良くしてくださったおかげで心はたくさんの栄養を頂き、潤いました。
お会いした作り手やお店の方々、友人、美味しいご飯、大自然、大都会、すべて最高でした。
ありがとう御座いました。

旅を終えてからもずっと、来年もこういう旅に出かけたい、と思っています。
これをモチベーションにこれからの一年、日々の仕事に取り組んで参ります。

20161112_2
松崎修さんの工房にて

今月26日からは今年最後の展示会、「松崎修 展」です。
個展開催が決まった時からワクワクしていましたが、先日工房を訪ねてますます楽しみになりました。

修さんは栃木からはるばるやって来て、26日と27日に在店してくださいます。
作品と修さんのトークにどうぞご期待ください。

それまでは常設展示です。
「咖喱と古民藝」から返ってきた品々があるのでいつもより古物の割合が多めです。

安土忠久さん、石川昌浩さん、石飛勝久さん・勲さん、岩井窯、牛ノ戸焼、掛谷康樹さん、菊地流架さん、
瀬戸本業窯、仁城逸景さん、前野直史さん、松崎修さん、森山窯、湯町窯の作品も並んでいます。

20161112_3
店内の様子 その1

20161112_4
店内の様子 その2

掛谷さんの作品は9月の個展からだいぶ残しましたのでたくさん並んでいます。
湯町窯はぐい呑み、徳利、片口、写ってませんがビアジョッキなど当店としては珍しく酒器が充実しています。
酒器と言えば石川さんからは人気のワイングラスが品切れした直後に届きました。

といった感じで店内いろいろ並べております。
是非ご来店ください。

長く休んだ分、今月はいつもより多めにインスタグラムをアップするつもりです。
お問い合わせも心からお待ちしております。

どうぞよろしくお願いいたします。

「掛谷康樹 展」盛会御礼と長期休業

木曜日, 10月 6th, 2016

掛谷さんの個展は2日に閉会いたしました。
今回はご来店のお客様も多かったのですが、お問い合わせの多さに驚き、慌てました。

ただ巡り合わせが良くて、ほぼすべてのお客様のご期待にお応えできました。
掛谷さんが精一杯の準備をしてくださったおかげです。

たくさんの橋渡しができたことを心より嬉しく思っております。
お客様にも掛谷さんにも、心から御礼申し上げます。ありがとう御座いました。

次の作品展は2年後になりそうです。
どうぞご期待ください。

20161005
初日、お客様に作品の説明をする掛谷さん(右)

お問い合わせの多さに慌てたのは会期終了後すぐに車での長旅が控えていたせいもありました。
お客様の対応が素早かったおかげで発送の手配は順調に完了し、私は2日から出かけております。

これから鈴木照雄さんと谷由起子さんの展示会を観るため、今日は宮城に来ています。
北陸を北上するルートにしたので途中にかねてから訪問したかった光徳寺、東北民藝館を見学しました。
どちらもまた行きたいと思うほど、本当に素晴らしかったです。

道中ところどころで寄らせて頂いた道具屋さんでは楽しい仕入れがたくさんできましたし、
なかなかに幸先は良いです。

この先も来月上旬まではこんな感じであちこち動き回ります。
お問い合わせへのご返信・対応にはお時間を頂戴するケースが多くなるかと思いますが、
何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。

それから22日からの「咖喱と古民藝」への出品物を一日一品、インスタグラムで地味に紹介しております。
ご覧いただけますと幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

最近の出来事いろいろ その2

月曜日, 11月 30th, 2015

先日の長期休業中の19日・20日は山陽を回りました。
19日は掛谷康樹さんと石川昌浩さんを訪ね、仕入れと今後の作品展について相談しました。

掛谷さんには来年の9月に個展をお願いしています。
他店さんでの作品展を見るといつもさりげなく新しいことに挑戦されていて、驚かせてくれます。

前回は一昨年の12月、この年の掛谷さんは怒涛の作品展ラッシュで、最後が当店での個展でした。
作品はどれも掛谷さんらしく、新作もある愉しい会でしたが、ご本人はお疲れのご様子でした。

制作のペースはその頃に比べたら落ち着いており、次はじっくり取り組むと話してくださいました。
何か特別なことをお願いするわけではありませんが、期待が膨らみます。

20151130_1
今の店内。テーブル2つとも掛谷さんの器です。

今回の訪問を前に作品を用意してくださっていましたので、大満足の仕入れもできました。
店頭にずらりと並べています。ご来店の際はゆっくり悩まれてください。

続いて訪ねた石川昌浩さんには初めての作品展の依頼です。
まだ確定ではありませんが、叶うとしたら再来年の秋になります。

当店で作品展をやるならどういう会が楽しいか、という視点からおもしろい提案をしてくださいました。
こちらがそれに応えられるか、緊張感が否めませんが楽しみな気持ちが勝ってワクワクしています。
形にできるよう精一杯取り組みます。

20151130_2
ワイングラスとコップ(中)

お品物は注文していたものを一部を引き取らせて頂きました。
画像のワイングラスとコップ(中)、どちらも久しぶりに並びました。

翌日は岡山に行ったら必ず寄らせて頂いているGallery ONO 小野善平さんを訪ね、
おざぶサイズのガベ6点と、おざぶよりすこし大きめのサイズのものを1点選ばせて頂きました。

今回はめずらしいオールドのおざぶが3点あり、譲っていただきました。
どれも独特の雰囲気で素晴らしく、一目見て決めました。

20151130_3
ライオンのガベ(34.5cm×29.5cm)1950年前後 ※ご売約御礼

今日のところはオールドから1点。
新着のガベは後日あらためてご紹介いたします。

その後、松崎修さんが岡山のくらしのギャラリー本店さんで個展初日だったので訪問しました。
修さんの作品はいくつか年内に届きそうです。到着が待ち遠しいです。

ところで修さんの個展には仁城逸景さんが見に来られていて、こちらも話が弾みました。
ずいぶん前からお父上の仁城義勝さんのお椀を拙宅で気に入って使っており、
息子さんも近い仕事をしていると知って興味深く思っていましたので、これは嬉しい邂逅でした。
年明けて1月の後半、くらしのギャラリー本店さんで個展だそうです。

20151130_4
くらしのギャラリーさんで求めた逸景さん作のお椀。

近いうちに工房にお伺いさせて頂く約束もしました。
当店の課題だったお椀の取り扱い、ついに解決しそうです。

というわけでここ最近は12月4日からの「古道具の会」@出雲民藝館の準備に追われつつ、
その先の企画展や常設の準備なども地道に進めております。

11月はいろいろありました。
12月も皆さまに楽しんで頂けるよう、しっかり仕事して参ります。

ちなみに「古道具の会」が終わったらお正月飾りの注連縄を仕入れに、熊本の菊池さんを訪ねます。
どうぞご期待ください。

20151130_5

「古道具の会」の詳細につきましては近日中にあらためて当店ブログでご案内いたしますが、
ひとまず概要について、 シマネプロモーションさんのブログ記事 をご覧ください。

どうぞよろしくお願いいたします。

最近の出来事いろいろ

火曜日, 11月 24th, 2015

今月はあちこち出かけて仕入れをしたり、企画展の打ち合わせ・準備をしたり、
たくさんお休みを頂いておりますがずーっと仕事をしております。

今までこんなに店を開けない日が多いことはなかったので不安でしたが、
思い切った判断をしてよかったと思えることが度々ありました。
出来事いろいろ、掻い摘んでご報告いたします。

月初の関東への出張ではまず鈴木照雄さんの個展と、HPEの作品展を拝見しました。
その際、谷さんの計らいで思いがけずにHPEの布をいくつか仕入れることができました。
これは予想外の成果、幸運でした。

20151124_1
壁に掛けた糞掃布は190cm×96cm。 ※ご売約済み

大きな糞掃布は圧巻です。同じく糞掃布で106cm×100cmのものもあります。
多くはありませんがタオルや二重織布巾、風呂敷もまとまった数で並びました。

20151124_2
豆敷も久しぶりに、60枚ほど入りました。

鈴木さんの陶器、HPEの布、どちらも今現在生まれているのが奇跡のような仕事です。
とても励みになりました。

翌日は益子の島岡桂さんを訪ね、注文品の状況確認とこれからの方針をお聞きしました。

桂さんは作品展をメインに製作を進めてこられましたが、作品としての器だけでなく、
島岡窯としてふだん使いの器をもっとたくさん作っていきたい、とお思いだそうです。

当店はまさにそういう器をリクエストしがちだったのでこのお話をとても嬉しく思いました。
ただ喜んでいるだけでなく、これからしっかり応援していきたいと思います。

20151124_3
次の窯で焼かれる象嵌皿7寸と8寸。

年明けに届く予定のお皿はそういった類のものになります。
到着が楽しみです。

今後、こういう窯ものの製作を増やすべく、スタッフを募集中だそうです。
数を作れていろいろ学べる、とてもいい環境に違いありません。
この道を進む方で強くご興味をお持ちでしたら益子の島岡製陶所、ぜひお訪ねください。

島岡さん訪問と同じ日に芳賀で製作されている松崎修さんも訪ねました。

前から相談していたものの、やっと話が進みました。
常設での取り扱い開始と、話が弾んで来年の秋に作品展をして頂くことになりました。
とても嬉しく思います。

近いうちに最初の入荷が叶いそうです。ご期待くださいませ。

20151124_5
くらしのぎゃらりー本店さんで開催中の個展のDM

ちなみに今、岡山のくらしのぎゃらりー本店さん個展が開催中です。
タイミングよく岡山に行けたので初日に伺いました。

お近くの方はお店に、遠方の方はくらしのギャラリー本店さんのブログをぜひご覧ください。

20151124_4
佃さんの作品いろいろ。

出張から戻った翌日には佃眞吾さんから初めての着荷がありました。
これから到着するものがまだ何点かありますので、今日のところは簡単なご紹介にて失礼します。

届いたものはすべて店頭に並べました。ご来店の際はぜひ手に取ってお確かめください。

出かけていないときは来月に出雲民藝館で開催の「古道具の会」の準備を進めています。
明日・明後日はお休みですが、もちろん準備作業です。

会期直前になってしまうかもしれませんが、
「古道具の会」の概要をお分かりいただけるようなブログ記事を上げられたらと思っています。
インスタグラムでは先立って出品物のご紹介を始めています。ぜひご覧ください。)

以上、今月前半の出来事です。
この後もたくさんの方々にお会いして、たくさん話して、嬉しい出会いもあって、、、
いい流れが続いています。

今月後半のいろいろはまた後日綴ります。
お時間あるときにご覧いいただけますと幸いです。

新着の品々については作り手さんごとに、後日あらためてご紹介させて頂きます。
ご期待くださいませ。

最後に予定変更など、お知らせを3点。

 先月個展があった村島順さんの作品を近日中にオンラインショップに掲載する予定でしたが、
 グループ展へのお誘いがあったとのご連絡が村島さんからあったため、すべてお返しいたしました。
 楽しみにお待ちくださっていたお客様には心からお詫び申し上げます。

 来月の1日(火)はお休みさせて頂くことにしました。
 4日からの「古道具の会」に向けてやることが想像以上に多く、1日も準備に充てることにしました。
 急な変更になりまして誠に恐れ入ります。

 来年2月を予定していた「小鹿田焼 展」が来年8月の開催に変更となりました。
 こちらもたくさんの方に告知済みでした。重ねてお詫び申し上げます。
 
どうぞよろしくお願いいたします。

東京へ

火曜日, 9月 16th, 2014

11日間という今までで一番長い休業を終えて、13日から営業を再開いたしました。
オンラインショップも再開しています。

休み中は中目黒のSMLのイベント「咖喱と古民藝」の初日と二日目に在店するため東京へ。
往復の途中で作り手やお店を訪ね、買い付けや個展・企画展の打ち合わせをしてきました。
あっという間の11日間でした。

20140916_1
画像はSMLフェイスブックページから拝借。

SMLではたくさんのお客様にお会いできました。

単身赴任で松江に住まわれていた時に何度もご来店くださったお客様と久しぶりに再会、
初日のお昼にカレーをご一緒できたのは感慨深かったです。

オンラインショップをご利用頂いたことのあるお客様とお会いできたり、
島根にご旅行の際にご来店くださったお客様にお会いできたり、
島根にご旅行の際に来てくださったけど、店が休みだったとお叱りを受けたり、
楽しい時間の連続でした。

ご来場くださったお客様に心から御礼申し上げます。
ありがとうございました。

「咖喱と古民藝」は今日が最終日、SMLのスタッフの皆さまには今回も大変お世話になりました。
扱いづらい物を並べて頂いている上に大きな地震まで起きて、気疲れされたことと思います。
あらためまして、深く感謝申し上げます。

往路復路の出来事もすこし綴らせて頂きます。

20140916_2
村田森、山水文四方小皿(12cm×9cm高3cm)。

往路ではまず村田森さんを訪ね、12月の個展の打ち合わせをしました。
少し作品を持ち帰らせて頂けましたので、久しぶりに店頭に並んでいます。
じっくりご覧頂き、個展への期待を高めて頂ければと思います。

瀬戸本業窯は久しぶりの訪問、時間をかけてお願いしたい作品の相談と仕入れをしました。
仕入れた品は近日中に届くかと思います。到着しましたら速やかに店頭に並べます。
ブログやインスタグラムでのご紹介も楽しみにして頂ければ幸いです。

20140916_3
齊藤十郎さんの工房、JURO POTTERY。

静岡の齊藤十郎さんも訪ねました。
今年の春にお会いしてお取り扱いさせて頂くことになっていたのですが、まだ叶わずにいます。
年内は月1ペースで迫る個展・企画展に向けた制作と、新しい登り窯の築窯でご多忙につき、
当店最初の入荷は来年になります。少し先の話になりますがどうぞご期待ください。

東京では西武池袋で個展中だった島岡桂さんにお会いしました。
相変わらずご自分の仕事を淡々と進められていて、お元気そうにお見受けしました。
今後はもっと密に連絡を取って、ご紹介を増やしていきたいと思います。

東長崎のsonomonoさん、HPEの事務所にも伺っていくつか仕入れました。
こちらはもう届いて店頭に並んでいます。近くご紹介いたします。

20140916_4
佃眞吾、我谷盆 古作写し(24cm×23.5cm高2.5cm) ※村田森さんの四方小皿の画像のお盆です。

東京滞在を終えて帰りは再び京都に向かい、佃眞吾さんを訪ねました。
作品はだいぶ前から存じていましたがお会いするのは初めてでした。

これからのお取り扱いにご快諾頂き、そう遠くないうちに作品を送ってくださることになりました。
届き次第、あらためてご紹介いたします。

それまでは画像のお盆とこれよりすこし大きなサイズのお盆、2点を店に置いておきます。
ご覧頂けますのでどうぞお気軽にお声掛けください。

道中は作り手さんだけでなく、行く先々で古道具屋、骨董屋を訪ねてモノを分けて頂いたり、
気になっていたお店に寄らせて頂いたりで、楽しいけれど気の抜けない時間が続きました。
新しいお店からも昔からされているお店からもそれぞれの流儀を感じ、刺激になりました。

日本民藝館、河井寛次郎記念館、高麗美術館に寄れたのもよかったです。
お勉強としては瀬戸本業窯の工房横の展示室も素晴らしく、時間をかけて拝見しました、
お訪ねする機会があれば、ゆっくりご覧になられることをお薦めします。

ここ最近は店を長く休んで出掛けることに憶病になっていましたが、大切な経験ばかりでした。
思い切って出てよかったです。またしっかり仕事しなければと、強い励みになりました。
お会いした皆様に感謝申し上げます。

長々と綴ってしまいました。恐れ入ります。

新着品のことなど、またお知らせいたします。ご期待頂ければ幸いです。