「森山窯 展」から、酒器

2017年6月25日 日曜日


徳利呉須、ぐい呑み呉須

このタイトルで記事にしましたが3種のみのご紹介です。
でもわざわざ酒器だけでご紹介する理由がありまして、
それはついに森山さんの徳利が一合しっかり入る大きさにサイズアップしたからです。

これまでの徳利は一合入れるとタプタプで、多くの呑兵衛たちを悲しませてきました。
可愛らしくはありますが、下戸の私でさえちょっと小さいのではと感じるサイズだったのです。

なので昨年の秋ごろから一合入るという条件を満たす大きさの徳利をお願いしてきました。
タイミングが本展と重なり、並べることができた次第です。

尚、本記事の画像の徳利はすべて径7.5cm高12.5cm、ぐい呑みは径6.5cm高5cmほどです。
ご参考になさってください。


徳利鉄絵、ぐい呑み鉄絵 ※徳利、完売御礼


反対側

鉄絵の酒器は初めての依頼でしたが、森山さんが仕上りに満足気で安心しました。
お皿や猪口、マグカップなどに何度も描いてきた鉄絵もこの形には初めて、
慣れなかったことと存じますが、さすがのバランス感覚ですっと収まっています。
他の立体の鉄絵と同じく二面に色ちがいで描かれた草花が軽やかです。


徳利白覆輪、ぐい呑み白覆輪 ※徳利、ぐい呑み、ともに完売御礼。

白覆輪の酒器も今回依頼してはじめて作ってもらいました。
この大きさにうまく合った白の割合で、こちらもさすがのバランスだなぁと思わされました。

上がりもよく森山さんも満足の出来、お客様にも好評で何よりです。
前からあったみたいだとおっしゃる方がいらしたのはとても嬉しかったです。

それにしても今回のサイズの徳利はお客様の反応がこれまでになく良く、すでにかなりの品薄です。
これから酒器はこのサイズでお願いしていくことにいたしました。
ちなみにぐい呑みも徳利に合わせてサイズアップしています。

ご興味お持ち頂けましたら、またの入荷を楽しみにして頂けますと幸いです。
よろしくお願いいたします。

「森山窯 展」から、平皿

2017年6月23日 金曜日


白釉平皿8寸(径24.5㎝高3cm)


平皿の裏


リムの裏にズーム

この溝には今まで気が付かなかった、という方が多いのではないでしょうか。
私もこの春まで助手をしていた中嶋さんから聞いて知りました。
一昨年の「森山窯 展」の会期中に来てくださり、お昼をご一緒した時のことです。

中嶋さんは、言われないと気が付かないような、ささやかだけど効果的な工夫、
きっと使いやすくするためなのだろうと思われる決まり事はこの溝以外にもいくつかあって、
使う人への心配りと、そのためのひと手間を惜しまない師匠の姿勢に心打たれた、
というようなことも話してくれました。

本展のDMにどういう画像を使おうかと考えていた時にふとこの時の話を思い出し、
平皿の裏に溝を彫る手元を撮らせて頂くことにした次第です。

それにしても森山さんの器をお使いのお客様から、森山さんの器はなぜだか手になじむ、
手に持った時にしっくりくる、そのせいか自然とよく使う、という感想をたびたび耳にします。
その理由がひとつ分かった気がしました。

というわけで前置きが長くなりましたが、今回は平皿からご紹介いたします。


鉄絵平皿6寸(径18.5cm高2.5cm)、7.5寸(径22.5cm高3cm)


白輪抜平皿7.5寸(径22.5cm高3cm)、8.5寸(径25.5㎝高3cm)


白流し平皿8寸(径24.5cm高2.5cm)


呉須平皿7寸(径22cm高2.5cm)、8寸(径24cm高3cm)


瑠璃釉平皿7寸(径22cm高2.5cm)8寸(径25cm高3cm)

これまでにも度々ご紹介してきましたが、これだけ色柄豊富に並んだことはありません。
しかも在庫も多めです。
お好きなものがありましたらこの機会をぜひご活用ください。

尚、本展でご紹介するお品物につきましては通販対応開始を7月3日からとさせて頂きます。
ほかのお客様のご希望との兼ね合いにより、ご返信が遅くなる可能性も御座います。
予めご了承くださいませ。

森山さんご夫妻は明日は終日、明後日は夕方頃まで在店してくださる予定です。
森山窯の器のことで疑問に思っていること、気になることがあればお聞きになられてください。
もしかしたら絶妙なひと手間かもしれません。

皆さまのご来店を心よりお待ち申し上げます。

24日から「森山窯 展」です。

2017年6月21日 水曜日


作陶中の森山さんご夫妻。

窯主の森山雅夫さんは今年77歳になられました。
以前のようなペースではものが作れなくなったなぁと雅夫さんも奥さまも仰いますが、
それは当然のことだと誰もがお思いになるかと存じます。

むしろ今でも息を吸うように、当たり前のように仕事を続けてらっしゃるのは驚きであり、
心からの敬意と感謝の念が絶えません。

本展に向けては過去2回のようにあれこれお願いすることはいたしませんでした。
ただこれまでご紹介が手薄だと感じていた白覆輪、鉄絵、白釉、糠釉の仕事は多めに並べたい、
というざっくりした希望を伝え続けてきました。
そしてなんだかんだ新作や、前からお願いしていたものもいくつかご用意くださいました。

そんな品揃えが叶った本展は、「いつもの森山窯拡大版」といったところです。

DMにも綴りましたが、この機会を多くのお客様と共有できたらと願っています。
皆さまのご来店を心よりお待ち申し上げます。


DM

リムの裏に一本の溝を削り出す。この作業でできた溝は平皿を持ち上げるときに
指の腹にひっかかり、ささやかながら動作を楽にしてくれます。

そんな溝はあってもなくても一緒だとお思いになられる方もいらっしゃるかもしれません。
実際この溝は釉薬に覆われてただの輪線模様となり、持ちやすくする機能を果たしていない、
なんてこともあります。

ただ溝であっても、線であっても、これは「すこしでも心地よく使ってもらいたい」
という森山さんの思い・願いの表れに違いありません。
森山さんの仕事である証し、サインみたいなものだと納得しています。

森山窯の陶器で店内を満たすことができる喜びを、あらためて噛みしめています。
たくさんのお客様とこの機会をご一緒できましたら幸いです。

ぜひお出かけください。

◆森山さんご夫妻在店日 24日、25日

・会期
 2017年 6月24日(土)~7月3日(月) ※28日(水)はお休みします
・営業時間 
 11:00~19:00

「民藝と暮らす」、盛会御礼。

2017年6月19日 月曜日


初日、オープン前。

早いもので2週間も前の話になってしまいましたが、、、
阪急うめだ本店さんで開催された「民藝と暮らす」はおかげさまで大盛況でした。
毎日楽しく忙しく過ごすことができましたこと、心から御礼申し上げます。
ありがとう御座いました。

島根の手仕事をたくさんの方々にお渡しでき、嬉しく思っております。
そして山野さんによる蔓の製作実演を多くの方にご覧頂けたのは大きな収穫でした。

山野さんは材料の調達から削りの作業まで一切手を抜かず、熱い思いを持って取り組まれています。
この地味な仕事がそんな思いと苦労の上で成り立っていると知って感激した、
と言ってくださるお客様がいらしてこちらも感激いたしました。

私もあらためて、陶器の仕事を支えてくれる立派なモノづくりだと認識することになりました。
山野さんに頼んで良かったです。

瓶敷きや鍋敷きなどの制作にも興味があるとのことで、それもまた楽しみです。
しっかり応援していきますので、皆さまもご声援よろしくお願いいたします。


会場に到着するなり品物の状態を確認、調整する山野さん。

売場には石飛勲さん、袖師窯の尾野さん夫妻が来てくださり賑やかでした。
石飛さんも尾野さんも自分の作品について話すときはちょっと遠慮がちになり、
他の作り手さんのうつわについてはとても上手く説明されていました。

自分の作品について説明するのが照れくさいのは分からなくないですが、、、
笑ってしまいました。
ただ何はともあれお客様に熱心に対応してくださり、感謝申し上げます。

ご一緒させて頂いたお店もそれぞれ何かに特化した品揃えで物量が多く、見応えがありました。
作り手さんもたくさん来られていて連日のワークショップやトークショーはどれも盛況、
実に愉しいお祭りでした。

またの機会にも呼んで頂けるよう日々の仕事に励みます。


湯町窯の陶器について饒舌に説明する石飛勲さん。

さて当店のこれからですが、怒涛のスケジュールになっております。

まずは今月24日から「森山窯 展」です。
去年から作品を確保してきたのでかなりの点数をご用意することができました。
ご期待ください。

8月上旬には短い会期で「古いモノ展」を開催します。
下旬には日本民藝夏期学校の出雲会場に、出雲民藝協会員として深く関わらせて頂きます。
内容については後日、当ブログでもご案内できればと思っております。

9月は中目黒のSMLさんで「咖喱と古民藝」、下旬には「HPE 展」の開催も決まりました。
10月下旬には「瀬戸本業窯 展」も控えており…てんこ盛りです。

どれも心底楽しみです。
忙しさに負けず、ひとつひとつに精一杯取り組んで参ります。

どうぞよろしくお願いいたします。

「民藝と暮らす2017」、31日からです。

2017年5月25日 木曜日


DM

阪急うめだ本店にて開催される「民藝と暮らす」に今年もお誘い頂きました。
ありがとう御座います。

催事の規模の大きさとお客様のテンションの高さは強く印象に残っています。
今年も楽しみにお待ちくださっているお客様がたくさんおられることと存じます。
皆さまのご期待にお応すべく、気合いを入れて準備しております。

今年は出品するものを島根の手仕事に絞りました。
下記の作り手さんの品々を持っていきます。

・陶磁器
 白磁工房(石飛勲、石飛勝久)、出西窯、袖師窯、森山窯、湯町窯

・染織
 出西織多々納工房

・ガラス
 暁硝子(津田暁子)

・木工
 森山ロクロ工作所

・和紙
 斐伊川和紙

・土瓶の蔓
 山野孝弘

当店の売り場には初日の5月31日(水)と6月1日(木)に石飛勲さんが、
6月3日(土)と4日(日)は袖師窯の尾野さん夫妻が在店してくださいます。

他店さんの売り場にも作り手さんが連日来られるようです。
この機会に作品のことや製作のこと、いろいろお聞きになられてください。


袖師窯の薬味入れ、蔓は山野さんの作です。

6月3日(土)の午後4時から、場内で山野孝弘さんによる土瓶の蔓の制作実演があります。
ぜひお運びください。

蔓は取り付けるものの使い勝手も佇まいも大きく変えてしまう、重要なパーツです。
山野さんが作る蔓は太さやカーブの具合だけでなく削りもしっかり意識されています。
作り手に紹介すると皆さん喜んでくださり、採用する方も増えてきました。

ちなみに今回、当店の売り場に並べる土瓶や薬味入れの蔓はすべて山野さん作です。
眺めて、手に取って、お確かめください。

もちろん蔓だけでも販売いたします。
いろいろな形・大きさの蔓を用意したいと、山野さんが意気込んでいます。
可能であればお使いの土瓶を会場にお持ちになって、合うものをお選びください。


ワークショップや制作実演、トークショーといったイベントも充実してます。

尚、この出店に伴い5月29日(月)から6月9日(金)まで店舗はお休みいたします。
休業中にお寄せ頂くお問い合わせへのお返事にはお時間を頂戴することが多くなるかと思います。
ご不便をおかけいたしますが、何卒ご了承くださいませ。

会期直前まで走り回って品物を集めます。
すでにやり過ぎ感のある仕入れになっていますが、もうすこし欲張ります。
どうぞご期待ください。