「古いモノ 展」から、いろいろ

2017年8月8日 火曜日

「古いモノ 展」は本日で閉会いたしました。
ただでさえ短い会期に猛暑と台風がやってきて、お出かけには厳しい天候が続きました。
そんな中ですが楽しみにしていたと仰るお客様がいらっしゃったのは嬉しく、
とても励みになりました。心から感謝申し上げます。

ブログが一回だけというのもなんだか寂しいのでSNSに掲載済みのものになりますが、
引き続き店内に並べるものと、中目黒のSMLで来月開催される「咖喱と古民藝」にも送るものから、
いくつかご紹介させて頂きます。

・小さなもの


陶器製玩具


茶器セット


ミニチュアうつわ3種

子供のおままごとの玩具や、お雛様の飾りでもこういったものがあるそうです。
急須と片口は水がちゃんと通ります。
こんなものでも隅々まで手仕事で丁寧に作られていて、グッときました。

河井寛次郎さんがおままごと用に作られたこの手の陶器を見たとき、
作り手の苦労や真心に感心するあまり目に涙を滲ませ、
それを見た娘さんがたいそう驚いた、という話が思い出されます。

・沖縄の古陶


嘉瓶(高19.3cm)※ご売約御礼、渡名喜瓶(高15cm)、渡名喜瓶(高20.2cm)


細首瓶、褐釉瓶、褐釉瓶


マカイ、径12.5cm高6.3cm

渡名喜瓶の右は口縁がすべて直しです。
近くで見ても気が付かない人が多いほど自然な、良い直しです。
適当な直しならしていない方がいい、なんて思いますがこのクオリティならありがたいです。

マカイはよく見るイッチンで描かれた唐草ではなく、
判然としませんが釉薬で描かれているかもしれない、という変わった一品です。
何はともあれ、いい姿です。

・古民藝


奥:筒描鈴徳利(牛ノ戸焼)、手前左から:鉄絵徳利(石見焼)、徳利(石見焼)


片口(平清水焼)


片口(瀬戸焼)


壷(小代焼)、壷(二川焼)、甕(堤焼)

古さはいろいろですが、どれも昔の暮らし、先人の息遣いを感じるような品々です。
どれも日用品ですが大きなダメージはなく、何かに使って頂けるようなコンディションです。

・ヨーロッパのもの


スリップウェア鉢(ドイツ)、径18cm高6.3cm。


楕円ボウル(フランス)、21.5cm×17.5cm高8cm。


鉢(ドイツ)、径21.5cm高7.5cm。

今日ご紹介のお品物はすべて通販対応可能です。
気になるものが御座いましたら、お気軽にお問い合わせください。

本展の出品物としてインスタグラムにアップした中に、
今度の「咖喱と古民藝」にも出品するものがいくつか御座います。
それらにはハッシュタグ #咖喱と古民藝2017 を追記しました。

「咖喱と古民藝」への出品物は明日以降、少しずつご紹介していきます。
ご期待頂けますと幸いです。

この後は9月の長期休業前まで常設が続きます。
ここ数日の間に安土忠久さん、安部太一さん、照屋佳信さん、から新着がありました。
11日から店頭に並べます。

ブログでもいくつかご紹介できたらと思います。
どうぞご期待ください。

「古いモノ 展」から、仏花器など

2017年8月5日 土曜日

「古いモノ 展」は昨日から始まりました。
ここ連日は猛暑につき、お店に辿り着くのもやっとの思い、かと存じます。
ご来店の際はゆっくりクールダウンしながらご覧ください。

会期が短いのでブログも2・3回になるかと思いますが、お付き合いいただけますと幸いです。
今日は今回バリエーションの多い仏花器の類を中心にご紹介いたします。


仏花器いろいろ


香立ていろいろ

仏花器、香立て、大きな徳利…
DMにも綴りましたがこれらは今の暮らしには馴染みのないものになりつつあります。
なのでちゃんと見てもらえるのか、実に心配でした。

それが思いのほか多くの方が手に取ってくださり、どういうモノなのかを聞いてくださり、
ご興味お持ち頂けてとても嬉しく思います。

仏花器はお仏壇や仏間で花を供えるための道具です。
ですからお住まいにそういう場所があればそのとおりに使って頂けたらと思います。

ただサイズと雰囲気が合えば、香立てや徳利などを仏花器に見立ててもいいですし、
仏花器をただの花器として楽しむのもいいものです。


仏花器(能野焼)


仏花器(九州民窯)


嘉瓶(壷屋) ※ご売約御礼


仏花器(成島焼)


香立て(喜阿弥焼) ※ご売約御礼


仏花器残欠(産地不明)


瓶子(壷屋) ※ご売約御礼

こういうものをいくつも並べた時の重厚な雰囲気も好きですし、
花を挿したときの凛とした、軽さのある美しさもまた好きです。

残欠は完品だったら…なんて思いを馳せるも楽しいものです。
こういうのが並ぶのも本展ならではです。


仏花器、香立て、酒器いろいろ

明日の営業終了時からお問い合わせへの対応を開始いたします。
ブログやインスタグラムに気になるものが御座いましたら、
CONTACTページ よりお気軽にお問い合わせください。

明日か明後日にブログで何かご紹介できたらと思っています。
インスタグラムは明日も明後日も必ず更新いたします。

どうぞよろしくお願いいたします。

4日から「古いモノ 展」です。

2017年8月1日 火曜日

松江も7月に入ってから暑い日が続いております。
こんな時季だから硝子の展示なんてできたら涼しげで気持ちいいのですが…
こってりした企画展、「古いモノ 展」が4日から始まります。

会期は五日間とこれまでに比べて短くなりますが、
これまでと同等かそれ以上の物量になりましたので内容は濃ゆいです。
ご期待ください。

今回はブログでの商品紹介は少なめにして、主にSNSでお品物をご紹介していきます。
気になるものがありましたらどうぞお問い合わせください。
尚、6日(日)まではご来店のお客様が優先となりますのでご了承くださいませ。

それから4日~6日は松江の夏祭「水郷祭」が開催されます。
5日は目玉となる湖上花火大会がありますのでたいへん賑わいます。
遠方からお車で来られるお客様におかれましては、交通規制や渋滞にお気を付けください。
花火終了後の渋滞はすさまじいので特にご注意ください。

どうぞよろしくお願いいたします。


DM

年に一度の恒例行事となった「古いモノ 展」を今年も開催いたします。
これまでと同じく大家の作品から名もなき工人が作った雑器や量産品まで、
さまざまご紹介いたします。

なかでも仏花器や花立ては多めに並びます。
この手のものは今の暮らしから姿を消しつつありますが見捨てられない美しさを感じますし、
亡き人に花を手向けるための道具という存在にも心惹かれ、いろいろ集めてきました。

また今回は同業者や友人に出品をお願いしました。
皆さまご快諾くださり、当店では扱いの少ない海外の古民藝なども並べられることになりました。

いい意味で節操のない、幅広い品揃えが叶いました。
それだけに多くのお客様に楽しんで頂けることと思います。

どうぞお出かけください。

会期 2017年 8月4日(金) ~ 8日(火)
   営業時間 11:00~19:00

「森山窯 展」、終了しました。

2017年7月7日 金曜日


梅とフキは奥様のお手製。

今回の「森山窯 展」もたくさんのお客様がご来店くださいました。
特に森山さんご夫妻が在店してくださった初日と二日目は途切れることなくお客様がお見えになり、
なかなか経験できない忙しさでした。

そんな状況のせいにしてはいけないのですが…ほとんどお話しできなかったお客様や、
お帰りの際にご挨拶ができなかったお客様が初日と二日目はかなりいらっしゃったことと思います。
この場を借りましてお詫びと、心からの感謝申し上げます。
誠にありがとう御座いました。


お食事会開始5分前。谷屋さんの大皿・大鉢使いは見事でした。

お食事会は宣言どおり、お二人を囲んで美味しいお料理とお酒を頂く、それだけの会でした。
ただありがたいことに直前に森山さんや近所のお客様から大きめの器をお借りすることができて、
そこに美味しく美しい料理を谷屋さんが盛り付けてくださり、会場は華やかになりました。

そして参加者の方々はやはり森山窯愛に溢れていました。
おかげさまで和やかで愉しくて濃ゆい、素晴らしい時間を持つことができました。

お二人の馴れ初めの話をさくっと聞くお客様、ちょっと恥ずかしそうに話すお二人の姿など、
忘れられません。


直径46cmの大皿に刺し盛り。これには皆さん大いに盛り上がりこの状態で記念撮影タイム。

「しっかり使ってもらえる道具であることがまず大事です。
使いよい道具でありながら、なおかつ美しいと思ってもらえたり、
見ていてホッとするようなものができんかなぁと思って作ってます。」

もう16・7年ほど前になりますが、心掛けていることを聞くとこのように答えてくださいました。
今回のお食事会の時もお客様に聞かれて、ほぼ同じことを仰っていました。

森山窯の陶器にまさにそういった誠実さ、美しさ、安心感を感じる、
という方は多いのではないでしょうか。

また森山さんが作っているものは素材こそ若干の変更を余儀なくされ変わったけれど、
かたちや大きさはほぼ変わっていない、というものがかなり多いです。
ほぼ変わっていないものがずっと支持されているというのは何気ないようでたいへんな事実です。

森山さんなりに道具としての在り方をしっかり意識し続けてきた結果でしょうし、
美しくしてくれる素材を意識し、火に委ね、積み重ねてきた結果でもあるのだと思います。

「焼けてかたまれ火の願ひ」「美が追っかけてくる」なんて言葉が思い出されます。


2017年5月19日、森山窯にて

今回もかなりたくさんご用意頂いたのですが品切れが多くなったため、
常設でもう一度ご紹介したいものや、お客様からリクエストが多かったものは注文しました。

会期終了後にお電話したらもうせっせとお仕事を始められていましたが、
個展を終えたばかりですから当店への入荷はある程度時間が経ってからになるかと思います。
気長にお待ちくださいませ。

ご来店くださったお客様、お問い合わせくださったお客様、来たかったけど来れなかったお客様、
あらためまして感謝申し上げます。
ありがとう御座いました。

森山さんからも皆さまへの感謝の気持ちをお伝え頂きましたことを最後に記します。

「森山窯 展」から、大きいものいろいろ

2017年7月1日 土曜日


特大扁壷呉須(高30.5cm)


特大扁壷瑠璃(高32.5cm)


特大扁壷瑠璃の口辺にズーム


扁壷呉須(高21cm)


扁壷呉須にズーム

本日は大きめの作品をいくつかご紹介いたします。
花器は特に大きいのが届きました。

画像がなくて恐れ入りますが、
呉須には南天、瑠璃にはスモークツリーを入れていたところ、お客様にたいへん好評でした。

分厚い作りと型物ならではのカクカクした形はユニークで、
何も入れずに置いてあるだけでも場の空気に作用してくるほど、独特の存在感です。

この画像ではいまいち伝わりませんが…瑠璃の扁壷の内側にはゾクゾクしました。
呉須の扁壷の口辺もなかなかえらいことになってます。
大物ならではの、思わぬところにすごい景色、も見逃せません。


9寸深鉢白流し その1(径28cm高6.5cm)


ズーム


ズーム


9寸深鉢白流し その2(径28cm高6.5cm)


ズーム


ズーム


側面。その1もその2もこのようになっています。

この白流しの大鉢は昔の森山さんの作をお見せして復刻してもらったものです。
同じ窯からですが、色の出方の違う2点が並びました。

どちらもそれぞれに美しく、見どころがあります。
皿立てに飾っても絵になりますし、大鉢として使える範囲内の大きさかと思います。

素材感は旧作と違いますが、大きさや厚みはほぼ同じに作ってくださいました。
持ってみると見た目の印象より軽い、と皆さんが仰るのも旧作と似ています。


特大共手土瓶(高26.8cm)

今日ご紹介した大物、すべてここ最近の作です。

ご夫婦とも「力が衰えた」「目が悪くなった」と時々ぼやくように仰います。
実際そうなのでしょうけど、こういうのを見ていると、いやいやまだまだ、と思わされますし、
何よりお二人の「つくる喜び」は衰えていないことを確認できるようで嬉しくなります。

さて今回の「森山窯 展」、ブログの更新は本日で最後になります。
instagramは明日も更新いたしますので是非ご覧ください。
ブログに載せていないものをいろいろご紹介しております。

お問い合わせがここ数日で急に増えました。
誠にありがとう御座います。
目に留まるものが御座いましたらお気軽にご連絡ください。

残りあと2日、ご来店もお問い合わせもお待ちしております。
どうぞよろしくお願いいたします。